ネパールで日の出を見て泣きそうになった話
ネパールのリゾート、ポカラから行けるサランコットの丘は日の出で有名な場所です。
ヒマラヤ山脈が一望できる丘の上から見える日の出は、確かに絶景でした。
早朝にも関わらず、多くの観光客が丘の上に集まります。
人種もさまざまで、韓国人や中国人も多くいました。
丘の上で待つこと何十分か、ついに日の出の瞬間です!
とは言うものの、旅行先で日の出を見ること自体はよくあるイベントです。
言うなればその前々日にもガーレ村からヒマラヤ山脈を横にしながらの日の出を見たばかりでした。
雲海の中の日の出、富士山からの日の出、散々素晴らしい日の出を見てきたのに、今更朝っぱらから見る価値あるのかなぁ…
と思いきや、なぜかこのときは感情的になってちょっと涙が出てしまいました!
日本人としての自覚
日本にいて「日本サイコー!!」とか「俺は日本人だぜ!!」と思うことはなかなかありませんが、やっぱり海外に行くと日本人としての自覚が芽生えます。
やっぱり周りからも一個人としてではなく日本人として見られ、日本人として声をかけられるわけなので。
その中で同行者と別行動となり、日本人としては一人でその場に立っていたってのがありました。
そんな状況で「まんまるな太陽見ると日本国旗思い出すなぁ」と思った瞬間色々な感情が込み上げてきました。
太陽の元に日本があるのかなぁ
日本といえば『日出る国』。
「先祖たちはこうして見えた太陽を目指して歩いていったのかなぁ」とか「あの太陽の元に日本があるのかなぁ」とか色々考えてしまいました。
日本の没落
そんな状況下で、周りのアジア人は中国人と韓国人ばかりで、日本人は誰一人いません。
ネパール人に会っても、「日本は昔はすごかった」とか「昔は日本語喋れたけど今は全然来ないから忘れた」とか「最近は中国人と韓国人ばかり」と何度も聞かされました。
この日本国旗みたいな景色の中で、これだけ世界中の観光客に溢れてるのに、日本人が全くいないってどうなの?という感情に溢れてしまいました。
なんか文章で書くとまとまりない感じになってしまいますが、そんなことを思いながら頑張らないといけないなぁとか、積極的に海外に出ていくことは大事だなぁとか思わされた瞬間でした。