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RIZIN28  UFCタイトルマッチから見る勝敗予想

【至極の10カード いよいよ東京ドーム決戦】
コロナにより延期を予期なくされ、フルキャパシティの念願はかなわずとも、我々ファンのために開催まで尽力していただけた。バラさん、ありがとうございます。
蓋を開けずしても神回確定必至の同大会。
もはやYOUTUBEで格闘家らによる予想動画で定番化されているが、筆者目線でも予想したい。

朝倉未来VSクレベルコイケ コイケの3Rリアネイキッドチョーク1本勝ち

スペシャルワンがメインに登場する。そして相手はフェザー級屈指のコイケ。
立ちのミクルか、寝技のコイケか。
下馬評ではKSWでの脅威の1本率、勝率でコイケを推す声が多いがその点でいうとKSWのレベルのよくわからないので筆者は懐疑的だ。
実績だけでいうとどちらかというとRIZINでの未来の戦績のほうが、はるかにビックネームに勝利している(判定でも)ので判断し難い。
ただ直近の真嶋、アグオンへの勝ち方だけでレベルの高さはうかがえる。
どちらが勝ってもおかしくないし、判定までもつれる展開予想がしやすいところではあるがメンタル面が雌雄を決するのではないかと思っている。

コイケは貧しい育ちから成り上がりを求めて日本にやってきて、いまだに祖国でギリギリの生活を送る家族を助けたいというストーリーがある。
ここで最近、似たようなストーリーで衝撃をもたらした男がちらつくではないか。
先月、マイケルチャンドラーをKOで下し見事戴冠を果たしたUECライト級のチャールズオリベイラだ。
彼もスラム街で死と隣り合わせの中、ギリギリを耐え抜きかつUFCでも苦節10年戦い続けて奇跡をもたらした苦労人だ。
両者には昔からストリートファイトでやんちゃしていたところも似ている。
後述するがムサエフも戦争で死と隣り合わせになりながらもアゼルバイジャンへの忠誠によって遂行し、今回のタイトルマッチの大義へとつなげている。

何がいいたいかって、日本人と住んでいる世界が違うということ。
この3人の使命感と大義は我々には想像できないほどである。
スキルが拮抗した同試合、最終的にこのメンタリティーで決する死闘となるのではないか。
それかスペシャルワンが決死のパフォーマンスを魅せるのか、果たして。

ムサエフVSサトシ ムサエフ2RKO勝ち

ムサエフの1年半ぶりのRIZIN。ピットブル戦を制しトーナメント優勝で得た名声は色あせることなく、今日までむしろそれの価値はあがったのではないかとも思えるほどに
「ついにきたか」感がすごい。
彼がコロナで席を空けている間、タイトルマッチ挑戦権を得たのはボンサイ柔術の至宝、ホベルト・サトシソウザだ。
ただの柔術家ではないことは、北岡廣田矢地との闘いを見れば周知だ。打撃センスもすごい。ポジションコントロールにも長け、一回寝かせたら締めでもパウンドでも決める力がある。

勝負はムサエフがどれだけ組みの対応をこなせるかになるだろう。
触らせすらしない間合いをとるのか、組ませてもTDをとらせないのか。
打撃であればムサエフになるだろうから、CONFESSIONでもソウザがいう通り
「ミルコVSノゲノラ」のような展開で3Rに逆転一本も期待できるだろう。

ただ、そのとはならず戦争帰りのメンタルをもつムサエフの、今後のストーリーの1部にすぎないような圧巻パフォーマンスを見ることになるのではないかと思う。
ひょっとするとあっけなく終わったと形容されがちな戦慄が飛び交うかもしれない。

朝倉海VS渡辺 海の1RKO

語るには及ばないほどの実力差があるように思う。
何もさせないでしょう。

元谷VS岡田 岡田判定ユナニマス勝利

国立大卒のIQファイターでもある岡田だが、最近の大塚と倉本戦で見せた戦術の幅は本線でも機能するような気がする。彼は出すぎないのだ。しっかりと相手を見て3Rを有効に利用する。KOではなくとも有効な打撃を駆使する。大塚戦はその意味で完封だった。
付け入るすきのない彼に勝負師の元谷がどのような戦略でくるか。
もしかするとお互い勝負に徹して塩になる可能性も否めなくないが、「わかってる」元谷はきっとファンの期待にこたえようとするからどうだろう。
これの勝敗予想はどうか覆ってくれとも思っています(笑)

扇久保VS寒天たけし 扇久保3R判定勝利

寒天の試合はパンクラスで直近のやつを1回見た程度で、それも塩だったことから予想し難い。
プロの予想にある通り扇久保のユナニマスか。

井上VS石渡 井上2RRNCの1本で勝利

圧倒的井上オッズFAVORITEなのだろうけど、往年のRIZINファンからすれば石渡のアップセットを見たいというところ。

ドミネーターVSベイノア ドミネーター1RKO勝利

会見でRISEのマイクでは滑り散らかしているとは思えないほどの達者なしゃべりを魅せたベイノア。両雄舌戦では五分といったところ。
しかしさすがにMMAデビューであるし、ドミネーターはリップサービスで「立って撃ち合うんじゃないですか」としていたものの、ドミネーターであるからこそいきなりのテイクダウンをとるのではないかと思っている。
その後の展開は想像に難くない。
舌戦で注目著しい1戦。これぞまさに1試合目にふさわしい好カードといえるでしょう。


計量クリアの報もどんできていますので
体制は万全。結果はいかに。


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