おさらいモネ-おかえりモネ 第43話
43話
切り倒されたサヤカさんの木
ゆっくり成長してきた木が、未来に役にたつために新しい姿となる
物語の冒頭にサヤカさんがモネに見せたこの木は、登米編の象徴でもあったと思う
モネも次へ進む時がきたことを否が応でも感じさせ、神々しさすらある場面だった
木が倒れていくのを見つめる森林組合
見届けるという表現が正しいかもしれない
皆 姫の気持ちを察して余りないだろうし、
皆 各々の心の区切りをつけているに違いない
台詞のないただ木が倒れるだけのシーンなのに心が揺さぶられる
BGMは
「海心」
山のシーンに海を冠したタイトル
離れてしまっている間に
また大切な人が何かつらい目に遭ったらって
それで怖くなりました
あの日音楽をやりたいという自分の夢を追って島を離れていた
そして今
気象予報士として役に立ちたいという自分の夢のためには、ここを離れねばならない自分の夢のために、また大切な人たちと一緒にいられなかったら?それがモネを縛っている
けど縛られなくていい
好きに生きていいし、変わってもいい
このドラマはそれを繰返し言う
あの日傷ついて何かに縛られてる人皆へのメッセージだと思っている
そして妹に言われたある意味呪いの言葉
お姉ちゃん津波見てないもんね
モネの抱えているものを知り、手を添えようとしたけど躊躇した先生
自分も抱えるものがあって、変われていない
モネの痛みを共有して、引き受ける資格が自分にあるかとか考えたのかもしれない
けど大事なことは、そんな事とか何も考えずに手を当てられるようになること
それが自分の課題だと認識したこと
そしてもっと大事なことは、モネがこの事を他人に話したのは、サヤカさんよりも家族よりも誰よりも先生が初めてだということ
やはり先生になら大丈夫と思えたからでしょうか
この時のBGMのタイトル
これが「天と手」
まさにその通り
タイトルと場面がピタリと合う
【43話劇伴メモ】
①冒頭ヒバを切る
「霧」
②切り倒されたヒバ
「海心」
③神社に木を保管する
「あなたの愛や夢や冒険」
④私に気を遣った?
「静寂の嵐」
⑤私、島にいなかったんです
~手当てができない先生
「天と手」