見出し画像

MtG統率者デッキ「虚空喰らい、ズロドック」あると便利なカード編

「虚空喰らい、ズロドック」の統率者デッキに入れて強かった非クリーチャー系呪文を紹介していきます。毎度30枚40枚も紹介すると大変な上1枚1枚の内容も超絶薄くなります。今回は10枚だけピックアップして紹介します。

これまでの記事はこちらをどうぞ。


全体除去

無色のデッキって除去弱そうだなぁ…ネビニラルの円盤とか使うのかなぁ?と思ってましたが、令和のマジックは本当に強いです。今回は絶対入れた方が良いってカードを3枚ピックアップして紹介します。

全ては塵

異常に強い神の怒り

これを見ている方だったら「あぁ当然だよね」って感じかもしれませんが、何も知らん人からすると色々スゲーなって感じのカードです。赤単や黒単でもエンチャントを破壊できるというトンデモ性能。

そういえば、最近は黒でもエンチャント破壊できるらしい。例えばこれ。

黒ってこういうマナ・コスト好きだよね
ネクロポーテンスといい、悪疫といい…

話を戻しましょう。「全ては塵」のコストは7。一見重いですがスランの発電機などで順当にマナ加速すれば簡単に唱えられます。当然続唱も誘発。

しかもこれ破壊ではなく生贄なので、再生や破壊不能のカードも対応できてしまいます。おまけに背くものがいれば全部自分のコントロール下で戻ってきます。

テキスト間違えてないよね?この認識であってるよね?

なお「全ては塵」「背くもの」どちらも統率者マスターズの構築済みデッキ「エルドラージ解放」に入っています。流石にお買い得!

あとこのイラストカッコいい!

エヴァンゲリオンの使徒の攻撃みたいですねぇ

精霊龍、ウギン

これも頭がおかしいカード

背景ストーリーで活躍していた「プレインズウォーカー」が現代マジックではカード化されています。

この人物は有名な人物「ニコル・ボーラス」の兄にあたる人物です。そんなウギンですが、ある時、多元宇宙の隙間みたいなところにヤバい怪物がいることに気づきました。そこで彼はいつメンの二人と一緒にそれをある世界に封印したというストーリーがあります。

そんな感じでウギン関連のカードは割とエルドラージと相性の良いものが多いですが、本人も超強いです。感覚的には「全ては塵」が1マナ増えたら場に残って毎ターン追加の効果が得られるようになったという印象。破壊ではなく追放なのも良いですね。

ちなみに伝説のパーマネントなのでこれをタップして名誉に磨り減った笏をアンタップできる点も優良ポイント。

ファイレクシアへの門

ストーリーの重要シーン

9マナとコストは重いですが普通に出せます。全除去としてはかなり強い部類です。さらに無色のクリーチャーも除去することができます。一方で全てではなく3体なので、沢山トークンを出すような相手に対しては無力なところがあります。

なお脱線話になりますが、このカードはマジックの初期のセット「アンティキティー」そして「ウルザズ・サーガ」で描かれた「兄弟戦争」のストーリーのワンシーンを描いたもの。ファイレクシアかっこいいね!

自己防衛

除去されたくないんだったらさ、タフネスあてにしちゃだめじゃない?
破壊不能、被覆、あとプロテクション、カウンターだよね。
だからタフネスなんかあてにしちゃだめよ。
あてにするから文句が出るわけでしょ。

―自己防衛おじさん

統率者の板金鎧

無敵!

自身の固有色以外の色に対するプロテクションを与えます。ズロドックは無色のため、すべての色に対してプロテクションを持てます。

それに加えて+3/+3の修正も強力で、ズロドックが10/7にサイズアップするため、2回攻撃すれば統率者ダメージで相手を倒すことができます。1マナなのでウルザの物語でサーチできます。非常にオススメの1枚。

この世界にあらず

7マナの打ち消しカード

7マナと重めですが、自分がパワー7以上のクリーチャーをコントロールしていれば0マナで使えます。ズロドックのパワーは7なので0マナで使えます。

それに加えて、0マナで唱えた場合も7マナの呪文として扱われるため当然続唱が2回ついてきます。単体除去を1回かわしたら6マナ以下のカードが2枚おまけでついてくると考えると、相当なアドバンテージが得られる1枚です。

こんな感じで噛み合いが良すぎるこのカード、当然構築済みデッキにも入っています。

アクローマの記念碑

えー馬鹿です

熱情系のカード。自分のクリーチャーに飛行と、先制攻撃と、警戒と、トランプルと、速攻を与え、さらにプロテクション赤と黒が付くので除去耐性がつきます。

熱情が3マナで速攻を与え、空中浮遊が4マナで飛行を与え…と考えていくと実はこのカード1枚で10マナ以上の効果を自軍全体に与えているという超絶コスパの良いカードです。

これ単体は何もしないため他にクリーチャーを用意する必要がありますが、ズロドックがいるときに唱えると続唱で何かしら出てくるので、有効活用できる機会は多いです。逆に8マナ以上のエルドラージを唱えた際の続唱でこれがめくれた場合も面白いです。滅殺エルドラージが飛行速攻で駆け抜けていきます。相手は死ぬ。

便利カード

オルサンクのバランティール

ドローの質が良くなる(かもしれない)カード

デッキの一番上を操作した後にカードを引くか切削するかを相手に選ばせ、切削した場合は相手にマナ・コスト合計分のライフを失わせるカードです。カウンターが3つくらい乗ってくると普通に15点くらいのダメージを与えます。

実際に対戦した際、土地が3枚で止まってしまいこれしか展開できなかったゲームがありました。何ターンもこのカードの操作をしてターンを終える事が多かったのですが、めくれるカードが皆重かったのでこれだけで勝てそうな展開になったことがあります。伝説のパーマネントなので名誉に磨り減った笏がマナを出せるのも優良ポイント。

一つの指輪

このカード、馬鹿です

とりあえず入れておけば強いです。一見そんなに強くないんですけど、正直続唱でめくれて一番うれしいカードがこれでした。本当になんも考えなくても強いです。

ちなみにこの指輪ですが世界に1枚しかない特殊版があり、なんと3億円もするそうです。この指輪を巡って世界中の皆がパックを買い求めるリアル指輪物語が展開されたとか。カードゲームバブルもここまでくると(;´Д`)

見捨てられた碑

無色のクリーチャーに+2/+2修正を与え、さらに無色マナを生み出すためにパーマネントをタップすると追加で1マナ出るようになり、更に無色の呪文を唱えると2点ライフを得るようになります。

落し子や末裔が2/3、3/3になるだけでも戦闘が有利になりますが、一番強烈なのは中央の能力で、これが出たらもう好き放題できます。ライフを得る能力もとても優秀。

また、これと「玄武岩のモノリス」と2枚で無限マナができます。両方とも「月銀の鍵」でサーチできます。どのカードもズロドックなら無理なく採用できるので、無限コンボありなら合わせての採用をオススメします。ちなみにこのカードも構築済みに入っています。

エデンの剣、エクスカリバー

クソデカソード

12マナの装備品。除去耐性はつきませんがパワーが10上がります。ズロドックに装備させるとパワーは17となりますが、タフネスは変わりないので過信は禁物。どちらかというとウラモグやコジレックに握らせた方が強いです。

さて、このカードの強みはなんといってもマナコストの重さ。12マナという重厚なコストのおかげで、ウラモグやコジレックが普通に続唱で飛び出してきます。また、一見唱えづらそうなコストも歴史的なパーマネントのマナ総量の合計分だけ軽減されます。

「歴史的」とは、以下のようなカードを指します。

  • アーティファクト

  • 伝説のパーマネント

  • 英雄譚

英雄譚はズロドックではあまり関係ありませんが、アーティファクトと伝説は関係大アリです。例えば、以下のような形で展開したとします。

2ターン目…「稲妻のすね当て」
3ターン目…「オルサンクのバランティール」
4ターン目…「形状の管理人」
5ターン目…「虚空喰らい、ズロドック」

この場合、形状の管理人はカウント対象となりませんが、その他の3枚のカードは全て歴史的なカードなので、エクスカリバーは0マナで唱えられるといった感じです。だいぶ強い。

統率者レベルについて

ズロドックの構築について語ってきました。無色マナは加速しやすい分、それでここにあげたカードを高速で展開していくとかなり強すぎるような気がしました。統率者レベル5~6くらいの構築だとマナ加速をひかえめにするか、展開する呪文をひかえめにするか、考えた方が良さそう。

カジュアルなレベル帯で遊びたいので、コンセプトはそのまま、デッキパワーを少し落としていこうと思います。次回は調整後のデッキについて語っていきたいと思います~!

追記

肝心なカードを忘れてました。これ絶対入れたほうがいいってカードを何枚か紹介します。

ダークスティールのモノリス

イラスト、フレーバーテキスト共に趣深いですね

各ターンに0マナで無色の呪文を唱えられるようになります。これの強さは3点あり、まず1点目としてコストを無視するのでズロドックとのシナジーが抜群に良い点、2点目に破壊不能を持っているので全体破壊にとっても強い点。最後に瞬速を与えるカードと組み合わせる事で相手のターンにも呪文を唱えられる点があります。

無色で瞬速を与えるカードは4種類あり、いずれも汎用性が高いです。

オススメは自身が瞬速持ちで無色の呪文に瞬速を与える
跳ね回るシケイダウルザの空戦挺、リベレーター号

ネックは8マナという重さですが、スランの発電機などのマナアーティファクトを採用しておけば無理なく出せます。

やろうと思えばこんな動きもできます。

マナアーティファクトの質と量を揃えれば3~4ターン目にダークスティールのモノリスとリベレーター号の両方を出して相手ターン中にコジレック、ウラモグと連打できてしまうのでもうわけがわからない。

昨今のマジック・ザ・ギャザリングはカードの種類も多いですし、カードの性能も以前とは比較にならない位パワーアップしています。

令和のマスティコア
明らかにオーバースペックなんだけどスタンダードですら活躍していないらしい。

一方、スランの発電機のようなマナ加速カードは昔の方が優れている印象。それらをうまく合わせてしまうと、レベル帯によっては強すぎるってことになるので、その辺ちょっと加減したほうがいいかなって思いました。

巻き戻しの時計

各プレイヤーのアンタップステップに、自身のコントロールするアーティファクトを全てアンタップできるカード。主な使い方としてはマナ・アーティファクトの再利用にあります。

魔力の櫃、厳かなモノリス、玄武岩のモノリス、スランの発電機などの強力なアーティファクトをアンタップし、対戦相手のターン中もアクションが取れるようになります。更にダークスティールの城塞宝物庫といったアーティファクト土地を起こし、

そこで生まれた膨大なマナは、主に作戦室などのドロー付きの土地の起動能力に当てることになりますが、先述の瞬速を与えるカードと組み合わせると体感的には自分だけ行動回数が4倍になります。神秘の炉一つの指輪といったカードも起こすので、カード面も問題なし。

ネックはアーティファクト中心の構築になってしまうことで、対策カード1枚で沈黙してしまうこと。統率者レベル高めのルールで遊ぶ際はそこへの警戒も怠ってはいけないですね。

神秘の炉

とんでもないパワー!

手札が実質1~2枚増えるカードです。毎ターン1回だけチェンジできます。ネックとしては手札から唱えていないのでズロドックが誘発しないことですが、充分なマナがあれば繰り返し唱えることができるので、中盤以降これ1枚で相当展開できたりします。

もちろん巻き戻しの時計で相手ターン中にチェンジしても良いですし、瞬速を与えて相手ターン中に展開していくのも可能。見た目以上にアドバンテージを得られるカードになってます。

永遠のこだま

お値段たったの50円!

エルドラージの唱えた時の誘発が2回、滅殺が2回誘発したりします。マナアーティファクトもコピーされるのでマナ加速も楽ちんになります。そして何よりズロドックとこれがいる時に7マナ以上の呪文を唱えると続唱、続唱がそれぞれコピーされるため続唱が4回になります。もうめちゃくちゃ。

更に呪文そのものもコピーされるので、例えばこれとズロドックがいる時にエルドラージ覚醒を撃つと、続唱、続唱がそれぞれ2回ずつ(計4回)誘発し、そこで唱えられた無色の呪文もすべてコピーされ、更にエルドラージ覚醒もコピーされるため、2ターン追加、パーマネント2つ破壊に8枚ドローというとんでもないアドバンテージを獲得します。

ズロドック自身や一つの指輪やコジレックなどの伝説のパーマネント呪文もコピーされますが、通常はレジェンド・ルールで1体しか置けません。そこで更にこのカードと組み合わせましょう。

「レジェンド・ルール」は適用されない

永遠のこだまがある時にズロドックを唱えると、ズロドックのコピーが生成されます。通常は片方を残して墓地に置かねばならないはずですが、鏡の箱があればズロドックのコピーを残すことができます。

そこで改めてエルドラージ覚醒を唱えてみますと、こうなります。

ズロドックAの効果:続唱、続唱を持つ
ズロドックBの効果:続唱、続唱を持つ
→永遠のこだまでそれぞれの続唱がコピー!

結果、続唱、続唱、続唱、続唱、続唱、続唱、続唱、続唱の8連打!そしてそこでめくれた呪文も当然コピー!一つの指輪も二つの指輪となります!

本当に面倒くさいので入れないほうがいいです!!

ミスリルの胴着

地味に強い

相手の除去をかわせるので優秀ですし、続唱でめくれてもズロドックやコジレックに付けるという無駄のない動きができます。

ところで「ミスリル」ってFF等でも使われる一般名詞だと思っていましたが実は指輪物語に登場する固有名詞だと最近知りました。意外!

いいなと思ったら応援しよう!