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ただ守りたい… 113話

乃木高全体が、活気に満ち溢れる中、○○達も文化祭に向けての準備を進め、とうとう文化祭まで残り5日というところまで来ていた。

昼休み

生徒会室

桜井: さ、食べよっか。

七瀬: せやな。

大園: いただきます。

田村: いっただっきまーす!!

中田: 笑、元気過ぎ。

灰崎: いつものことですよ。ほら、深川君も。

○○: うん……で、なんでまた、僕を呼んだんですか?

文化祭まで残り僅かとなり、昼休み中も文化祭の準備に明け暮れる中、○○も早く昼食を食べて、それを手伝おうとしたところで、再び生徒会室に呼ばれたのだった。

桜井: 笑、また同じやり取りになるけど、○○だったら予想ついてるんじゃないの?笑

○○: …つい昨日、体育館を完成させて、万理華先輩からも仕事終了の言葉を貰えたんです。なのに、また僕に仕事を振る気ですか!

桜井: 笑、う〜ん、そうかもね。

七瀬: でも、そんなこと言って、まだ余裕あるんやないの?○○は。

○○: 全くもってないです。クラスの方の準備も手伝わないとですし。

七瀬: ○○達んとこは、内装は完成、衣装も人数分用意でき、メニューも決まって、必要な食材の仕入れも準備ができた。つまり、残るはリハを重ねて行くだけや。

○○: な、なんでそれを…

七瀬: うちには妹がおんねん。

○○: 祐希め…よくも…

七瀬: フッ笑、詰めが甘いで。

中田: なんでこんなシリアス展開なの笑

灰崎: 幼なじみのノリってヤツじゃないですか?

七瀬: それに、○○の場合、あそこでバイトしてるんやから、キッチン担当になってもホール担当になっても問題ないはず。よって、○○はこれから文化祭までの時間、余裕が増えるはずやんな?

○○: …

七瀬: その顔…図星やろ笑

○○: クソッ…

桜井: ほんと、楽しそうだね〜

田村: 私も混ざりたいです!!

大園: はぁ…そろそろ終わりにしません?深川君も可哀想ですし。

○○: え?

七瀬: もうちょっとやらせてや、桃ちゃん。

大園: 安心してください、深川君。今回呼び出したのは、文化祭の準備期間に新しい仕事を任せるためではありません。

○○: ま、マジですか?

大園: はい。マジです。

田村: 大マジだよ!!!

○○: はぁ〜良かった〜

生徒会室に呼ばれた直後から、新たな仕事をやらされるのではという不安に襲われていた○○だったが、大園の一言で、一気に安心が押し寄せ、空を見上げた。

灰崎: 笑、相当プレッシャーがかかってたみたいだね。

○○: うん。もう怖くて怖くて。

桜井 七瀬 中田: ニヤニヤ

そして、再び正面を見た時に、3年生のニヤニヤした顔と、灰崎と大園の苦笑いが目に入り込む。

○○: えっと…どうしたんですか?

中田: あれ、さっき桃ちゃんが言ったことに、違和感を感じなかった?笑

○○: え?

中田: もう一度、桃ちゃんが言ったことを思い出してみて笑

○○: 今回呼び出したのは、文化祭の準備……新しい仕事を任せるためではありません、でしたよね。もう、何言ってるんですか、中田先輩。ほら、さっさと昼ご飯を食べて、教室に戻りましょうよ。

七瀬: 笑、気づいたのに、気づかないふりをするとは、悪いヤツやな笑

○○: …こんな普通の男子高校生に、大量の仕事を与えようとする人達の方が、悪いヤツですよ。世間一般的には。

桜井: 普通の男子高校生?笑、誰が。

○○: 僕が。

桜井: え?みんな、どう思う?

中田: まぁ、○○君は普通の男子高校生では、無いよね。

田村: はーい!私もそう思いまーす!

七瀬: 同じく。

灰崎: 味方したいところだけど、僕も先輩達派かな笑

大園: さすがに、それはないです。

○○: 灰崎君と大園さんまで…とうとう、僕の味方はいなくなってしまった…

桜井: 笑、そんな絶望した顔しないの。

七瀬: せやせや、文化祭中に○○に生徒会のお手伝いとして、やってもらいたいことは、2つしかないんやから。

○○: その2つが、えげつないレベルの仕事の可能性も、捨てきれません。

桜井: まぁまぁ、とにかく内容を聞いてよ。

○○: …どうぞ。

桜井: 笑、まずは、この前も言ったNCFカードなんだけど、あれの準備が色々と終わって、明日から各模擬店にカードリーダーを配布していくことになってる。

○○: もう学校に全部あるんですか?

桜井: うん。必要な分より少し多いぐらいの、カード本体もカードリーダーも、チャージ機も払い戻し機も、あとカード登録用の機械も、既に、ここの下の倉庫に搬入されてる。

七瀬: 昨日の朝早くに、運んでもらったばっかりやねん。

○○: へぇ〜

桜井: で、誰名義のNCFカードにどれだけお金がチャージされて、それがどれだけ使われたか、みたいなお金の移動に関する情報と、カードに登録した名前とかメールアドレスといった個人情報を、1つのコンピュータに収集させて、管理するようにしたの。

七瀬: つまり、NCFカードに登録された個人情報とお金の移動の履歴は、そのコンピュータにしか記録が残らんってことや。

○○: それは、情報漏洩を防ぐためですか?

桜井: うん。私達は今回の乃木高文化祭における、個人情報とお金の移動に関する情報の漏洩を防ぐために、そうするべきだと考えた。

○○: なるほど…そのコンピュータのハッキング対策は?

桜井: 笑、ちゃんとやってる。セキュリティ強度は、うちのデータベースと同等…ま、最高クラスってとこ。

○○: だったら安心ですけど…なんでそんなことを、わざわざ僕に話したんですか?普通の生徒の耳には、入らないような話ですよね?

桜井: うん。この話は、生徒の中だと、ここにいる生徒会役員と各委員長、あと○○しか知らない。

○○: は?

七瀬: 思ったより少なくて、びっくりしたか?笑

○○: そりゃそうですよ!話の途中で薄々感じてましたけど、なんでそんな機密事項を僕に…

桜井: 笑、最後まで聞いて。

○○: …はい。

桜井: そのコンピュータが設置される場所は、実習校舎の4階。ちなみに、文化祭当日は実習校舎の3階から上は閉鎖される。

○○: 実習校舎の4階…

桜井: そして、ここからが本題なんだけど、そのコンピュータは、NCFカードの管理を全部請け負ってるわけ。

○○: …

桜井: で、さっきも言った通り、そのコンピュータは外からの攻撃には強いけど、もし、直接ウイルスを流し込まれたり、破壊されたりすれば、NCFカードは使えなくなる。

○○: そうなれば、大問題ですね。

桜井: だから、文化祭中のそのコンピュータのある部屋の見張りは、信頼のある先生方がやってくれるんだけど…

七瀬: 一応、○○にその情報を渡して、気にかけてもらっとこうってわけや。

○○: うん、そこが分からないです。

桜井と七瀬の言葉に、すぐ自分の疑問をぶつける○○。

桜井: それは、○○が信用できる人物であり、賢く腕っ節も相当ある人物だから。

七瀬: 要するに、いざとなった時に、動ける人を作っておきたかったんよ。

○○: いざとなった時って…各委員長もいるし、なんなら先生も見張りについてるんですから、そんなことはないでしょ。

七瀬: ほんとにそんなこと断言できるか?

○○: …

桜井: 未来は何が起こるか分からない。だから、予め対策をしておく必要があるの。

○○: それなら、各委員長達だけでも十分だったんじゃ?

桜井: まず各委員長達には、学校のシステム上、情報を共有しないといけないから伝えただけで、こちらとしては、○○と同じような意図を持って情報を伝えたわけじゃないの。

○○: 各委員長達は、そのいざとなった時に動かない、と?

桜井: いや、動けるのなら動いて欲しいよ。でも、○○も知ってる通り、あの子達は、各委員会プレゼンツの企画に付きっきりになるから、確実にどうしても動けないって場合が出てくる。

○○: …僕は使い勝手の良い駒ってことですか。

大園: っ!そんなことは決して…

七瀬: ま、悪く言えばそうやな。けど、良く言えば、生徒の中では、1番に生徒会と各委員会に信用され、認められている人物ってことになる。

中田: ちなみに、○○君が選ばれたのは、生徒会役員と各委員長達の会議の結果だからね。

○○: …その会議の中で、自然に僕の名前が上がるようなことは、ないと思います。

桜井: そんなことは…

○○: 名前を出したのは、七瀬さんですか?

真っ直ぐに、七瀬の目を見て言う。

桜井: いや、なぁちゃんだけじゃなくて、私達も、ね?

中田: うんうん。

七瀬: みんな、嘘はつかんでええよ。せや。○○の言う通り、なながその会議で、○○の名前を出して、予めコンピュータのことを教えることで、万が一の場合に動かせる人物に無理やり任命したんや。

○○: なんでそんなことを?

七瀬: さっきも言うたやろ。ななが1番信用しとるのが、○○やから。なぁ○○。ななのこの信用を受け取ってくれんか?

○○: …この仕事には大きな責任が伴います。それを分かっていて、僕にその信用を受け取らせるんですか?

七瀬: うん。ななは、小さい頃から○○を見てきたんや。このぐらい楽勝に決まっとる笑

○○: …はぁ…しょうがないです。今回は七瀬さんの顔に免じて、快くやらせていただきます笑

七瀬: 笑、やらせていただくもなんも、この話を聞いた時点で、仕事放棄はできんよ。

○○: 僕が前向きに取り組むかどうかの話です。

七瀬: ○○は、与えられた仕事はちゃんとこなす人って分かっとるで笑

○○: …ほんと敵いません。七瀬さんには。

七瀬: せやろ笑

お互いに笑い合う2人。

桜井: うん、いや、○○が了承してくれたのは良いんだけどさ、私達、置いてけぼり笑

中田: なんか2人だけで、良い感じになってるけど笑

田村: ふぅ〜美味しかった!

大園: まゆちゃんだけですよ。あんな空気の中で普通に食事をできるのは。

灰崎: 笑、それが田村さんの良いところなんじゃないの?

○○: で、結局のところ僕は、文化祭中に、そのコンピュータのことを気がけておいて、もし何かしら起こりそうだったら、異常が発生する前に、その原因を排除するよう動けば良いと。

桜井: そういうこと。

○○: これ、めちゃくちゃ難しくないですか?

桜井: 一応、生徒会が使うタブレット端末には、コンピュータが置かれた部屋の前に設置した監視カメラの映像が映るようにはするけど。

○○: えっと、ってことは…実習校舎の周りに怪しい奴がいた場合と、部屋の見張りをする先生からの緊急の連絡があった場合、そして生徒会のタブレットに流れる監視カメラの映像で何かしらの異常を発見した場合に、僕が動くってことですね。

桜井: だね。頼んだよ、○○。

○○: はい。でも、これ以降、こんな横暴なやり方はやめてくださいよ。

桜井: 笑、大丈夫。私達が生徒会役員として動くのは、来月までだし。

○○: まだ1ヶ月もあるので、不安しかないです。

桜井: そう?笑

灰崎: 今回は、僕達も深川君が相応しいと思って、何も口出ししなかったけど、今後はしっかりとした対応を約束するから、僕達に任してくれない?

大園: 先輩達の暴走は、私達が防ぎますので。

中田: 暴走だってよ笑

七瀬: 桃ちゃんも言うようになったな〜

桜井: 良いじゃん。優秀な後輩が育ったってことで。

田村: 私も優秀ですか?!!

桜井: まぁ、そうだね〜

田村: やった!

○○: 分かった、灰崎君と大園さん、よろしくお願いします。あ、あと、次も生徒会役員になるんなら、僕に仕事を振らないようにもお願いします。

灰崎: あぁ〜それは、約束できないかも笑

○○: え?

灰崎: だって、僕達の仲じゃん。少しぐらい手伝ってよ笑

大園: なんなら、深川君も生徒会に入ったらどうです?深川君のような、仕事ができる人は大歓迎です。

桜井: あらら笑。どうするの?○○。桃ちゃんから直接勧誘されるなんて、滅多にないことだけど。

七瀬: ななも、○○が役員になってくれたら、安心して出ていけるんやけどな〜

○○: …笑、もちろん、丁重にお断りさせていただきます。

灰崎: やっぱり?笑

○○: ごめんだけど、僕は役員にはなるつもりはないかな。他に優秀な人に入ってもらえれば良いし。

大園: 深川君以上に優秀な人は中々…

中田: 桃ちゃんは、随分と○○君のこと気に入ったんだね笑

大園: …

○○: あ、でもちょっと前の言葉は撤回で、灰崎君と大園さんが役員になるなら、僕に仕事を振るのは構わないよ。僕達の仲だし笑

灰崎: 笑、了解。

桜井: 修学旅行のおかげで、大分仲が深まったみたいだねボソッ

七瀬: 無理やり同じ部屋にした甲斐があったなボソッ

田村: ○○君は、私とも仲良いよね!!!

○○: うん、もちろんだよ。まゆたん。

田村: いぇーい!!

桜井: よし、○○に伝えたいことも伝え終わったし、そろそろお開きに…

○○: ん?僕に任せたい仕事は、2つじゃないんですか?

桜井: 笑、さすがに忘れなかったか。

○○: …え、もしかして、もう1つの仕事は、コンピュータの件よりも、ヤバいヤツだったりします?

桜井: 大丈夫、そんなことはないから。

○○: 灰崎君、どう?

桜井: あ、私の信用が無くなっちゃった?笑

田村: 私は会長のこと、滅茶苦茶信用してるので、安心してください!!

灰崎: 笑、会長の言う通り、重たい仕事ではないよ。

○○: ふぅ〜良かった。で、内容は?

桜井: 本当だったら、2つ目の仕事は、帰り際に適当に任せる感じにしたかったんだけど……○○には、文化祭中に、この宝石を持っておいて欲しいの。

そう言って、桜井は赤い宝石のおもちゃを手渡す。

○○: なんですか?これ。

桜井: まぁ良いから。とにかく、文化祭中は肌身離さずそれを持っておいて。もし、失くしたり盗られたりしたら…ね。

○○: …怖いんですけど。

桜井: ○○がちゃんと持っておけば、何も問題は無いんだよ。

○○: ここで、詳細を言うつもりはないんですね。

桜井: うん。だって、生徒会の企画に関わることだから、普通の生徒には教えちゃダメなんだもん笑

○○: 普通の生徒には教えちゃダメなことを、教えた癖に。

桜井: 笑、ま、よろしく。

○○: 分かりました。

桜井: それと、その宝石を持っていることを、誰にも言わないでね。

○○: 了解です。

桜井: じゃ、これで本当に話すことは終わったから、次は○○達のクラスの出し物について…

大園: 会長。残念ながら時間です。

桜井: え?

中田: 前回と同じ展開じゃん笑

大園: もうすぐチャイムが鳴ります。

桜井: マジか。執事&メイド喫茶がどんな風に仕上がってるかを、聞きたかったんだけどな〜

○○: 七瀬さんからでも聞いてください。

七瀬: そんな事言ったって、祐希もそんな喋る方じゃないねん。分かってるやろ?

○○: そこを聞き出すのが、七瀬さんの腕の見せ所じゃないんですか?笑

七瀬: 笑、こいつ。

灰崎: まぁまぁ笑。では、解散しましょう。

中田: だね。文化祭、お互いに頑張ろう!○○君。

○○: はい。では、失礼します。

田村: バイバイ!!

大園: また今度。

桜井: 後から写真送ってよ!!みんなのコスプレ姿!

七瀬: それが聞きたかったんや笑

灰崎: 写真撮りますかね、深川君が。

七瀬: ん〜それは大丈夫やろ。美月がおるし。

という、騒がしい声を聞きながら、○○は生徒会室を出て、教室に戻るのであった。


同時刻

オフィス街

ビルの一室

黒峰 T: 情報提供、ありがとな。

ピ

黒峰: ほら、返すよ。

そう言って、向かいに座る男へ、携帯を渡す。

黒峰: 来週か…ま、ちょうど竹川さんからも、使える情報を送ってもらえたし、良いタイミングだな。

白谷父: …本当に、乃木高に行かれるんですか?

黒峰: あぁ。やられっぱなしで、こっちの気も済まないし、これからの活動に支障をきたす可能性があるからな。そろそろ1発殴っとかないと。

白谷父: …

黒峰: なんだ?文句でもあんの?

白谷父: いえ…ただ、高校生相手に、そこまでする必要があるのかと…

黒峰: ww、ごもっともな意見だな。やっぱ、善良な立場にいる大人の言うことは違うね〜

白谷父: す、すみません…

黒峰: でもな、やらないといけない時ってのはあんだよ。たとえガキ相手でもな。

白谷父: …手は出しませんよね?

黒峰: そりゃ分からねぇw。俺らの目的遂行の邪魔をするようなら…なw。まぁ、殺しはしねぇから、そこは安心しとけ。

白谷父: 絶対ですよ。

黒峰: はいはいw

白谷父: 部下の方々にも、そこは言い聞かせといて下さい。

黒峰: あぁ、もちろんだ。お前なんかに言われなくてもな。

白谷父: お願いします。

黒峰: wあくまで、文化祭を楽しみに行くんだから、そこまで心配すんな。ほんの少しだけ、荒らすだけだし。

白谷父: …

黒峰: じゃ、俺はそろそろ行くわ。

ガチャ

白谷父: ふぅ…

プルルルル

白谷父: ん……っ!!

ピ

白谷父 T: はい、白谷です。お疲れ様です、常務。いつもお世話になっております…はい……


放課後

教室

○○: じゃあ、僕達は行ってくるよ。

理々杏: うん。見回りが終わったら、こっちに来るんだよね?

○○: そのつもり。

理々杏: 了解。待っとく。

美月: 待つって言っても、今日も7時ギリギリまで残るんでしょ?みんな。

理々杏: ま、そうだね笑

春時: 仕上げに入んないとだからな。

○○: あとは、リハと料理のクオリティをあげてく作業か。

春時: あぁ。

理々杏: ○○と美月が帰ってくる前に、リハの準備は終わらせとく。

○○: 頼んだ。

美月: 飛鳥!みんなと仲良くね!!

飛鳥: 誰に何を言ってんのよ。全く…そっちも、早めに終わらせてきなさい。

美月: 笑、OK。

飛鳥: …ほら、祐希起きて!

祐希: 分かったから〜……zzz

飛鳥: …史緒里。

久保: 祐希、起きなさい。

祐希: はい!!

堀: あ、祐希ちゃん。起きたんなら、こっちに来て、最終的なフィッティングをやって!

星野: こっちだよ!祐希ちゃん。

久保: 呼ばれてるよ、祐希。

祐希: は〜い。

堀: ちょっと、日奈子はどこ行ったの?!あの子もまだフィッティング終わってないよ!…飛鳥!

飛鳥: りょ〜かい。探しに行ってきます。

堀: ○○君と美月は、さっさと行く!理々杏は料理担当の方に行って、春時は接客の練習!

理々杏: うん。

春時: はいはい笑

○○: 堀さんのプロデューサーが板についたね笑

美月: ほんとそれ笑

○○: よし、行こう。

美月: うん。

こうして、○○と美月は見回りに行くのであった。


to be continued

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