多拠点生活をする前に移住を考えた
現在は全国をウロウロしながら仕事をするスタンスで日々過ごしていますが、この生活をする前に、地方に移住をするということも検討していました。
偶然時期の重なった、雑誌「Turns」の企画で新潟県の糸魚川への移住誘致イベントに参加し、その前の下調べから行くと計6日間糸魚川に滞在して、自分が糸魚川と合うかどうか、試してみました。
結果合わなかった、その理由は。
・日照時間問題
これは本当に事前に調べて知っていたことではあるんですが、新潟県は47都道府県中45位(2020年気象庁調べ)。対して私の住む埼玉県は5位(例年ベスト5にランクイン)。
滞在して感じたことは、街並みの「色素の黒さ」。
建物の色とテトラポットの色、そして空の色。圧倒的に深い色なんですよね。
私が住む埼玉県は、本当に晴れの日が多い土地なんだな、と初めて実感しました。別に私はアウトドア派じゃなくてインドア派だし、なんなら日焼けもあまりしたくないですけれども、やはり街並みは明るい色であってほしいと思っているのだと知りました。
別に糸魚川が嫌だったというわけではないのです、決して。
日本海の重厚さというか湿り気は結構好きだし、カニも食べれるし日本酒もおいしいし。
でも気候があわなかった、ただそれだけ。
・水がきれいだからこそいる「カメムシ」問題
糸魚川には冬伺ったのですが、私の中の常識で冬っていうのはどこでも虫なんていない季節だと思っていたんですよね。
なのに、初回泊ったお宿、とても古かったというのもあるのかもしれないですが、とんでもなくカメムシが部屋にいるし入ってくるんです!!!
地元の人にとっては、カメムシというのは水がきれいなところにしかいないし、いて当たり前みたいな感じでガムテープでペロッと取ればいい、みたいな生活に溶け込んだ存在みたいなんですが、初めてその部屋に入った時のその衝撃たるや。。。「マジで?」。オーイエス。
まず、みなさんは「カメムシ ペットボトルキャッチャー」なるものをご存じだろうか。
これです(ページを見るのが怖い!!)
カメムシは刺激すると臭いにおいを発生させるので、ゴキブリのように叩いて殺す、なんてことはしないほうがいいのはまあ知っていますよね。
なので生まれたこの名作品。。
カメムシを見つけたらこの仕掛けにどんどん入れていけば、カメムシはペットボトルを上がってこれずただひたすらペットボトル内にたまっていくわけなんです。
これがね。
これがもう一晩でね。
300mlのペットボトルの8割までカメムシ君たちが貯蔵されると想像してみてください!!
生きているからもぞもぞするし。
本当に怖くってですね。。。
結構これが決め手となり、糸魚川は無理だなと思いました。
虫が嫌いなら地方移住は無理だなと夫にも言われる始末(否定できない)。
もしくは築浅の物件に住むとか、も考慮に入れ始めました。
これが、多拠点生活を考え始める前の私の状態です。
正直に書くことにずっと抵抗を感じていましたが、やはりここが原点だったので、書くことにしました。
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