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おさらいモネ-おかえりモネ 第118話

118話

去っていく後ろ姿がスローって良くないことの定番だし
感染症というリアルな設定もぶっ込んできて
まさか先生このまま退場?と騒ぎになったな
心の拠り所は、気仙沼編予告にあった田中浜の二人のシーンがまだだったということ
この後2年半会えなくなるとはね

水野さんが立ち寄ってくれた

水野さんの存在って何だったんだろう?と思う
それは被災地と非被災地
当事者と非当事者
東北と東京といった2つの距離感と温度差を体現してくれた役ではなかったのかと思っている

モネはそんな水野さんにおかえりと言っている
そして水野さんの思いは
もしかしたら現地を取材したスタッフの気持ちも反映されているのでは?と

そういう温度差を感じながら
どういうドラマを届ければよいのかと
真摯にこのドラマを築き上げていったとしたら
あらためて製作陣には称賛しかない

あとここのシーン何気に好きです
一度なんかをあきらめたり
またやってみたり
みんなそういうのでいいんだな

このドラマのベースの部分でずっと流れ続ける「全肯定」がここにもだなと思いました
そして
凄く迷いながら音楽かけた
そしたらみんな喜んてくれた

やっぱり音楽っていいね
モネは大好きな音楽を封印してきたけど
大好きなものを大好きだと言えるまでになったんだなとしみじみ感じたシーンでした

みーちゃんの告白

ここが痛いと初めて言った
誰も彼女を非難なぞしない
けど彼女は自分を許せない

一瞬生徒のことを忘れ自分の娘のことを考えてしまった自分を許せず、教師を辞めた亜哉子さんが思い浮かぶ
みーちゃんは亜哉子さんの子供なんだなと

この告白を聞いて回想のシーンが最初
視た時と印象が変わってきた
津波見てないもんねは

いなかったモネの非難に聞こえたけど
おばあちゃんを置いて逃げるくらい怖かった、お姉ちゃんは見てないけど分かって欲しい、助けてと
すがってるように聞こえてきた

みーちゃんの告白を聞いて気付いたことで最も大きいのは
りょーちんが彼女の痛みが分からないけど「想像できる」と言った訳
給食室での再会の場面

118話では一瞬ハッとする彼が映る
これは15話にはないショットだった

雅代さんのこと聞かれても多分わからない
俺見たから行かなきゃって

ばあちゃん体育館にいるよ
りょーちんは雅代さんがみーちゃんと一緒ではなく一人でいたことを見ていた
ひょっとすると、他の大人に連れられてきたとこも見たかもしれない
だからみーちゃんの抱えるものはこの事かもと「想像でき」たということなのか

15話から最終週にロングパスが放たれていたことに鳥肌がたちました
そして今までのみーちゃんの言動に共感は出来なくても同情はできると思いました

私は言えて良かった

痛いということで気持ちは楽になる
解決が無理でも糸口が見つかることもある
先生の言葉を思い出す
受けたモネはかなりの衝撃だと思うが
もう無力ではない
何もせずに退場ではなく
正面から受け止めた
妹に何をしてあげられるか?

【118話劇伴メモ】
①先生を見送る
    先生も東京で無理しないで
「あふれるやさしさ」

②ジェネレーターのプレゼン
     ~水野さんが来た
「うみやまそらひと」

③自分に何ができるの?って
    ~どういう顔で戻ってくれば
    ~ここで一曲
「美のなかを」

④一度なんかをあきらめたり
   またやってみたり
   みんなそういうのでいいんだな
   良いのかなって凄く迷いながら音楽かけた
   音楽っていいね
「ダニーボーイ」

⑤モネもあせんなよ
    捕らわれてきたのは俺やみーちゃんだけじゃ
    ないんじゃないの?~
     大学行きはもうやめようと思ってる
「静寂の嵐」

⑥おばあちゃんは?
    ~ほんとの声を聞く勇気がなかった
    ~私あの時おばあちゃんを置いて逃げた
「虹に向かって」

⑦その後大人達が来て~
    絶対自分を許すことができない
     ~私は言えて良かった
     ~エンディング
「海心」


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