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急に円高。と思ったら戻った。けど、調べておこう円高銘柄

ども、かえるくんです。
円安のうちに来るべき円高に備えて円高銘柄を調べておこうと思っていました。思っていただけで調べてなかったら、急に円高になり、いつもながら慌てております。

本日現在、149円30銭ほど、また円安に戻ってきていますが、本格的に円高に向かったときに慌てないよう、やはり円高銘柄は調べておきたいと思います。

まずは、ドル円チャート

上段:日足・1年 
下段:週足・10年

 TradingView

ドル円相場の歴史

1949年~1971年  固定相場時代 1ドル=360円
1971年~1973年  スミソニアン・レート 1ドル=308円
1973年2月~    変動相場制 

変動相場制になってからの最高値は2011年10月31日75円32銭
そして、最安値は2022年10月22日151円94銭ですが、つい先日11月13日には最安値とほぼ同値の151円91銭となりました。
12年でドルに対する円の価値は半分になってしまったわけです。

円高関連銘柄とは

一般的にメリットを得るとされるのは、輸入業種で原油、大豆、トウモロコシなどの輸入食糧、輸入家具、原料を輸入する紙・パルプ、輸入木材などがある。さらに、円高が進むと海外旅行の費用が割安となるため、旅行会社や、航空会社のビジネスチャンスも広がるとされている。

出典:株探

以下、業種ごとに主な銘柄をまとめてみました。
情報は株探、証券会社HP、IR BANK、各社HP等で調べておりますが、時点の違いや転記ミス等もあるかもしれませんので、参考程度にご覧ください。

◆原油・石炭・鉱業

2023/11/22現在 

チャート 日足・1年(Trading View)

5020 ENEOS
5019 出光興産
5021 コスモ
1605 INPEX
1662 石油資源開発

原油系は為替よりも原油価格の影響の方が大きいかも。。。

INPEXの大株主は、経済産業大臣(保有率19.97%)
石油資源開発の大株主も、経済産業大臣(保有率35.79%)

▷株価は既に上がってしまっているので今からはちょっと手を出しずらい。
▷高配当銘柄も多いので、配当狙いの長期保有もアリ。
 配当狙いの場合、過去に減配、無配がないかを確認します。

IR BANK 5020ENEOS 配当実績

上図はENEOSの配当の推移です。過去13年、配当性向が赤字でも減配ナシが確認できます。他の銘柄もチェック⇒ IR BANK

 既に、ENEOSとINPEXを持っているので、そのまま継続保有します。

◆水産・製粉・製糖・製油

2023/11/22現在
1332 ニッスイ
1333 マルハニチロ
2002 日清製粉
2109 DM三井製糖
2613 Jオイルミルズ

円高メリットの話とは少しずれますが、最近の冷凍食品はとても美味しいですね。種類も豊富で自分が作るより冷凍食品をチンして食べた方が、美味しいうえに安上がりです。電子レンジで解凍するだけでなく、袋から取り出してそのまま鍋に入れて火にかけるだけの麺類などもとても便利。スーパーで買い物をしていても明らかに冷凍食品の数が増えた気がします。

小麦は9割を、砂糖は原料の6割から7割を輸入に頼っています。
今まで意識してませんでしたが、白砂糖には「カップ印」と「スプーン印」があるんですね。どちらを使っていますか?(どうでもいい話)

◆ビール

2023/11/22現在
2502 アサヒGH
2503 キリンHD

ビールの主原料である「二条大麦」と「ホップ」はほぼ輸入に頼っています。従って、ビールも円安ダメージ、円高メリットとなります。

▷食料品セクターは単元未満株で明治HDを持っているだけで、以前から何か一つ二つ持ちたいなと思ってみているのですがなかなか決めきれず。皆さんどれをお持ちですか?

紙・パルプ

2023/11/24現在
3861 王子HD
3986 日本製紙
3880 大王製紙

(言い訳)ここに貼り付けるならトレビューより株探のチャートの方が見やすいですね。そして、23日記事を書き始めたので、「ビール」までは11月22日までの終値で表もチャートも作ってます。作り直し大変なのでご容赦を。。。

紙・パルプの原料は木製チップでこちらもほぼ輸入に頼っており、製紙企業は円高銘柄。

仕事上はデジタル化でペーパレスが進んでおり、紙ってこれからダメなんじゃないのぉ?製紙会社ってこれからどうなのぉ?と思っていましたが、プラスチックの代用としての紙製品、セルロースナノファイバーの開発、実用化、普及など脱炭素社会に欠かせない企業となるのかも。

セルロースナノファイバー(CNF)とは?

人類の生活を豊かにするために、機能性の高い材料の探索や開発は永遠につづく研究テーマです。最近では地球温暖化抑制のために、「脱炭素」も高機能材料開発のポイントとなっています。セルロースナノファイバーは、セルロースを主成分とする植物繊維を、ナノ(1ナノは10億分の1)メートルサイズまでほぐして微細化した素材です。環境にやさしい天然物ながら、鋼鉄の5分の1の軽さで5倍の強度を持つ、熱で膨張しにくい、吸水性が高いなど、さまざまな特徴があります。また植物を原料としているため、再生型資源として気軽に身近なものから手にいれることができます。

国立研究開発法人産業技術総合研究所 産総研マガジン

輸入家具・雑貨

2023/11/24現在
2670 ABCマート
2782 セリア
9843 ニトリHD

セリア、ニトリは急騰しておりますね。
セリアは年初来、だだ下がり、決算ボロボロでさらに下げていたところに円高急襲で爆上がりということでしょうか。

セリア 営業高と営業利益

セリア 2024年3月期 第2四半期決算説明資料

上図はセリアの2Q決算説明資料です。売上高は過去最高を記録しているのに営業利益は前年同期比△23.2%となっています。4,5ページからも売り上げ原価率が上がり営業利益率が低下しています。いかに円安がダメージかということがわかりますね。
(2782)キャンドゥを見るとこちらは赤字となっており、円安、原油高による100均業界の厳しさがわかります。でも、最近は200円、300円、500円の商品も増えてきました。ちょっと手に取って、200円のシールが貼ってあると、そっと棚に戻します。。。

今回は、円高メリット銘柄をただならべただけ

円高メリット(=円安デメリット)銘柄は、原材料や資源が輸入に頼っており、消費は国内が主といった銘柄になります。
今回、ちょっと調べたことで、日本は圧倒的に資源の少ない国なんだということを再確認。食料もエネルギー資源も。鎖国したらあっという間に飢え死にですね。
ここに上げた銘柄以外でも、電気、ガス各社も円高にメリットあり。
また、輸入という観点以外でも、海外旅行などは円高の方がお安くいけるので、海外旅行者増が期待できます。(旅行は遊びで高ければ我慢もしますが、留学してまじめに勉強したい人にはコロナにつぐ円安は大打撃(涙))

銘柄については株探で検索してください。
円高メリット(円安デメリット)関連が株式テーマの銘柄一覧
(この記事書く必要なかった・・・?いや、自分の勉強のためなので)

そして、まだ株サロンメンバーはしっかりまだ株先生のお告げを確認してくださいね!

サロンメンバー以外の方が読んでるとも思えないのですが、もしサロンに入ってないよ~という方がいらっしゃいましたら早めにお入りください。円高関連銘柄についてもお話しされてます。

まだ株持ってないの?投資サロン
https://note.com/kabu_ohimesama/membership


今回も、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


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