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おさらいモネ-おかえりモネ 第100話

100話
漁協の滋郎さんが少しモネを信用してくれた

よかった
いろんな意味でよかった
ゆっくりでいい
少しずつ信用を得ていく
やり続けるしかないんだね
そして美佳子さんもモネのしぶとくて真摯な姿にあの時の直後の自分を思い出す

また一人信用を得た
外から帰って来たモネが地元の人から一人づつ信用を得ていく
気仙沼編は
モネが地元から信頼される人になるための奮闘記と言える
第20週はそのスタートなんだ

なぜこのドラマに水野さんを登場させたのか?
モネと水野さんの会話をここで入れてきたのは何故なのか?
外から来た人間に何が出きるんだろう?
スタッフが繰り返し自問自答していたことかもしれない
被災地で取材を続ける中で
外にいるものの関わり方について
簡単ではないと痛感したことがこの場面に込められているのではと思う

それに対する一つの答え
外からきた人間が一生懸命考えるからよくなることもある

10年経っても時が止まってしまった人たちにすれば、外の人間に何が分かると言う思いもあるだろう
大事なことは一緒にちゃんと考えることでは?
一生懸命考えること
被災地の痛みを分かりたいと思って考える
綺麗事と思われるかもしれない
だけど一緒に未来を考えることは
一緒にいること
外のもの達もあなた達のことを考えている
そう言ったことを二人の会話にして伝えたのではと思う

もしコロナなかりせば
あと10話くらい多くできたなら
この水口さんエピソードはもう少し長めに丁寧に掘り下げられていたかもと思うと、ほんと惜しいなと思う
何年か後に、水野さんは自分が何か出きそうなことを見つけて、また気仙沼帰って来たんじゃないかと
そう思うようにしています
(続編で是非)

宇田川のさんの絵を見ながら
簡単じゃない

ずっとここにいる人=離れられないものは自分達の痛みが分かるものかと、外のものが役に立ちたいと言っても綺麗事と言うかもしれない
そういう人たちに信用されることは
難しい
簡単じゃない
ここの人達から信用を得ることは、一度外に出た者には難度が高い

そして被災された方に元気を出そう、前を向こうといわれてその人達は一歩進めるのか?
立ち直れるのか?
そんな簡単なもんじゃない
そういう簡単じゃない色々なことがある
それらにモネは向き合っていく覚悟なんだ
この「簡単じゃない」というワンフレーズは深い深い意味を持って
心に染み入ります

そこで宇田川さんから贈られた絵をら飾る
宇田川さんにとって
他人のために絵を描くことは簡単じゃなかったはず
そんな思いのこもった絵を見て
モネはゆっくり少しづつしぶとくやっていく覚悟を新たにしたに違いない
この絵を飾ったのは、本人にとっては簡単じゃない外とのコミュができるようになった宇田川さんの絵だからではないかと思う
簡単じゃないだからやる
耕治さんが言う前に
もしかしたらモネはそう思っていたかもしれません

モネと一緒に宇田川さんの絵を見つめる三生と悠人くんも、一度島を出て外から戻ってきた者
彼らも同じく何かを感じたと思います

もしかすると、彼らも島の人たちの信頼を得るまでは「簡単じゃない」という経験をしていたのかもしれません
そしてまだ得られていないと感じているかもしれません
いろいろと伝わってくるものがある名場面だと思います


【100話劇伴メモ】
①秋祭りのお知らせ
「いのちが咲いている」

②あなたが天気予報始めて嬉しかった~
    身近な人の笑顔みたくて戻ってきた
「すべてが整うと雨が降る」

③お祭り延期できないか?
「ひかりのこ」

④テントはもちろん町の看板が落ちるくらいの風
   ~また脅すようなこと
    ~しぶとく行け
「約束の空」

⑤アワビの開口の日になる
    ~延期だ
    ~アワビの開口となります❗
     ~ちょこっとだけ参考に
      ~ありがとな~三生来るまで
「生命の太鼓」

⑥値段は聞かないの
    ~頑張ってね
    ~帰るんです東京に
「あなたが生む」

⑦外からきた人間だから
   ~簡単じゃない
   ~エンディング
「うつくしい羽」


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