ただ守りたい… 161話
統: じゃ、そういうことで良いね。
理々杏: ……はい。
数十分に渡る話し合いを経て、その終了を告げる統の言葉に、理々杏は少し悲しそうな…それと同時に、強い決意も感じられるような表情で、返事をする。
かおり: もし、理々杏ちゃんのその仮定が合ってたとしたら………その時からが、勝負だね。
理々杏: はい。みんなには負けません。もちろん、美月にも。
かおり: フフ笑、うちの美月は手強いわよ。
理々杏: それは、この3ヶ月でものすごく実感してます。それでも、負けるつもりはありません。
かおり: そう。争奪戦の行く末は、しっかりと見させてもらうわね笑
統: 笑……紫音。この際だから、これからの動きを、しっかりと共有しとこう。
紫音: 了解。僕は変わらず、家にこもって、仕事を続けるよ。そっちは?
統: 内の方は変わらず、そっちの指示にすぐに従えるよう待機させておいて、外の方は攻勢に出させる。
紫音: この前、言っていた大阪か?
統: あぁ。1週間前に、やっとアンチのしっぽを捕らえて発見、そして物流やその建物の管理者を念入りに調べ、裏取りができた大阪のアンチの拠点に、来週の日曜、踏み込む。
紫音: そうか………1回分使おうかね。
統: え、そりゃ助かるが……良いのか?
紫音: うん。そもそも、2回のうち1回は防衛団が使う用にしたんだから。まぁ、統が渋って、中々こっちに言ってこないけど。
統: だって、もし2回分使い果たした上で、何かが起こったら、マズいだろ。
紫音: 笑、その何かが起こらないように、防衛団が使わないとなんだよ。
統: うむ……
紫音: ま、それは置いといて………その大阪の拠点に踏み込む特級は?
統: 戦闘部からは、平子と酒井、それと慎二。情報部からは、生田と藤森。作戦部からは中田。
紫音: おぉ、豪勢だね笑
統: そりゃ、敵の大拠点への襲撃だからな。念には念を入れてだ。
紫音: じゃ……中田が良いか………
そう呟いた紫音は、頭の中にその人物をイメージしつつ、来週の日曜…12月20日を意識し、アンチの拠点に攻撃を仕掛けることを強く考える。
紫音: ……
ビリッ
紫音: …………ふぅ…
統: どうだ?
紫音: 敵はこちらの攻撃に先に気づき、囮を残して、逃走してしまうみたいだ。
自分が見た未来を紫音は、統に伝える。
統: そうか……なら……
紫音: さ、この後は河野と一緒に考えてくれ。そろそろお昼時だし、僕と理々杏は帰るよ。
統: おっと、もうそんな時間だったか。ごめんね、理々杏ちゃん。
携帯で時間を確認した紫音の言葉に、統は驚きつつ、かおりと話していた理々杏に謝る。
理々杏: いえ。呼び出したのはこちらですし。
統: 笑、久しぶりに会えて、嬉しかったよ。
理々杏: こちらこそです。
かおり: また、お話しようね、理々杏ちゃん。
理々杏: はい!笑
笑顔で返事をして、理々杏は紫音に続いて席から立ち上がり…
紫音: じゃあ、またね、2人とも。統はまた今度、あの店に行こう。
統: おう笑、またな。
理々杏: 改めて、ありがとうございました。
かおり: バイバイ。
ガチャ
2人は扉を開き、部屋を出て行った。
統: ふぅ……
かおり: 理々杏ちゃん、前に会った時より、少し明るくなった感じがしたわね。
統: だな笑。あの笑顔を見てると、理々杏ちゃんを乃木高に通わせるっていう選択が間違ってなかったって思えるよ。
かおり: そうね。
統: ……さ、俺達も戻ろう。
かおり: うん。さっきの紫音さんの予知を元に、作戦を立て直さないと。
統: おう。河野と日村、中田も集めて作戦会議だ。
そう言って、防衛団団長の統と、防衛団情報部統括のかおりも、談話室を出たのだった。
祐希の部屋
○○: …
春時: ………あ……カキカキ
祐希: う〜ん…う〜ん……カキカキ…?…カキカキ……はっ!…カキカキ
○○: ……よし。
2人が集中して勉強をしている向かい側で、握っていたペンを離し、そう呟く○○。
その小さな声が耳に入った春時と祐希は、顔を上げて、○○の方を見る。
春時: 採点、終わったか?
祐希: 勝負の結果は!
○○: 待って待って笑。ちゃんと説明した上でね。
春時: おう……チラッ
祐希: チラッ……ムムム…
バチバチと火花を散らす2人を見て、○○は微笑みながら、今回の微分計算対決の勝敗をつけるにあたっての説明を行う。
○○: まず、これは減点方式で考えて、それぞれ持ち点は30点。この問題1問につき1点で、不正解なら30点から1点引かれるって感じね。
祐希: つまり、全問不正解で0点と…
春時: 当たり前だろ笑
祐希: むっ…
○○: そして、この30問を解くのにかかった時間に関して。僕的にはこの問題は、1問あたり、長くても10秒で解いて欲しいから、合計300秒。これからオーバーした分の秒数を、4分の1にして減点分として引く。例えば、360秒かかってたら、持ち点から15点引く、ということ。
春時: え、それって……
○○: たとえ、マイナスの領域に突入しても、持ち点が多い方が勝ちだから。
春時: お、おう…
祐希: ……
○○: 祐希、分かった?
祐希: …何となく。
○○: 笑、じゃあ、それぞれの不正解数と解くのにかかった時間を発表するから、自分の持ち点を計算してね。
春時: セルフ計算かよ!笑
祐希: 頑張る…
○○: まず、春時の不正解数は……5問!そして、かかった時間は5分14秒!
春時: っと、つまり……30引く5…そして、14割る4の………21.5点だ!
○○: 正解。
春時: これも確認されてんのか笑
○○: 笑。なら次は、祐希ね。
祐希: よっしゃ、来い!
○○: 祐希の不正解数は……1問!そして、かかった時間は6分3秒!
祐希: おぉ…となると……30引く1で29。それから、6分3秒は……363秒だから割る4して……90…え、90?
○○: 5分からオーバーした分だけだよ。
祐希: あ、そっか。なら……63割る4で…15.75……29引く15.75は………13.25……
自分の計算結果を見て、落ち込む祐希。
○○: うん、正解。ってことで、この勝負、春時の勝ち!
春時: よし!
○○: 中々、計算速度は早くて良い感じだったけど、ミスが多いかな。特に、次数を1つ落としてないことが多かった。
春時: あ〜マジか……早く解くことを意識しすぎて、凡ミスったわ。
○○: うん。解く速度を上げるのもだけど、それと同時に正確性も上げていかなきゃだね。
春時: おう!
と、勝ったことに喜びつつも、自分のミスを振り返り、次に繋げようとし始めた春時を見て、○○は笑顔になり、次は、その隣で俯いてる祐希に声をかける。
祐希: …
○○: 祐希は今回、解く速度が遅くて、負けちゃった感じかな。
祐希: だって、そんなパッと解けないもん…
○○: うん。こればっかりは問題を解きまくるしかないからね。これから頑張っていこう。
祐希: ……はい。
○○: でも、すごいじゃん。たったの1問ミスだよ!
祐希: っ…
○○: しかもそのミスっていうのも、1番最後の問題で、最後のxをつけ忘れてるだけだし。
祐希: ほんと?
○○: ほんと。だから、その最後の最後に気を抜いて、ミスっちゃったのは反省だけど、ほぼ全問正解だなんて、マジですごい!
祐希: 祐希、すごい?
○○: すごい!そこだけ見れば、5問も間違ってる春時よりすごい!
祐希: やった!!!
春時: なっ……まぁいいか………笑、まさか祐希に負ける日が来るとは。
勝負に負けて、しょんぼりしている祐希を元気づける為だということで、春時は、引き合いに出されたことを水に流し、さらにそれに乗っかって、○○の手助けをする。
祐希: へへ~ん!祐希も昔のまんまじゃないんだよ!
春時: そうかよ。なら、俺も負けないように、もっと頑張らないとだな笑
祐希: じゃあ、祐希はもっともっと頑張る!
○○: お、良いね~~なら、その意気で午後も頑張りましょう、って感じで、一旦、お昼休憩にしようか。
壁にかけてある時計を見た○○がそう言う。
春時: それもそうだな。祐希、勉強の続きは、○○の作る昼飯を食べた後にしようぜ笑
祐希: え、○○、作ってくれるの?
○○: いや、別に当初の予定通り、祐希が作ってくれても…
祐希: よろしくお願いします!
ドカッ
机に頭をぶつけて、そうお願いする祐希を見て、○○は苦笑いで答える。
○○: しょうがない笑。作るよ。
祐希: やったぁ!!
春時: よし。これで俺も、久しぶりに○○の手料理が食える。
○○: そんなに期待しないで笑
祐希: 美味しいのを期待してます!
○○: 全く笑。なら、みんなでリビングに降りようか。
祐希: はーい!
春時: 笑、もう、どっちが家主か分かんねぇな。
そうして、3人はリビングに降りる。
○○: 勝手に食材使っちゃって良いかな?
祐希: 問題なし!その代わり、美味しいやつ頼んだ!
○○: はいはい笑
春時: 楽しみだな〜
祐希: ねぇねぇ、今日は何を作ってくれるの?!
○○: 冷蔵庫の中を見た感じ………うん。アレを作ろうかな。
祐希: なに?!
○○: ほら、覚えてるかな。文化祭のリハの時にさ、作ってあげるって言ってたやつ。
祐希: ん?何だろう……
○○: 笑、じゃ、できてからのお楽しみということで。
祐希: うん!
○○: あ、でも、2人ともただ待っとくだけじゃ暇だろうから、クイズ出すね。
春時: マジかよ笑。別に良いけど。
祐希: え〜休憩なのに?
○○: 笑、楽しいクイズだからさ。
祐希: はぁ〜しょうがない、答えてあげよう!
春時: 祐希、勝負だ。
祐希: お!乗った!
○○: では、第1問!
と、○○はキッチンで昼食を作りつつ、暗記系科目の問題を出し、春時と祐希はそれに答え競いながら、その完成を待つのであった。
日奈子の家
飛鳥: ふぅ……やっと終わった…
日奈子: エヘヘ笑、ありがと、あっしゅん。
飛鳥: 全く……勉強をしに来たのに、部屋の片付けをさせられる羽目になるとは。おでこまだ痛いし。
冷やしてくれるやつが貼られた額を擦りつつ、目の前でニコニコしている日奈子を見て、飛鳥はそう言う。
というのも、予定通り、勉強会のために昼前に日奈子の家に来た飛鳥。
昨日の日奈子は、かなり集中して勉強ができていたため、今日も良い感じにできるのでは、と期待しながら、飛鳥が日奈子の家のインターホンを押すと、日奈子の母の声が聞こえるとほぼ同時に、日奈子が勢いよく扉を開け、額に一撃を喰らってしまった。
そうして、若干涙目になった飛鳥を見て、日奈子は大慌てとなり、外に飛鳥を置いたまま、一旦家の中に戻って、救急箱を取り出そうとしたのだが、日奈子の母がそれを止め、まず、飛鳥をリビングに入れた後、冷やしてくれるやつを貼った。
その後、日奈子はしょぼんとしていたが、少し怒っている飛鳥が、構わず勉強!と言うと、敬礼をして部屋に向かって歩き出し、ニコニコとしている日奈子の母と軽く言葉を交わした後、その後に飛鳥も続く。
階段を上り、2階にある日奈子の部屋の扉を開けると、目の前に広がっていたのは、まだ中学時代よりはマシなものの、少し潔癖でもある飛鳥からすれば、気になって勉強に集中できないぐらいに散らかっている部屋であった。
床に倒れているぬいぐるみや、乱雑に置かれた教科書類を適当に退かして、スペースを作り、そこに折りたたみ式の机を置いて、汚い勉強机から勉強道具を移し、扉の前で固まっている飛鳥を、ニコニコとして待つ日奈子。
それに対して飛鳥は、数秒の処理時間を経て、無言で動き始めた。
可哀想だよ、と止めようとする日奈子を無視して、床に落ちているぬいぐるみ達をベッドの方に放り投げて行き、次は教科書類を全て勉強机の上へ。
もうその頃には、日奈子も飛鳥の圧にしゅんとし、部屋の隅の方で黙っており、飛鳥は邪魔されることなく、日奈子の部屋を片付けていく。
そして、飛鳥が日奈子の家のインターホンを押して、およそ1時間後、ようやく飛鳥も一息をつき、圧が霧散したことで、日奈子も笑顔でお礼を言えたのだった。
日奈子: それはほんとにごめんね。
飛鳥: ……別にいいよ。日奈子がいるってのに、玄関の扉のすぐ前に立ってた私も悪かったし。
日奈子: いや〜〜あっしゅんが、家に来るのが嬉しくてさ〜
飛鳥: ……笑、勉強しないとなのに?
日奈子: う〜ん……ギリ、あっしゅんが来てくれて嬉しいが勝つ!
飛鳥: そう笑。なら、その嬉しさで勉強も頑張れるよね。
日奈子: うん!!
飛鳥: じゃ、やろう。
日奈子: はい!まずは何から?
飛鳥: 昼までは英語で。昼からは昨日の数学の続きと、それが終わったら、暗記科目でクイズ。
日奈子: おっ!クイズ!楽しみ!
飛鳥: 笑、答えられなかったら罰ゲームだからね。
日奈子: うぇっ!罰ゲーム?
飛鳥: うん。ちゃんと持ってきたんだから。
そう言って、飛鳥は勉強道具を、綺麗になった床に置かれた机の上に置きつつ、鞄の中から、罰ゲームと大きく書かれている箱を取り出す。
日奈子: な、何それ?!
飛鳥: ニヒヒ笑、激苦のお茶。
日奈子: げ、激苦……
飛鳥: もし、クイズに連続で間違えたら、これをコップ一杯分飲んでもらうから。間違えないようにね笑
日奈子: あ、あの〜そのクイズはやめ…
飛鳥: 部屋の片付けまでさせたのに?
日奈子: ギクッ!!
飛鳥: あ〜痛いな〜〜おでこ。
日奈子: ギクッギクッ!!………分かったよぉ〜
飛鳥: 笑、間違えなきゃ良いだけだから。
日奈子: うん…
あからさまに日奈子のテンションは下がり、それを見た飛鳥は、予定していた通りに話を進める。
飛鳥: ……あ、言い忘れてたんだけど…
日奈子: ん?
飛鳥: クイズに連続で正解する毎に、ご褒美も用意してあるから。
日奈子: えっ!!!ご褒美?!!
飛鳥: うん。ご褒美。だから、頑張ってね。
日奈子: 頑張る!!!!
飛鳥: さ、まずは英語から。
日奈子: イェッサー!!
予定通り、日奈子のテンションが高くなり、飛鳥は笑顔でクッションの上に座り、日奈子もまだ貰えるか分からないご褒美に胸を踊らせながら腰を下ろし、2人は勉強を始めるのであった。
○○の家
蓮加: ……あ、スポナー見つけた。
清宮: マジ?レイも行く〜
筒井: 座標は?
蓮加: えっと…246の-24の-146。あのほら、とでかい滝みたいなとこから左に入った奥。
筒井: 何のやつ?
蓮加: スケ。だから、トラップ作るのもありだね。
清宮: 大アリ!
筒井: じゃあ、真上に掘っちゃうか。拠点からそんなに離れてないだろうし。
蓮加: おっけ〜
と、リビングでブロックの世界のゲームを遊ぶ、蓮加達。
麻衣は沙友理とのお出かけに行き、さくらは自室にこもって勉強中、そして美月は…
美月: はぁ〜〜あ。
リビングのテーブルに肘をつけて、ため息をついていた。
蓮加: もう、うるさいよ、お姉ちゃん。お兄ちゃんが出る前に起きなかった自分のせいなんだからさ。
美月: ……でもさ〜前もって言わずに、あとからメッセージで伝えるってどうかと思うんだけど。
蓮加: それは……お姉ちゃんが面倒臭くなるって分かってたからだよ。
美月: え、そんなストレートに言う?……はぁ〜しかも、祐希の家で勉強会とかさ〜〜
蓮加: ……なんか、ごめんねボソッ
筒井: 笑、大丈夫だよ。面白いしボソッ
清宮: うんうんボソッ
美月: 今頃、私1人だけ残して、みんなで楽しくやってるんだろうな〜〜
蓮加: んもう……
清宮: あ!!じゃあ、お姉さんも一緒にゲームをしましょうよ!
美月: え?
清宮: 蓮加のお兄さん達が今頃楽しんでるなら、お姉さんもレイ達と一緒に、思いっきり楽しめば良いじゃないですか!
不貞腐れている美月を、清宮のキラッキラの明るい笑顔が照らす。
美月: うおっ…
蓮加: な、なんか、眩しい…
筒井: これぞ、レイの力…
清宮: さぁ!お姉さんにはレイ達がいるんですから!一緒に楽しみましょう!
美月: っ…レイちゃん………うん!!
そうして、美月は清宮の手を取り、蓮加達の輪に混ざる。
蓮加: う〜ん…じゃあ、これは一旦やめて、大乱闘やろ。お姉ちゃんのストレス発散にもなるだろうし。
美月: お!やるやる!…って、ごめんね、あやめちゃん、レイちゃん。
清宮: 大丈夫です!レイもちょうどやりたかったですから!
筒井: お姉さんと一緒にゲームをできるだけで嬉しいですからニコッ
美月: な、なんて良い子達なの……もう2人とも大好き!
清宮: え〜照れるな〜
筒井: 笑、ありがとうございます。
蓮加: はぁ……ほら、やるよ。
美月: はーい!私は変わらず緑のドラゴンで。
蓮加: ほんと好きだね〜それ。蓮加は……まずはゴリラでいいや。
清宮: レイは〜〜黄色のネズミ!
美月: 使い手?
清宮: はい!可愛いので!
美月: そっか笑。あやめちゃんは?
筒井: 私は………おじさんで。
美月: え……あやめちゃんは、ピンクの丸いヤツ選ぶと思ってた…
蓮加: 笑、それだと2体いるんだけど。
筒井: フフ笑、さぁ始まりますよ。
清宮: よっしゃ、レイが勝つ!!
美月: なにを!勝つのは私だ!
蓮加: いやいやいや、蓮加が負けるわけないから笑
筒井: ニコニコ
2分後……
清宮: ま、負けた……
美月: 嘘でしょ…
蓮加: 全部、ぶち壊された…
筒井: あらら笑。私が勝っちゃいましたね。
清宮: くぅ〜次は負けない!!もう1回!
美月: リベンジ!
筒井: 受けて立ちますよ笑
蓮加: 笑、じゃ早くAボタン押して。
こうして、○○の家のリビングでは、熱き戦いが繰り広げられるのであった。
さくら: ……
ワイワイ
さくら: 笑、楽しそうだな〜
to be continued