おさらいモネ-おかえりモネ 第80話

80話
伝説といっていいレジェンド回
このドラマを名作たらしめた回
分からないけど分かりたい
傷ついた人たちへの寄り添い方を示してくれた回でした

今日はちょっと疲れてる

東京で若者たちが
気仙沼でその親たちが

それぞれの心に抱えるものと向き合っている頃、もう一つ上の世代が気をもんでいる

何もしてやれねえなあと思ってさ

龍己さんも何もできなかったと言ったモネや、何をしてやれんだと言った耕治さんと同じ気持ちだ龍己さんも、何もできなかったと思っている人の一人だったんですね
若き者たちを思う気持ち
上の世代から下の世代に何を示してやればいいのか？
これは人生において普遍的なテーマとも言えると思う
親たちは子と向き合おうとしている
龍己さんは、下の世代に何かしてやりたいけどその気力が弱っていたのではと思う
そこに
カッコよく生きてやりましょう

サヤカさんの一言で、龍己さんも気力を動かすエンジンが点火したように見えました
それにしてもサヤカさん
人としての器がでかい
モネがなりたいという姿だと思う
下の代への示し方
亜哉子さんは本気で明るい顔にと言った
その下の代のモネたちは三生が俺たち笑おうと言った
今週タイトルは「 若き者たち」
BGMは
名曲 「心の耳」

じゃあね

東京では若者たちが思いを語りあった
りょーちんはモネに気持ちを伝えたけど届かなかった
「大丈夫だから」の憂いの笑顔の仮面を
またかぶってしまった

私がそばにいる
みーちゃん思いが、心の耳に聞こえてくる

あなたに会いに来たんですけど

これでも動揺してる
みーちゃん砲や
自分との約束を忘れてまでりょーちんのもとに駆けつけたモネの本当の気持ちはどうなのか
そしてこれからの自分は？
このまま登米での医療に専念したら、このまま離れたままになってしまうのでは？
そんな動揺でしょうか？

ここからの至高の7分間は
全員黙って見ろってとこですね
そしてこの7分間はBGMが秀逸
唯一無二の場面を演出しています
こちらもじっくり聞きたい

嫉妬とかそういうレベルじゃなくて

あなたがずっと抱えてきたことを今なら受け止められる

いや受け止めたい
＝あなたの痛みを分かりたい
何かあれば多少頼りにしてください

モネの心がりょーちんにあるのかもしれない
もしあっても寄り添いたいという思いでしょうか

BGMは
「ひかりのこ」

そして重要アイテムずんだ餅

登米の診療所に専念しようかと

先生の手に触れるモネ
何も考えずに手が出た
先生がいなくなるの嫌だ

BGM
「虹に向かって」

頂点に向かって高まっていく二人の気持ちを演出する

どうしたの？

ため口 どうしたの砲の破壊力
先生が目の前からいなくなっちゃうのイヤだって思ってるんです

モネの心は自分に向いていると確信
おそらく初めて何も考えずに身体が動く

ここでBGMがブレイク

あなたの痛みは…

分からないけど分かりたい
このドラマのテーマがこの台詞に凝縮されてると思う
この言葉に共感できるかどうかで
このドラマに対するその人の評価が決まると思っている
ピンと来なかった人はたぶんこのドラマに寄り添えない
共感した人はこのドラマが常に寄り添ってくる
そしてこのドラマをもっと分かりたいと思う

私は共感できてとても幸せだと思っています

ハグしてからの
BGM
「あかつき」

完璧
至高の7分間でした 

この週の週末ほど土日いらねー！と思った週末はありませんでした

【80話劇伴メモ】
①前回レビュー
   分かってんでしょ～正しいけど冷たいよ
    ～私がそばにいる
「ががやく宇宙の塵」

②今日はちょっと疲れてる
    ～カッコよく生きてやりましょうよ
     ～幼馴染み帰る
「心の耳」

③妄想とかはしてないですよ   
    ～コインランドリー最初まで 
        送るの忘れてた
「朝風」

④嫉妬とかそういうレベルでなくて
    ～ずんだ餅食べてください
「ひかりのこ」

⑤モネ先生の手を握る
    どうしたの？
    ～抱き寄せるまで
「虹に向かって」

⑥あなたの痛みは
「あかつき」