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MtGの統率者戦で「虚空喰らい、ズロドック」を持ち込んでみた感想

お久しぶりです今日はカードゲーム「マジック・ザ・ギャザリング(MtG)」「統率者戦」というルールで遊んできた話です。

マジック・ザ・ギャザリングって何?

1993年にサービス開始した米国産トレーディングカードゲーム(所謂トレカ)です。トレカといえばポケモンや遊戯王が有名ですが、日本でも90年~00年代にヒットしていました。

このゲームの有名なデザイナーとしてマーク・ローズウォーターという方がいます。スプラで言うとイカかタコかでいえばイカ寄りなお方。

イカ研も似合いそうだ

統率者戦が流行中

聞くところによると、最近のMtG界で流行っているのが「統率者戦」というルール。どっちかって言うとボードゲームに近い雰囲気らしい。

  • 山札は100枚

  • 同じカードは1枚しか入れられない

  • 「統率者」の色のカードしか入れてはいけない

  • 絶版カード全部使える

  • 4人対戦

一部の禁止カードを除いて絶版カードも全部使えるのはかなり強烈な仕様。「アラサーの実家にはMtGの絶版カードが転がってる」という事は古事記にも書かれている事実!ちなみに何故転がってるか解説しよう!

昔子どもたちの間で流行っていたルールは「スタンダード」というもので、これは真面目な対戦ルールでしたが、新しいカードしか使えなかったので、毎年引退者が続出する刹那的なゲームでした。

そして子どもたちは通販などでカードを金に変えるといった知識がなかったこともあってか、価値のなくなった古いカードや禁止カードを仲の良い友達や後輩にあげていました。そういうわけで、家にカードがあるのだ。

このルールだったら往時の禁止カードも使えるというわけだぁ!

また最近のMtGには「エルドラージ」という無色の大型クリーチャーが沢山います。昔の無色クリーチャーはどんな色でも採用できるかわりに戦闘力が低いという仕様でしたが、現代はどんな色でも採用できるかわりに戦闘力が高いという仕様。環境入り間違いなし。

左だって、当時はとっても強かったです

そこで、古えのマナアーティファクトと最新のエルドラージを組み合わせた最強の作戦を実践していきたい。

①マナアーティファクトを沢山出す
②エルドラージ覚醒
③かち(こなみかん)

こういう構築を昔は「茶単」といいました。無色の茶単だから「無茶単」でしょうか?というわけでデッキ購入の準備だぁ!

テーマデッキを買う

早速テーマデッキを買いました。「エルドラージ解放」。近所のお店になかったので、知人にお願いして海外サイトでポチって貰いました(マジ感…!!)おかげで届いたのは英語版でした。

こんな感じのやつ

ところでテーマデッキって今凄い高額ですね。昔は1000円とかだったような気がしますが、これは1万円以上します。その分レアも多数入っていてトータルではオトクかも。

虚空喰らい、ズロドック

MtGの魅力の一つは豊富なストーリーだと思いますが、実はこのズロドックにも背景ストーリーがちょっと用意されています。英語の解説サイトを読んだところ、ざっくりこんな感じだと思います。

大昔、ゼンディカーという次元に3体の強大なエルドラージ・タイタンが封印されていました。封印から脱出できないタイタンは、ドローンを飛ばして封印をなんとか解こうとしました。

タイタンの1人、ウラモグが飛ばしたドローンが「ズロドック」です。
ウラモグは出された料理を店ごと食べるレベルの食べ尽くし系ガチ勢で、ズロドックも早速山や谷を食べてウラモググループの実力を見せつけました。

元祖食べ尽くし系男子ウラモグ

周辺住民もズロドックたちウラモググループの影響で食らいつくし系住民にパワーアップしました。ズロドックは食らいつくし系住民が他の住民を食べて集めたパワーを使って封印を弱めるという独自スキームを構築し、封印を効率的に弱めました。

そしてついに間もなく封印が解かれるというところで、残念なことに会社に寝泊まりしてるレベルで長期間常駐してるプロジェクトメンバー「ナヒリ」に悪事がバレてズロドックは倒され、エルドラージも再び封印されてしまいました。

ですが食らいつくし系住民だけは当時のテンションが忘れられず、そのまま吸血鬼になりました。

さて、そんなズロドックの効果を見ていきましょう。

効果:手札から唱えた7マナ以上の呪文は「続唱、続唱」を持つ。

7マナ以上の呪文をプレイすると、山札からコストがそれ以下のカードが出るまでめくり、それをただでプレイできるというもの。しかも2回繰り返すのでガチでお得です。

多分2回続唱をやるイメージはこんな感じ
(違ってたらすみません…)

この例で言うと11マナのカードを唱えたら4マナと5マナのカードが出たので実質20マナのパワーってこと。こんなん無限に気持ちよくなれてしまう。

しかし弱点もあります。それは無色のカードしか使えないという事です。

これも違ったら略

なので燎原の火だとかガイアの揺籃の地といったカードは採用できません。まぁ続唱のオトクさを考えれば充分お釣りが返ってくるはずです。

デッキがデカすぎる

さてさて箱を開けてデッキリスト書いてたんですが…正直デッキリスト長すぎて見づらい。あと物理的にもデカすぎますね。カードを保護するケース(スリーブ)を2重に被せたらデッキがスァァァァ…って崩れる…マジックって器用さを競うゲームだったっけ?

子供の頃クラスメイトが組んでたバカデッキそっくりだよ!

デッキ内容

中身を見た感じ、クリーチャーはやはり戦闘力が高いです。「大いなる歪み、コジレック」「忠誠を剥ぎ取るもの」「終末を招くもの」などの強力なエルドラージが沢山います。

「太陽の指輪」「スランの発電機」「摩滅したパワーストーン」という強力なマナアーティファクトが入っているのも嬉しい。「夢石の面晶体」「面晶体の記録庫」「精神石」も使い勝手が良いですね。

ちょっとした打ち消しや全体除去カードもあるし、無色だけでも思ったより構築のハードルは低そう。全ては塵って強すぎない?

デッキに4枚入れたい

イベントに参加してみた

現代令和のマジックは「晴れる屋」という割と全国規模のショップが各地に展開していて、そこで大会やイベントも開いています。

こういうロゴのお店です
カードゲーマーにとって近所の店舗はインフラみたいなものなので
マジ感…!(マジックできて感謝の略)

今回は昔持っていたカードやオススメされたカードを何枚か入れ替え「統率者レベル」4~6の卓(ライト層が好き勝手遊ぶレベル帯……よりちょっと高いくらいの層)に参加しました。スプラで言うとA帯くらい?

遊んでみた感想

かれこれ半年くらい時々ショップに持ち込んで遊んできましたが、今どきのショップは整理整頓が行き届いてるなぁと思いました。昔はもっとこう‥‥遊んでくれた方も初対面ながら気さくかつ親切に対応してくれました。

ル ー ル 多 す ぎ
勉 強 不 足 で す

カジュアルな対戦なのでゲームスピードは結構ゆっくりだったのがよかったですね。ただ4人対戦なのもあってか、序盤から色々動くと袋叩きにされやすいと思いました。

1ターン目にこういう事すると大体負ける


あと、最後に食らった謎ムーブを紹介しておきますね。

謎ムーブ

こういうの世界史の教科書でみたことある
壁に圧殺される実質FFのデモンズウォール

その他…

「それじゃあトークンを1億体出しますかね」

「これが出ると全員+15/+15と速攻が付きます、それじゃあ15体で攻撃」

「150点払って皆さんに50点ずつダメージ与えます

ワァ…アッ…

モダンホライゾン3

コツコツ記事を書いていたら、投稿よりも前に新セット「モダンホライゾン3」が発売されました!スプラトゥーンより更新頻度速くないかこのゲーム

エルドラージの記念撮影かな

噂のエルドラージもたくさん入った期待のセットで伝説のタイタンも新カードとして収録されています。

個人的に気になるのは「ウギンの迷宮」
無色2マナ出る土地はだいたい強力ですし、コスト7以上のカードもズロドックのコンセプトと噛み合います。



そんな迷宮のお値段ですが……

うわこの土地高い!
構築済みデッキくらいするじゃん!

というわけで、ちょっと金銭的に高額になりそうなのもあってこの手の記事は更新頻度低めになりそう。

最後は雑コラで締めたいと思います。

…オカシラエルドラージの集合写真かな?

なかなか よい笑顔じゃの

25/01/10 追記

改めて読み返して全体の文章を手直ししました。また土地・クリーチャー・その他の呪文ごとにズロドックに良いカードをまとめています。

ちなみに買った高額レアカードが後に禁止された時の話はこっち。

構築していてもうちょっとカジュアルに寄せたいと思ったので、今はまた別な形で構築を模索中です。まとまったらまた記事に上げようと思います。




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