ワーケーションを夫婦でするということ
私たち夫婦は、2020年からワーケーションという名の多拠点生活を始めました。
結婚して9年目、それまで二人で旅行に行ったことは10回に満たない程度の、決して旅行に興味があるわけではない(いや私は好きだけど)生活を送ってきました。
なぜ旅行が少なかったと言えば、夫の仕事がまとめて休むことができなかったから。土日を挟んでも出勤したりする必要があったためまとまった休日は取れなかったことがほぼほぼの原因でした。
それがこの度のコロナ禍で、夫が務める会社のオフィスがなくなることになり、社員はほぼ全員リモートワークになりました。
郊外に工場だけは移転し、工場で働いている社員のみが通勤をすることになり、夫は社内SEのため、出勤しなくてもよくなりました。
リモートワークをするために夫が社内のシステムを構築するのに数か月。
どこでも仕事ができるようになりました。
そうだ、旅行を生活にして、仕事をしながら合間に観光すればいいんじゃん!!
私は渋る夫を説得し、そのころSNSの広告に表示されまくっていたADDressというサービスをお試しでやってみることにしました。
契約者プラスワンまでは料金範囲内なのがADDressのメリット
「ワーケーション」「アドレスホッパー」というキーワードで検索すると、ADDress以外にもいくつか多拠点生活ができるサービスがありますよね。HafH(ハフ)とかホステルライフとかXROSS HOUSEとか。
宿泊施設のクオリティ的にはHafH(ハフ)にきれいなところが多そうだなーと思ったのですが、最終的にADDressにしたのは、単に私の契約費だけで夫も泊まれるから。
毎日どっかしらに泊まれて、二人で水道代や光熱費もなくたったの4万円。すごくないですか?
移動する飛行機はマイレージで賄えるし、新幹線で移動するような場所でも、ほかの部分が安いから全然いいと思えてしまう。
難点は特になし。協力し合って生活する雰囲気で旅行している感じ?
私たちは家にいても家事は完全分担制なので、アドレスホッパー中の生活も同じようにしています。たとえばゴミ出しとか台所をキレイにするのは夫で、洗濯周りは私で料理は二人で、とか。
古民家の滞在の時は家の家事のようにしますし、ゲストハウスの時は少しお客様感。
場所によってほかのアドレスホッパーの人と一緒にご飯を食べたり、飲んだりして結構楽しく過ごします。
たまに人数が多い拠点のときには、トイレやお風呂は気を使いますが、気遣いに疲れたら近くの温泉に泊まったりしてゆったり旅行気分を楽しめるのも、ADDressが割安だから余裕ができるからかなーと思います。
私は月の半分をADDress生活にしているのですが、観光気分で毎晩外食だったりするので、お酒が大好きな私たちのエンゲル係数はいつも高めなのに更に高くなります。
でもまあ、旅行兼暮らしっていう生き方、今ならできると思ったからやったこと。
思い立ったら吉日、がモットーな生き方の夫婦にはピッタリなのでした。