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おさらいモネ-おかえりモネ 第120話

120話 
サックスケースをあの日ただいまというはずだった幼馴染みの前で開ける


これがモネの決着をつけるべきことだったんだな
BGMは
あなたの愛や夢や冒険

曲名通り
モネは愛を知り夢を叶えるために冒険してきたと言えるかもしれない

もう何もできない何て思わない

これまでの無力な自分に戻ってたまるかという思いとともに
肯定
思いやり
同情
寄り添い
一緒に未来を考えること
そういうことで役にたつことができる
そう考えるようになれたモネに胸熱になる

おかえりモネ

タイトル回収
ある意味モネより深い心の傷を持っていたりょーちんとみーちゃん
地元に居続けた二人だからこそ
相応しかったと思う
ただいま

あの日からずっと言えなくて一番言いたかった言葉
モネが心の底から嬉しい時の喜び方
照れくさそうにジワッと喜ぶ
幼馴染みがみんなで普通に笑えてよかった
BGM
「生命の太鼓」

この曲はドラマの冒頭モネ誕生の時に流れた
今回はただいまと言えたモネが
昨日までとは違う新しいモネに生まれ変わる場面といえる
第1話と最終回を繋いでみせる壮大な演出だと思う


そんな簡単じゃねぇだろ

耕治さんのこの場面は
復興は終わってないというメッセージだと思う
心の復興はまだ道半ばだと
外の人間がそれを終わらせてはいけない
風化させてはいけない
その事を思うことを止めてはいけないということ
製作スタッフもこのドラマを作り上げたことで救われたと思ってはならないという自分たちに対する思いを込めたシーンだとも思う
BGMは
「海の灯り」

今被災地はやっと少しの灯が見えただけかもしれない

美波 こういうのが好きだったから

新次さん こういことが笑ってスッと言えるようになったんだなと
りょーちんも笑って受けとめられるようになったんだなと
及川父子の決着は完全についたんだなと
いろんな思いが込み上げてくる

どうよおやじ
俺の船だ!

おう!

新次さんはお前の船でお前の人生を歩めと言った
父にこれからの俺の人生を見てくれというりょーちんが逞しい
それを見つめる新次さんも文字通り目を細める
父と息子の会話って少なくてもいいんだなって思う
おし!

りょーちんの船出を見送りながら
拳を天に突き上げる新次さんのその先には
向こうにいる美波さんがいるよね
亮、立派になったなって
親バカだなって
心の中で美波さんと一緒に喜んでいると思う
及川父子の決着はこのドラマの大きな柱の一つだった

新しい道に踏み出す永浦家の面々

その中でかつて飛び出していったモネが帰って来ておかえりと言われ
みんなを送り出しおかえりという立場になった
私はここにいます
みんないってらっしゃい
気仙沼のサヤカさんになったように見えた

田中浜での2年半振りの再会

最後のこの期に及んでもお互いを ん?とか え?とか言わせる
やっぱり二人はどこかトンチキだけどこれもこれで俺たちの菅モネなんだね
どこか目が潤んでいて愛おしさで声が出ないような先生

再会して嬉しいけどどこか達観したようなモネ

見つめ会うほんのちょっとの時間で
2年半の時の長さを感じさせる
お二人ともやはり大した役者です

時間も距離も関係ない

このドラマの二人のハグは3回ですか
一回目は先生から抱き寄せ
二回目はモネから飛び込んだ
今回は二人でお互いに
その過程を見せつけられてきた
見た目は決してカッコいいわけではない
むしろ不格好なハグなんだけど
これが菅モネなんだと思えるんですね
遠くの音が聞こえるから雨が降ります

モネは耳がいい
登米編を思い出す
そして全てが整ったと

何も考えずに手を出す先生
握り返すモネ

触れるだけで飛び上がってた二人が手を取り合って一緒に生きていく
最後のBGMは
やはりこの曲
このドラマのもう一つのテーマソングというべき
「環」 

オーコメで清原さんが言っていた
このドラマのラストは
終わりだけど始まりだと
だからまだ物語は続いている
続いているからこのドラマのことが心からはなれない
今、そこへ行ったら彼らはそこにいると思えるから
その場所に訪れる
そして何回も繰り返してみてしまう
その続き見たいとは思う
たけど、終わって欲しくないとも思う
耕治さんが言うように続きを見て俺たちが安心してしまうのは違うのではとも思う
そんな簡単なドラマじゃない
あらためてそう思いました

【120話最終回劇伴メモ】
①冒頭~
    サックスのケースを開ける
「あなたの愛や夢や冒険」

②戻ってたまるかって思った
    不明 来光の別バージョン

③おかえりモネ ただいま
   りょーちんにおめでとう
    ~何で亮の船見に来ねえんだ?
「生命の太鼓」

④俺が救われてしまうんじゃないかって
    ~どうよ親父!俺の船だ!
    ~モネが手を振るまで
「海の灯り」

⑤それぞれの旅立ち
    耕治さん海へ
    行くぞ~っ
    みーちゃん行ってきます
    つづけることです
「なないろ」

⑥田中浜 子供達が去るまで
「ナライ」

⑦私たち距離も時間も関係ないですから
     ~エンディング
「環」

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