不妊治療でかかったお金・病院について

今まで不妊治療でかかった金額を計算してみました。
それとあわせて、普通の婦人科と不妊専門病院に通ったので、個人的に感じた違いなどを書いていきたいと思います。

タイミング法+α(婦人科通院)

体外受精をする前は、近所の婦人科(産科がない、レディースクリニック的なところ)へタイミング法+検査で通っていました。
その病院も大人気で、予約を取るのがとても大変だったのですが、何せ近所ということもあり、通いやすく、また不妊治療を本格的にやるかどうか腹がくくれていない時だったので(年齢的にはもうやばかったのですが、お金や仕事の問題で本格的な治療に迷いがあった)、そういう意味でも行きやすかったです。

先生も明るい女医さんでいい先生でしたが、後々不妊専門病院に来てから思ったことは、腹をくくれてるなら、最初から不妊専門病院の方がいいな、ということです。
普通の婦人科に行くのが悪いということはないのですが、不妊専門病院の方が圧倒的に最初の検査量が違うし、進みが早いと思います。

結婚1年目でどうしようかな、というぐらいであれば、近くの婦人科が通いやすいし、待ち時間も比較的少ないと思いますのでよいかと思いますが、結婚3年目で自分たちでタイミングもしてるけど中々授からないという方は最初から不妊専門病院に行った方が手っ取り早いかもしれません。

ただ、私的には段階を踏むやり方の方があっていたので、近くの婦人科から通うというのはよかったと思っています。

さて、こちらの婦人科では主にタイミング法と多少の検査(主だった検査は精液検査と子宮卵管造影、あとは性感染症などの確認のための血液検査だったかと)を行いました。
半年間通ってかかった金額は・・・

47,000円

やっす!
いや、安くないけども、いや、でもやっぱやっす!!!
だってこんなの体外受精に行けば1日で飛ぶ日がありますよ。。。
タイミング法はほんっとにお財布にやさしいです。

あと私が通っていた病院では漢方も扱っていて、ディファストンと一緒に漢方薬も処方してくれました。
冷えにも効くと聞いて飲んでいたのですが、何せ薬が効きやすい体質なので、夜中に大量の汗をかいて起きてしまうという事態になり、結局漢方は飲まずじまいでした(今でも大量の漢方薬がそのままとってあるw)。
ただ、漢方の力ってすごいんだなーと思いました。

体外受精(不妊専門病院)

不妊専門病院に移ってから主に以下の治療を行いました。

・人工授精1回(ヒューナーテストも兼ねて)
・採卵(通常の体外受精)1回
・採卵(着床前診断+顕微授精)1回
・胚移植7回(うち3~4回はSEET法利用、1回は2個移植)

検査としては子宮卵管造影は前の病院でやったのでOKとなりましたが、それ以外の検査は結局ほぼほぼやり直しでした。
血液検査、精液検査などもそうです。
あと流産後の胚移植失敗後に、稀に掻把手術で癒着の可能性があるとのことで、子宮内の検査もしてもらっていました(ほぼ問題なかった)。

不妊専門病院は最初のカウンセリングの時に夫婦の血液検査をとりあえず受けるなど、とにかくスピードが早いし、体外受精も早めに希望していることを伝えていましたので、とんとん拍子でステップアップしてきました。

ただ、病院の待ち時間が長い・・・!(最高で2時間半かかった)
そして通う日数がめちゃくちゃ増えるので、仕事のある方はある程度覚悟しないと難しいです。
私は直属の上司のみに不妊治療をしていることを伝えていましたし、当時の仕事はわりと自分で時間のコントロールしやすい部類のものだったので、わりとすんなりと始められました。

で、ですよ・・・。
ちょうど妊娠して卒業するまで、丸2年かかることになるのですが、その間治療をお休みしたのは3か月ちょっと(仕事上どうしても難しい時期があった)です。
2年間でかかった金額は・・・

280万円!!!!

助成金があるので、多少手出しのお金は少ないですが、それでも恐ろしい金額ですよ・・・。
やはり2回目の採卵で顕微授精+着床前診断の費用が響きました。
菅総理、ほんと早く高度生殖医療に保険を導入しておくれ・・・。

サプリメントとか、その他諸経費を考えると、多分全体で300万近くかかってるんでしょうね。。。
年齢的にも微妙ですが、もし今後不妊治療をすることがあるのであれば、本当に菅総理が不妊治療を保険適応にしてくれないと、さすがに厳しいかも。
治療と仕事の両立ができなくて仕事を辞めざるを得ない人も多いでしょうし、そうなると益々保険診療が期待されます。
たぶん、不妊治療の仕事との両立の問題は、現在の日本の風土ではすぐに解決できるものではないと思います。
そうなると、やはり保険診療が負担減の面では手っ取り早いし、有難いんですよね。。。

来年度以降、どういう形で不妊治療の負担減が実現されるのか、興味深いところですね。

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