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ただ守りたい… 192話
乃木坂高校
裏門前
美月: やっぱ、学校にはいないのかなぁ……
何も言わずに、家を出て行った○○を探し、麻衣から聞いた情報を元に、学校までやって来た美月。
しかし、やはり麻衣に伝えられていた情報は嘘だったようで、学校の中をいくら探し回っても、○○の姿は見つからない。
美月: う〜ん……じゃあ、次はBINGO!の方に向かって…
と、探す場所を移すために、美月が体の向きを変えようとしたところで、可愛い声が聞こえてくる。
星野: あぁ〜美月ちゃんだ!
美月: え、みなみちゃんじゃん!
陸上部のウィンドブレーカーを着た星野が、裏門を通って、学校の敷地内にいる美月の所にやって来た。
美月: 部活中?
星野: うん。今日、遅刻しちゃったから、東門から裏門へのコースを走れ!っていうペナルティを受けちゃって笑
美月: 笑、大変だね。
星野: いや、危うく正門からになりかけたんだから、まだマシだよ。部長にお願いして正解だった。
美月: なるほど笑(まぁ、みなみちゃんのお願いだったら、どれだけ強く気を張ってても、聞いちゃうよね。)
心の中で、改めて星野の強さに頷く。
星野: 逆に、美月ちゃんは何やってたの?生徒会?
美月: いや、生徒会じゃなくて。
星野: だよねぇ。制服じゃなくて、珍しく私服だし。なんか、学校で私服の美月ちゃんを見るのは新鮮だな〜
美月: そもそも、学校に私服で来ること自体、中々ないことだからね。それで…
何か情報を掴めるとも思ってはいないが、一応、星野にも質問を投げかけてみる。
美月: 私は、○○を探してるんだけど、見てない…よね?
星野: え?○○君?見てないよ。
美月: そうだよねぇ…
予想通りの答えが返ってきて、少し落ち込む。
星野: なんで探してるの?
美月: それがさ、私に何も言わないで、どっかに行っちゃってさ。
星野: ふ〜ん……ほんと大好きなんだね!○○君のこと!
純粋な笑顔で、星野は言う。
美月: 笑、もちろんだよ。でも、○○ったら、最近は特に、私に隠し事してどっかに行ったりすることが増えて…
星野: そっかぁ……残念ながら、○○君は、みなみも見てないなぁ。
美月: いや、ありがとね。話だけでも聞いてくれて。
星野: 全然笑。それぐらいなら、いつでも相談相手になるよ!
胸を張って答える星野。
美月: そりゃ頼もしい笑。じゃ、私はまた○○を探しに行くから。
星野: OK〜こっちも、何か分かったら連絡する。
美月: うん!お願い!
こうして、美月は星野と別れて、当初の予定通り、カフェBINGO!の方に向かおうとしたのだが…
星野: あ!そういえば!
後方から、そんな星野の声が聞こえて、美月は振り返る。
美月: どうしたの?
星野: ○○君とは関係ないかもだけど、さっき、ランニング中に、風紀委員の子達とすれ違ったよ!
美月: 風紀委員?
星野: そうそう。しかも、めっちゃ急いでたみたいだった。
美月: 急いでた……
星野の言葉から、美月は思考を巡らせて行く。
美月: ……ねぇ、みなみちゃん。その風紀委員達が、どこに向かってたのかとかは、分からない?
星野: う〜ん、そうだなぁ〜住宅街を抜けて、乃木坂橋を渡ったぐらいですれ違ったから、多分、オフィス街か、歓楽街だと思うけど。向かうとしたら。
美月: オフィス街か、歓楽街……
星野: ……○○君レーダーは使えないの?
考える美月の表情を見て、星野は文化祭の宝探しゲームの時の話を思い出し、尋ねる。
美月: え……やってみるか……ふんっ…
目を瞑り、深く集中する。
自分の愛する者の気配をどちら側に感じるかを、顔を動かして、確認し…
美月: …あっち?……
何となく、そんな気配を感じた方向で顔の動きを止め、瞼を開く。
星野: そっちは…
美月: ……行こう。
星野: 笑、気をつけてね!あと○○君も見つけてね!
美月: 了解!笑
そう笑顔で返事をした美月は、こちらも笑顔で手を振る星野に見送られて、早歩きで裏門を通って行ったのだった。
歓楽街
阿墨: おらっ!!
ブンッ!!
手に持った短刀を振る。
その軌跡は、拳や蹴りを避ける以上に大きく動いた、○○の前を通る。
阿墨: ふっ!
そして、一歩踏み出しての逆袈裟切り。
さらに左足の蹴りと、その着地と同時に大きく袈裟斬り。
○○: ……
その全てを、○○は後退することによって避ける。
阿墨: いつまで逃げられるかな!
○○: くっ!
短刀を右手から左手に持ち替え、右足に体重を乗せての、刺突。
光る切っ先の通り道を、○○は体を曲げて、なんとか作った。
○○: …
その隙に、阿墨の左腕を掴み、厄介な短刀を封じようと、足に力を込める。
が…
阿墨: あらかた読めてんだよ!w
左手の指だけで、短刀を逆手に持ち替えて、○○の脇腹を刺しにいく阿墨。
○○: っ!!
瞬時にその動きを察知し、両手で阿墨の左腕を止める。
阿墨: w、がら空きだぞ!
重心が下に動き、かつ両手を動かせない状態の○○は、阿墨にとって、格好の的でしかなかった。
フリーの右腕を、素早く振り被り、○○の頬を撃ち抜く。
バコッ!!
○○: グッ!!
まともに攻撃を喰らい、さらに後ろに吹き飛ばされる。
しかし、やられてばっかりではいられない○○は、殴られた反動で体を回転させ、右後ろ回し蹴りを放つ。
阿墨: ガハッ!
勢いよく振られた○○の踵が、阿墨の右脇腹に撃ち込まれ、横の壁に体をぶつける。
阿墨: …ふぅ……やっぱ、やるなぁw
○○: ……
狭い路地裏で、2人は向き合う。
左手に短刀を持ち、笑顔を浮かべる阿墨と、真剣な表情で、思考を巡らせる○○。
森田と東口が未だに戦っているであろう噴水のある公園の前から、強制的に移動させられた○○は、この阿墨が立ち塞がっている方向にずっと戻れば、森田達と合流できる。
そのため、阿墨を素早く倒し、急いで森田達の加勢に入らなければいけないと考えていた。
なぜなら、阿墨と行動を共にしていた構成員2人。
森田達が相手をしているその2人は、おそらく上位構成員であるため、下手したら森田達が負けてしまうかもしれない、と思っているからだ。
しかしながら、それ以上に○○は、目の前の敵の強さを受けて、自分の戦い方、勝利へのルートを導き出そうとしていた。
阿墨: まぁまぁ、そんな怖い顔せずにさ。俺がお前を探してる理由……気になるだろ?w
警戒を緩めることなく、咄嗟に動ける体の状態を変えることなく、阿墨は○○に話しかける。
○○: ……なんだ。
それに対して、○○も構えを解くことなく返し、阿墨は予想通りと言わんばかりの笑顔で、答え始めた。
阿墨: それは、俺がお前にひとつ、聞きたいことがあるからだよ。
○○: さっさと言え。
阿墨: ww、そんなに焦らず焦らず。どうせ、向こうもすぐには終わんないだろうし。だって、防衛団員なら、そう簡単には負けないだろ?
○○: ……
やはり、あの2人が防衛団員だとバレていたか。
そして、防衛団員と一緒にいる自分を、どんな存在だと認識しているのか、という疑問を持つ。
阿墨: でだ。俺はお前の名前を知らないが、去年の冬にお前と、あともう1人の相手をし、お前が乃木高の風紀委員であり、乃木高の文化祭の時に、黒峰と戦った奴だってことが分かった。
片手で器用に、クルクルと短刀を回しつつ、阿墨はこれまでの流れを説明する。
阿墨: さらに言えば、どうやら黒峰は乃木高の文化祭の翌日、少人数の仲間を引き連れて、どっかに行ってたんだと。あんだけ報連相は必須だって、周りに言ってたくせして、最後の最後にアイツはそれを怠ったせいで、俺は黒峰のその最後の行動があやふやなんだよ。しかも、結果、黒峰は死んじゃったし。
○○: …
表情にこそ出しはしなかったが、ここで○○は驚いた。
文化祭の翌日に、黒峰に呼び出され、戦ったことを、目の前のアンチの構成員が知らないこと。
なんなら、黒峰とあの工場跡地にいた構成員が、全員捕まったか死んだ以上、今のアンチの構成員で、あの件を詳しく知る人物が、アンチの構成員にいない可能性が、非常に高い、ということ。
これが、○○にとって、予想外のことであったのだ。
阿墨: ただ……黒峰がどっか行って、その先で死んだ…まぁ、正確に言えば、うちの構成員によって口封じという形で殺されたんだが……確実にその行先で、誰かと戦ってたんだろ。じゃあ、ここで気になってくんのは、その相手が誰だったのか。もちろん、黒峰を殺した構成員ではない。となると……
○○を見る、阿墨の視線が鋭くなる。
阿墨: 文化祭で、黒峰が戦ってた、お前の可能性が高いんじゃないか?なんの根拠もないし、ただの俺の勘だけど。
○○: …残念ながら、その勘は外れてる。
この阿墨の推測は正しい。
でも、それを認めたことによって、どんなことが今後起こるのかを、情報不足で考えることのできない○○は、現状維持…つまり、阿墨がそれを事実であると分からない状態でいようと考え、否定した。
阿墨: ふ〜ん。ま、これが真実かどうかは置いておいて、俺の中では、そうなんじゃないかと、お前が、最後に黒峰と戦ってた奴なんじゃないかと、思ってる。だとしたら、なぜ、黒峰はお前と戦っていたのか。しかも、側近に近いポジションであった俺にも言わずに。
少しの怒りを含む言葉が、路地裏に静かに響く。
阿墨: その理由は、多分、今の俺と同じだ。
○○: 今の………っ…
あの時。
黒峰に脅されて、指定された場所に行った時。
工場跡地で、黒峰と話したことを思い出し、阿墨が自分に聞きたがっていることに、検討がついた○○。
極限まで、警戒心を高める。
阿墨: そして、つい一昨日の話に移る。部下からの報告で、乃木高の風紀委員と、防衛団員らしき男2人が、うちの構成員グループをボコボコにした、ということを聞いた。で、俺の中だと、そんなことができる乃木高の風紀委員は、一度戦ったこともあるお前であり、そして、そんなお前は、防衛団と関わりがある可能性が高い。
○○: …
阿墨: じゃあ、お前は……
動かし続けていた短刀を、強く掴む。
阿墨: 俺らがずっと探してる、深川○○なんじゃないかと。
強烈なプレッシャーが、○○を襲う。
○○: っ!…
阿墨: だとしたら、文化祭の後に、黒峰が改めてお前と戦った理由。そして、そのことを俺や他に秘密にしてた理由にも説明がつく。お前が深川○○であるという確証がなかったから。変に周りに言って、勝手に行動されて、防衛団を刺激したり、下手を打ったりされるのは、嫌だからな。
そのプレッシャーに耐えながら、○○は阿墨の言葉を聞く。
阿墨: ってことで、俺がお前を探していた理由。それは、お前が深川○○かどうか、っていうのを聞きたかったからだ。さぁ、この質問に答えろ。
さらにプレッシャーを強めて、○○の口を開かせようとする。
○○: ……違う。黒峰にも言ったが、俺は深川○○じゃない。
それに従い、○○は嘘を答えた。
黒峰に尋ねられた時と同じように。
阿墨: ふっw、まぁそうだよな。狙われてるって分かってるなら、わざわざ頷かないよな。相当な馬鹿じゃない限り。
○○: ……
阿墨: でも、深川○○の身柄は、アンチの目的の1つなんだ。だから、自分は深川○○だと、吐かせてやる。
放たれていたプレッシャーが、霧散……ではなく、短刀を前に出して、構えを取った阿墨が着込むような形で、凝縮されたような錯覚を覚えた。
○○: っ……ふぅ……
それを見て、瞬時に○○も拳を握り直し、会話フェーズから、再び戦闘フェーズに入る。
阿墨: お前を倒して、自白させてやるよ。
○○: 絶対、倒す!
2人は、同時に地面を蹴った。
歓楽街
噴水公園前
森田: ふっ!
磯村: ははっw
ドッ!!
腰を入れた森田の右拳が、磯村の交差させた両腕を押し込む。
続けて、その防御を崩すために、森田は至近距離からの膝を入れようと、地面を蹴る。
パシッ!!
磯村: おらっ!
しかし、膝蹴りのモーションに気づくと同時に、磯村が交差していた両腕を真下に下ろし、森田の膝は叩き落とされる。
さらに、一歩後退し、再び距離を詰めると共に、前蹴りを放つ。
森田: っ!!
ドンッ!!
咄嗟に反応した森田は、片手で蹴りを流そうとしたが、流し切ることがてきず、体を半身にするように回転することで、蹴りを受け切った。
磯村: 今のに反応するかw。お前、強いな!
森田: …(コイツ……強い。普通の上位じゃないな。戦闘専門か。)
少し離れた位置で向き合う2人は、お互いのことを強者だと認めつつ、拳を向ける。
磯村: お前、防衛団って奴なんだろ?!
そう聞きながら、左拳を伸ばし、接近する。
森田は、その拳を軽く弾きつつ、一歩左側に踏み込み、ボディーブローを狙う。
森田: ってことは、お前は外からやってきた構成員か!
ボコッ!!
しかし、その攻撃は、磯村の膝で受け止められた。
磯村: 正解!わざわざ、遠くからきてやったんだよ!!お前らを潰すために!w
一瞬のバックステップと、続け様の蹴りが森田を襲う。
ドンッ!!!
防御はしたが、衝撃により後退した森田と、蹴り足を着地させた磯村の間にできた、距離。
次の瞬間に、その距離は詰められた。
磯村: クハッ!
森田: クッ
お互いの拳が、お互いの顔を撃つ。
磯村: (こりゃ、こっちでも飽きずに楽しめそうだぜw)
森田: (強いが…コイツは抑えられる。だが…)
磯村と森田が戦っている領域の隣。
噴水公園の中では、東口と上位構成員が戦っていた。
現在の状況…
上位: 喰らえよ!!
バコッ!!
東口: グハッ
強烈な蹴りが、東口の腹に決まり、あまりの痛みに、東口は苦しそうな声を漏らす。
防衛団戦闘部2級団員の東口が劣勢。
上位: あ〜あ。こっちがハズレだったか。
東口: 笑、はぁ?ハズレだって?
内蔵にまで響いている痛みに耐えながら、笑顔を作り、余裕を演じる東口。
上位: だってそうだろ。2人いる防衛団のうち、お前が完全に弱いんだから。
東口: 弱い…ねぇ。まぁ、それは認めるよ。俺はアイツに勝てない。
上位: だから、お前はハズレだっ…
東口: でもな。
言葉を遮り、東口は言う。
東口: 俺はお前には負けん。
上位: いや、今の状況的にも無理だろ。いかにも満身創痍って感じだぜ?今のお前。
東口: 満身創痍?どこが笑。まだ1回も膝ついてねぇし、何より……俺が負けを認めてねぇんだよ。
上位: ww、良いねぇ。やり甲斐があるってもんだ。
東口: じゃあ、さっさと続きを…
上位: だが。
今度は、上位が東口の言葉を遮る。
上位: いつまで耐えられるかな?w
東口: お前の拳なんて、まともに効かねぇよ。いくらでも耐えてやる。
上位: あっそう。それはどうしたもんかね。
腕を組み、ニヤニヤと笑いながら、上位は続ける。
東口: …
上位: あ、別のヤツの攻撃ならどうだろうw
東口: 別のヤツ?……っ!!まさか!
見下すような笑みを浮かべている上位を見て、その言葉の意図を推測した東口は、すぐに公園の外を確認する。
上位: おいおい、遅せぇぞ!!お前ら!!
中位1: すんません!
中位2: 加勢に入ります!
下位1: ボコボコにしてやるよ!!
するとそこには、アンチの構成員らしき男達が、こちらに向かって威勢良く叫びながら走ってきていた。
東口: くそっ、ここで加勢は…
上位: さて、お前もお前の仲間もどうなるかな。
そして、構成員達が到着し、それぞれの戦場に入り込もうとしたが…
磯村: こっちは俺1人で楽しませろ!!
森田と戦っている磯村がそう叫び、10人ほどの構成員達の視線が、噴水公園にいる上位と東口の方に向けられる。
上位: 何人かは、あの路地裏の奥にいるあの方に加勢しろ!他はこっちで、俺の拳が効かないらしいコイツに、攻撃を浴びせてやれ!w
そう、上位が言うと、すぐに3人の構成員が体の向きを、○○と阿墨がいるであろう路地裏の方に変えて、他の構成員達は、ゾロゾロと東口の方に歩いてくる。
森田: っ!(マズい!このままだと、坊ちゃんもブクロも…)
磯村: おいおい、せっかくの楽しい時間なんだから、余計なところに意識を向けるなよ!!
森田: このっ!
目の前の敵の相手をすることに精一杯な森田は、2人を助けに行くことができない。
東口: チッ…しゃあねぇ。俺が全部相手をしてやるよ!
自分を奮い立たせて、虚勢を張った東口は、前方の敵達を睨みつける。
しかし、既にダメージを喰らっており、簡単には動くことができない。
そして、東口の包囲網が完成し、路地裏に構成員3人が入ろうとした、絶体絶命の危機。
その時、路地裏に入ろうとした3人の呻き声と共に、この場には似つかわしくない声が、辺りに響いた。
中位3: グアッ!!
中位4: ガッ!
下位2: ブフッ!!
??1: え、やっちゃって良かったんですよね?梅澤先輩。
??2: 多分な。
??1: いや、多分って!
??3: 梅澤先輩の言うことなんだから、大丈夫に決まってんじゃん。
オシャレな私服を来た、女性3人。
乃木高校風紀委員会、委員長、梅澤美波と、その舎弟である林瑠奈、松尾美佑が、周りに顔を見せると同時に、アンチの構成員3人が、吹き飛ばされた。
磯村: ww、情けねぇの。女にやられて。
森田: え、なんで……いや、ありがたい。
上位: コイツらの仲間か?
東口: ……ふっ笑
それを見て、両勢力共に驚き、防衛団の2人は心強い味方の登場に、笑みをこぼした。
梅澤: コイツら全員、アンチですよね?……なら、全員片付けても良いですか?!
路地裏を背に、アンチの構成員達を睨みつけながら、梅澤が聞く。
森田: はい!公園の方の加勢を頼みます!
磯村の拳を弾きながらの森田の声を聞いた梅澤は、2人に指示を飛ばし、戦闘に加わった。
梅澤: じゃあ、行くぞ!!
to be continued