シルク製品のご家庭での洗い方について
こんにちは。リブーン中の人です。
シルク製品のご家庭での洗い方について
何気ない質問がありましたので、個人的な主観を交えて書き連ねてみます。
そもそもシルク製品とは?
シルク製品とは、シルクと呼ばれる天然繊維から作られた製品のことを指します。シルクは、蚕の繭から取れる繊維であり、主に中国(80%)やインド(13%)などで生産されています。
日本はわずか0.2%の製造量です。
*引用先:一般財団法人大日本蚕糸会
https://silk.or.jp/wp-content/uploads/silk22.pdf
シルクは非常に軽量で柔らかく、肌触りが良いことから、高級な衣類や寝具として広く利用されています。また、独特の光沢と美しい色合いも特徴です。シルクの繊維は熱を通しやすく、吸湿性もありますので、夏場には涼しく、冬場には暖かい着心地が特徴です。
シルク製品は主に衣類(ドレス、シャツ、スカーフなど)、寝具(シーツ、枕カバー、布団カバーなど)、インテリア用品(カーテン、クッションカバーなど)などに利用されます。その高級感と特性から、特別な場面や大切な場面での使用に適しています。
シルク製品のご家庭での洗い方
手洗いが基本:
シルク製品は洗濯機などの機械洗いではなく、洗い桶や洗面台で手洗いが基本です。洗濯機の強い摩擦や水温の変化がシルクを傷つけるため、手洗いで優しく洗います。
おしゃれ着用洗剤を使用する: 洗濯する際には、おしゃれ着用洗剤を使用してください。強い洗剤や漂白剤はシルクの繊維を傷める可能性があります。また、柔軟剤も避けるようにしましょう。
冷たい水を使用する: シルク製品を洗う際には、冷たい水を使用してください。熱い水はシルクの繊維を傷つけることがあります。水温が高い場合は、シルクが縮んだり変形したりする可能性があります。
優しく押し洗いする: シルク製品を手洗いする際には、優しく押し洗いを行います。激しくこすったり絞ったりしないように注意してください。また、特に汚れが目立つ部分には、柔らかいブラシを使って優しく汚れを落とします。
脱水:ごく短時間10秒ぐらいでよいです。シルクはしわになりやすい生地ですので、脱水時間が長すぎると繊維が折れてしまいすぐにシワしわになり、アイロンかけてもシワを取ることは困難になります。
陰干しする: 洗濯後は直射日光を避けて陰干ししましょう。直射日光に当てるとシルクの色褪せや変色の原因になります。また、シルク製品は形を崩しやすいので、形を整え、しわを伸ばして平らに広げて干します。少し濡れているうちに充て布をして低温でアイロンをかけることもお勧めです。
シルク製品は高価であり、その特性上、丁寧な取り扱いが必要です。これらのコツを守ることで、シルク製品の美しさを長く楽しむことができます。
個人的な主観
シルク製品は非常にデリケートな生地です。
ご家庭での洗濯は非常に困難を極め、初めて洗濯するときは失敗することは必至です!
ご家庭で試される方は、捨てても良いシルク製品で試してみることをお勧めします!
シルク製品はドライクリーニングが一番です。
ドライクリーニングはテッシュペーパーを洗ってもそのままの形を保ち乾燥して機械から出てきます。ドライクリーニングはデリケートな素材に対し安心して洗濯することが実現可能なのです。
シルク製品は無理せずにクリーニング店へお任せするのが一番と言えます!
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