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おさらいモネ-おかえりモネ 第110話

110話
亮が無事に帰還した

港で無事を祈っていた新次さん

その祈っていた先は?
古来海の向こうにあの世があると言われていたと聞いたことがある
実際、気仙沼でもお盆に船を浮かべて海の向こうに先祖を帰す
新次さんはこの時美波さんに語りかけていたということを、後に知ることになる
BGMは
「心の耳」


りょーちんは「大丈夫」の笑顔の下に
大きい痛みを抱えていた

お前に何が分かる
これはりょーちんの叫びであると同時に
実際被災地で未だに痛みに苦しむ人の思いではないかと思っている
この6分間の場面は、そのような人たちへの外の人たちの思いを描いていると思う

りょーちんの痛みは分からない
けど
その痛みを分かりたいと側にいて
絶対に一人にしなかったみーちゃんがいる

モネにもそう言ってくれた人がいる
だからこそりょー&みーも互いに大切な人なんだということが分かるし
りょーちんにもそれをわかって欲しいんだ
大丈夫なんて突き放さないで

これはモネのりょーちんへの思いだけではない
心に傷を負った被災地の人たちを
助けたいと思っている外の人の思いだと思う
私たちは貴方たちのことを考えている
痛みを分かりたいと思っている
やはりこのドラマのテーマはここにある

りょーちんが大丈夫と言い続けたもう一つの理由は、いわば大事な人を思う優しさだった

一緒にいたいってだけじゃダメ?

みーちゃんをあらためて大切に思え
嬉しい幸せだと思えたのでは?
けど亡くなった人や立ち直れない人がいる中
俺だけ幸せになってもいいのかな?
被災地にもそういう人達がいたのではと思う
このドラマはいいと肯定する

俺幸せになっていいのかな?

当たり前だよ
今生きている人は幸せになっていい

りょーちんが痛いと言った
モネの反応はある意味冷静でした
私には分かんない
けどその裏に分かりたいと思ってるというのが見えるような気がします
絶対に一人にしなかった人がいる
りょーちんの痛みを分かりたいと側にいる人がいる
これはあの時に心に傷を負った被災地の人たちへの外の人の思いかもしれません
りょーちんはここが痛いと言った
そして
みーちゃんは一緒にいると言った
これは痛みを共有するということだと思います
わからないけど分かりたい
それとの同意であると思います

BGMは名曲
「忘れじの海 (オーケストラ)」

気仙沼の名場面にはこの曲
二人をつつむたぶん朝日(時間的にもだし建物が東向だし⇒聖地巡礼時に確認済み)がとても優しい

【110話劇伴メモ】
①冒頭~なないろまで
「来光(アン・サリー)」

②神様はいたな~
     うまく行くよねあの二人~
      波止場の新次さん
「心の耳 (アナザー・バージョン)」

③漁協でりょーちんとみーちゃん
    ~はまらいんへ~無事でよかった
「てのひら」

④卑怯だって分かっている~
    もういい終わりにする
「白き日」

⑤俺以外の全員に
     一緒にいたいってだけじゃダメなの?
     俺幸せになってもいいのかな
「忘れじの海 (オーケストラ)」


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