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ただ守りたい… 151話
生徒会選挙が始まって、およそ1時間半。
美月からバトンタッチした久保の演説も、序盤の立候補をした理由や、中盤の公約の部分が終わり、残るは終盤の自分の思いを伝える部分だけとなっていた。
あっという間に過ぎていった演説の序盤も中盤も、美月のような明るさはないものの、落ち着いた雰囲気で、でも強く固く前向きな意志を感じられる久保の演説と、遊び心をふんだんに取り入れた資料が、作戦通りにことを進めた。
演説を聞く生徒達は、美月の演説により上げさせられたテンションをそのままに、久保の話に耳を傾け集中する。
体育館全体の雰囲気も、途中で冷めることなく、興味と関心が行き渡る熱い状態のままであった。
久保: 先程も述べたように、私が生徒会長に立候補した一番の理由は、この乃木坂高校という場所が大好きだからです。それは、生徒の意志を尊重した校風や、それに適した設備、制度など、学校自体が有しているものも、もちろんですが…
ステージ下の生徒達の反応を見ながら、久保は言葉を続ける。
久保: 乃木高の生徒達が持つ、団結力と暖かさが好きなんです。体育祭や文化祭などの行事では、仲間のことを信頼し共に進み、感動や熱さを共有できる。普段の学校生活では、お互いがお互いのことを気に留め、必要な時には助け合い、目標に向かって進むことができる。これが、乃木坂高校が誇る乃木高生徒達…皆さんの力だと思うんです!
体育館内にいる全ての人の心を揺さぶるように、強く訴えかける。
久保: そんな皆さんが、十分に力を発揮し、この乃木坂高校での生活を最高に楽しめるように、私は最強の生徒会を作り上げます。今の生徒会をも越す、歴代最強の生徒会を作り、皆さんと、未来に入ってくる新入生も合わせて、全員で!歴代最高の乃木坂高校を……
段々と声を大きくし、生徒達の心を掴んだ上で、一瞬の沈黙を作る。
そして…
久保: みんなが心の底から大好きだと言える乃木坂高校を作り上げましょう!!!
決意の眼差しと、明るい笑顔で久保がそう言い切る。
すると…
パチパチパチ
生徒達の中から、拍手の音が聞こえ始める。
まだ、久保の演説が終わったと確定していない段階で。
パチパチパチパチパチパチ
初めは数人の拍手だったが、それにつられたように、一気に拍手の輪が広がり…
パチパチパチパチパチパチパチパチパチ!!!
体育館全体が拍手を鳴らし、熱気が舞い上がった。
久保: 笑…
その様子を見た久保は、微笑みながら一礼し、美月と視線を合わせた後、ステージを下りた。
○○: 笑
中田: 久保ちゃん陣営の作戦通りかな笑
○○: みたいですね。
中田: 公約の部分は仕方がないとしても、全体を通して、あまり堅苦しい雰囲気を出さないようにした上で、美月ちゃんの演説で生徒の心に余裕と熱を与え、久保ちゃんの演説でその熱をぶち上げさせる。
○○: まるで、体育祭や文化祭の時の桜井さんみたいです。
中田: うん。玲香がよく使う手法だよ。ま、手法と言っても、玲香は自然とやっちゃってるんだけど笑
○○: あの人はいわゆる天才ですから。でも、その天才と同じようなことを、史緒里は美月と2人でではあるけど、成功させることができた。言い方が上からになりますが、たとえ会長になれなくても、かなりの進歩です。
中田: 友達の成長が嬉しい?笑
○○: そりゃ嬉しいですよ笑
中田: だよね〜笑、そんな顔してるもん。
○○: そうですか?
中田: うん。ね?まゆちゃん。○○君、嬉しそうな顔してるよね?
嬉しそうな顔をしているらしい○○を挟んで、横に並ぶ田村にそう尋ねる。
田村: ?はい!してます!
○○: 今、まゆたん。わけも分からず、とりあえず肯定したでしょ。
田村: べ、別に〜
中田: 分かりやす笑
○○: おとぼけフェイスにも程があるよ笑
田村: む、む〜バカにしないで!!
大園: ちょっと、まゆちゃん。声が大きい。
田村: 大丈夫だって!こんなに拍手が響いてるんだから!
大園: 大丈夫じゃない。それと、2人もまゆちゃんを煽らないでください。
○○: ごめん笑、大園さん。
中田: ごめんね〜笑
大園: ふぅ……さ、そろそろ配置につきましょう。副会長も動き出しましたし。
中田: あ、ほんとだ。
田村: お仕事、お仕事〜!
中田: みんな、気合い入れて行くよ。
田村: いぇっさー!!
大園: はい。
○○: 了解です。
壁際に立っていた生徒会役員と○○、そして灰崎と桜井の近くに待機していた七瀬が、体育館の後方に移動し始める。
それと同時に、灰崎がマイクに向かって、口を開いた。
灰崎: 立候補者と代表推薦者の演説が、全て終了しましたので、2分後に投票を始めます。生徒の皆さんは、投票までの2分間の間に、監査と生徒会長それぞれで、誰に投票するのかを決定してください。また、周りの人と相談することなく、1人で決めるようにお願いします。では、どうぞ。
生徒達が誰に投票するのかの最終決定を行うこの2分間。
その裏で、○○達は投票箱や投票記載台の準備を行い、それぞれが配置に着く。
体育館の後方入口前に置かれた4つの投票箱の間に、○○と七瀬と中田が座り、大園と田村がその手前(生徒側)にある記載台付近に立つ。
2分後
灰崎: 2分経過しましたので、投票に移ります。投票の手順としては、まず、後方にある4つの投票箱とその手前の投票記載台、そのさらに手前にある机に、投票用紙を置いていますので、それを1枚とって、生徒会役員の指示に従い、投票記載台で投票用紙を記入。その後、投票用紙を投票箱に入れてください。早速、3年1組の生徒から投票を開始します。3年1組の生徒は、今、手を挙げている生徒会役員の前に1列に並んでください。
田村: こちらに並んでくださ〜い!
元気な田村の声で、3年1組の生徒達が立ち上がり、1列に並ぶ。
田村: はい、ここにある投票用紙を1枚取って、記載台の方に…えっと4×4だから……あ、16!一気に16人は入れますから、用紙を記入し終わった人は、どんどん抜けてあそこの投票箱に投票して、体育館を出て行ってください!記載台に空きが出たら、私達が案内しますので、待ってる人は、静かに1列に並んでてくださいね!
そうして、生徒達は、投票用紙が置かれた机の前にいる田村と、記載台近くの大園、投票箱の隣に座る○○、七瀬、中田の監視の中で、投票をして体育館から出て行く。
灰崎: 2年1組、列に並んでください。
田村からの合図を受けて、次の組を列の後ろに並ぶように指示する灰崎。
春時: 後ろの方から……って、分かってるか笑
璃勇: 3年生がやるのを見てたからね。
杉浦: 久保さんがいないからって、そんなに学級委員ぶらなくて良いぞ笑
春時: 別にそんなんじゃないって。
杉浦: 笑、にしては準備してたように見えたが?
春時: …
璃勇: いや、学級委員ぶってるってわけじゃないでしょ、実際に学級委員なんだから。単純に、久保さんがいなくて、より気合が入ってるだけだよ笑
杉浦: 確かに笑、見せ場だもんな。
春時: うるさい!さっさと行くぞ。
杉浦: はーい笑
璃勇: うん笑
祐希: zzz
理々杏: 祐希、行くよ〜…って、いつの間にか寝てる……さっきまで起きてたのに…
堀: 笑、祐希、起きて。
星野: 早く動かないと、先生に怒られるよ笑
祐希: う、う〜ん……
理々杏: はい、さっさと立つ。
祐希: はぁ〜い……
日奈子: あ、まゆちゃん、やっほ〜
田村: 日奈子ちゃんだ!やっほー!!
大園: …ギロッ
田村: っ!おぉう……シーー静かにね。
日奈子: あ、はーい笑…
飛鳥: …(この子は……書記の田村真佑……○○がまゆたんって呼んでた。)
田村: そこの、投票用紙を1枚取って。
日奈子: うん。
飛鳥: ジー
田村: ん?……ジー
飛鳥: ジー
田村: ジー
日奈子: え?……ジー
飛鳥: ジー
堀: いや、何を3人で見つめ合ってるの笑
飛鳥: …別になんでもない。
田村: 飛鳥ちゃんが見つめてきたから!
日奈子: なんか楽しそうだったから!
堀: そう笑
大園: ちょっと、まゆちゃん。
田村: あ!3人どうぞ〜
飛鳥: 日奈子、進んで。
日奈子: はーい!
大園: 右端に2人と、その隣に1人、入ってください。
日奈子: 了解です!
飛鳥: ……チラッ
○○: …
投票箱の隣に座る○○を横目で見つつ、その正面にある記載台に飛鳥と日奈子が入る。
そして、投票用紙に色々と記入した後、投票箱の方に向かう。
日奈子: はい!どうぞ、○○!
○○: うん。そのまま入れてね。
日奈子: 分かってるって〜
飛鳥: おつかれ。
○○: 笑、ありがと。
2人は、投票箱に投票用紙を入れて、そのまま体育館を出て行った。
その後も、生徒達は投票箱に投票用紙を入れていき…
祐希: …あ、○○だ〜……ウトウト
○○: ほら、あとちょっとだから、起きて。
祐希: うん……zzz
○○: マジか……
理々杏: 大丈夫。私が連れてくから。
○○: 笑、よろしく、理々杏。
理々杏: うん笑
梅澤: うっす。
○○: あ、美波。ちゃんと来てたんだね笑
梅澤: たりめぇだろ。
○○: 大好きな親友の頑張りを見るために?笑
梅澤: //うるせぇ。そんなんじゃねぇよ。
○○: 素直じゃないな〜
掛橋: あの、○○先輩。
○○: ん?
掛橋: やんちゃんの家に頻繁に行ってるって、本当なん…
紗耶: ちょっ///す、すみません、なんでもないです〜
掛橋: もう、押さないでよ笑
○○: 笑
相変わらず仲良いな。
でも、さぁちゃんは何を言いかけてたんだろう。
ま、良いか。
珠美: そのままで良いんですよね?
○○: うん。折らずに入れて。
珠美: 了解です!頑張ってください、○○先輩!
○○: 笑、頑張るよ。
キンコンカンコーン
灰崎: これで、第45回乃木坂高校生徒会選挙を終わります。
6限目終了を知らせるチャイムが鳴ると同時に、灰崎がマイクを通して、役員と○○、一部の先生、立候補者、代表推薦者だけがいる体育館内に、生徒会選挙の終わりを告げた。
灰崎: 立候補者と代表推薦者の皆さんも、各自教室に戻ってください。
と、言い終わったところでマイクのスイッチを切る。
桜井: …ふぅ〜おつかれ、謙心。
灰崎: 会長もお疲れ様です。
桜井: 良い司会進行だったよ。さすが議長。
灰崎: 笑、ありがとうございます。
桜井: さ、みんなのとこに行こう。
灰崎: はい。
仕事を終えた2人が向かう、その先では…
中田: みんな、おつかれ〜
七瀬: おつかれ。
田村: お疲れ様です!!
大園: お疲れ様です。
中田: いや〜長かったね。まゆちゃんとか、喉大丈夫?
田村: 問題なしです!
中田: 笑、さっすが〜
○○: 特にトラブルもなく終われましたね。
中田: だね。スムーズに投票も進んだし、不正もなかったし、ほんと良かった。
田村: うんうん!
桜井: お疲れ様、みんな。
田村: あ、会長!お疲れ様です!灰崎君も!
灰崎: 笑、お疲れ様。
桜井: さ、お疲れ様合戦と褒め合いは明日の打ち上げに取っておいて、会場撤去は、美化委員に任せてるから、私達は投票箱を会議室に運んで、開票作業をするよ。
田村: 了解です!
灰崎: えっと深川君は…
○○: 投票箱を運ぶまではするよ。
灰崎: 良いの?
○○: もちろん笑
灰崎: 笑、ありがとう。
田村: ありがと!
○○: いえいえ笑
桜井: ってことは、その投票箱の運搬が、○○の最後の仕事になるのか。なんか感動だなぁ笑
中田: 感慨深いね笑
○○: そうですか?笑
田村: そうだよ!もうこれで、○○君との関係が終わりだなんて、私、寂しい!
○○: 笑、どういうこと?
大園: 語弊を招く表現を使わないでください。
中田: うん。桃ちゃんの言う通り、その言い方はマズいのでは……ほら、もしあの子達に聞かれたら…
灰崎: …いえ、既に手遅れかと…笑
そう言いながら、灰崎は立候補者達が座っていた方向を見る。
美月: ジーーー
桜井: 笑、ほんとだ。めっちゃこっち見てる。
中田: 既視感が過ぎるんだけど笑。なに?あの子は地獄耳なの?
桜井: それこそ、愛の為せる技なんじゃない?笑
中田: なるほど笑
大園: …まゆちゃん、早めに深川君から離れることをおすすめします。
田村: え〜なんで?こんなに仲良いのに。ねぇ?
突き刺すような視線を感じ取れていないのか、田村はさらに○○との距離を詰める。
○○: まぁ、仲は良いとは思うけど。
田村: やった!!
さらに悪いことに、○○もその視線に気づいていないため、どんどん視線は鋭利なものになっていく。
灰崎: これはマズいな笑
中田: 隣にいる久保ちゃんも止めてるみたいだけど、美月ちゃんは聞く気がないみたいだし。
灰崎: どうします?
桜井: 笑、どうしますって言われても、当の本人達の問題だからな〜
灰崎: 会長は、随分と楽しんでいるようで笑
桜井: それはお互い様じゃん笑
大園: 全く…会長も灰崎君も、困ったものです。
中田: 2人とも、楽しいことが好きだからね笑
大園: 副会長、どうにかしてください。
七瀬: はぁ……まゆちゃんは余った投票用紙を回収。○○は美月に一声かけてから、投票箱を運ぶのを手伝って。
田村: わっかりました!!
○○: うん。
七瀬: で、みんなもさっさと生徒会室に戻って、作業始めんで。
桜井: はーい笑
灰崎: 了解です。
こうして、七瀬の言葉で、田村と○○は知らずのうちに危機を脱し、他の役員達も休憩を終え、次の仕事へと動き始めた。
そして、○○は生徒会の助っ人としての、最後の仕事を完了させ、達成感と少しの後悔を抱きながら、教室へと帰ったのであった。
翌日
第3体育館
灰崎: それでは、生徒会選挙の結果を発表します!
再び、全校生徒が集まった体育館に灰崎の声が響く。
生徒達の注目は、誰もいないステージの上に向けられ、その袖、生徒達からは見えないところに、立候補者達は緊張しながら立っていた。
灰崎: 昨日の第45回生徒会選挙は、投票総数が858票で、有効投票数が852票、無効投票数が6票。ということで、有効投票数が全校生徒数の4分の3を超えているため、有効となります。さぁ、前置きはさておき、本題に入ります!
昨日とは違い、感情を入れた司会進行で、灰崎は、生徒達の関心とテンションを上げさせる。
灰崎: まずは、監査から。選挙の結果、第46代生徒会監査に選ばれたのは!得票数248票!!
生徒達から感じる熱が最高潮になったところで…
灰崎: "早川聖来"!!!
その名前を呼んだ。
パチパチパチパチパチ!!!!
すると、歓声と共に盛大な拍手が巻き起こる。
その中で、名前を呼ばれた生徒が、ステージ中央へ、堂々とした足取りで歩き、一礼した。
灰崎: では、早川さん。今の気持ちや意気込みなどがあれば、どうぞ!
早川: …はい!
袖に控えていた大園から、マイクを受け取った早川は、真剣な眼差しで生徒達を見ながら、大きく返事をし…
早川: 皆さん、投票ありがとうございます!選ばれたからには、昨日、宣言した通り、規律ある正義の生徒会を目指して頑張ります!!
と言った。
灰崎: ありがとうございました。次に、生徒会長の投票結果を発表します!
この一言で、早川が大園の隣に移動すると同時に、生徒達の注目も早川から、次の生徒会長の名前を言う灰崎と、その人が出てくるステージ脇に移る。
灰崎: 第46代生徒会会長に選ばれたのは!得票数346票!!
美月: (お願い!)
祐希: (大丈夫!)
友達が当選することを願い、目を瞑って祈る。
そして…
灰崎: 久保史緒里!!!
この言葉が聞こえた瞬間に、喜びの声が響いた。
美月 祐希: いぃぃぃやったぁぁああ!!!!
○○: 笑、やったな!
日奈子: いぇーい!!!しーちゃーーん!!!
飛鳥: 騒ぎ過ぎ笑(良かった…)
理々杏: まぁまぁ笑
再び拍手が鳴り響く中で、少し目が赤くなっている久保が、ステージ袖から出てきた。
灰崎: さて、早川さんと同じように、久保さんにも感想と意気込みを聞かせてもらいたいんですが、その前に。'前'生徒会長、桜井玲香からの言葉です!
清々しい笑顔の桜井が、ステージに上がり、久保の隣に立つ。
桜井: 皆さん、おはようございます。まずは、この1年間、私についてきてくれてありがとうございました。皆さんの協力のおかげで、昨年宣言した通り、歴代最高の乃木高になることができたと思います。
ステージ下にいる生徒達を見ていた桜井は、久保と早川が見える位置に移動し、振り向く。
桜井: そして…久保史緒里、あなたは生徒会長として。早川聖来、あなたは生徒会監査として。私達が作り上げた今を超える乃木坂高校を作り上げることを、私は信じています。これからを任せます。
久保: はい!
早川: 任せてください!
桜井: 笑、改めて、皆さん、ありがとうございました。
そう言って、ステージ上で一礼をした桜井は、ステージ袖にはけていった。
灰崎: それでは、久保さん。感想と意気込みをお願いします。
久保: はい。
桜井からの言葉を受け、それを噛み締めるように下を向いていた久保が、前を向く。
その顔からは、強い覚悟が感じられ、自然と視線を引き寄せられた生徒達は、久保の言葉を黙って待つ。
久保: 前会長の流儀を受け継ぎ、私も短く終わらせます。
静かな体育館に、透き通った綺麗な声が響く。
久保: …チラッ
早川: っ!
久保: 早川聖来さんも含め、私が作る最強の生徒会に、ついてきてください。みんなで、前の乃木高を超える……常に最高を更新し続ける乃木高を作り上げましょう!!
こうして、会場が割れるような歓声と拍手が鳴り響く中で、久保史緒里を生徒会長に、早川聖来を監査に据えた、第46代乃木坂高校生徒会が、始動したのであった。
to be continued