【レベル5-6EDHデッキ紹介】《眠れぬ亡霊、ミレシント》 スピリット・パーリナイ!
友人が声をかけてくれて始めたMTG。
MTGを始めた時期がちょうど《眠れぬ亡霊、ミレシント》の公式構築済み統率者デッキ「スピリットの戦隊」が発売される2021年11月ごろで、このデッキを購入しました。
私が昔研究していた英文学とスピリットが縁が深いこともあり、スピリットが大好きな私は、スピリットが並ぶ「スピリットの戦隊」デッキで戦うのが楽しくて、瞬く間にEDHに沼ってしまいました。
そこから統率者は《眠れぬ亡霊、ミレシント》のままデッキの中身を私なりに入れ替え続けて、出会ってから約3年経った今でもとっても気に入っているデッキです。
今回は、私の《眠れぬ亡霊、ミレシント》のデッキ紹介をします。
こちらのデッキレベルは5-6です。
私はデッキに入れるシングルカードは、基本的に300円以下なら購入、300円超え~500円以下ならデッキの中で重要な役割を果たすカードなら購入、500円以上だと基本購入せずに運よくパックやイベントの景品等で手に入ったらデッキに入れています。
どれくらいお金をかけて楽しみたいか、どんなコンセプトのデッキをつくりたいかなど、プレイヤーの状況や好みに合わせて多種多様なデッキをつくることができ、十人十色の楽しみ方ができるのが、EDHの大きな魅力だと私は思っています。
ちなみに、今の私はゲームを全力で楽しみつつ、レベル5-6帯で良いデッキ構築・プレイでしっかりと勝ちに行けるプレイヤーを目指しています。
この記事が参考になれば幸いです!
デッキリスト
統率者紹介
統率者は《眠れぬ亡霊、ミレシント》。
『イニストラード:真紅の契り』出身で、公式の構築済み統率者デッキ「スピリットの戦隊」の看板統率者でもあります。
飛行4/4で、ミレシント本人含めトークンでない自分のスピリットが戦闘ダメージを通すor死亡することで1/1飛行のスピリットトークンが出てきます。
また、ミレシントを唱えるのに必要なマナは合計7マナと重いのですが、自分の戦場にいるスピリットの数だけ無色1マナ軽減できます。
そのため、序盤から軽いスピリットを並べられれば早く唱えることができます。
自身が死亡しても、リキャストするときに自身のマナを軽減できるスピリットトークンを1体出してくれるので、場合によっては相打ちをしたりブロッカーとして利用したり、うまく利用していきましょう。
ミレシントはまさにスピリットをたくさん並べるスピリット部族デッキにうってつけの能力を持っているので、そのような方向性でデッキ構築をしています。
デッキの内統率者・多相も含めて32枚がスピリットです。唱えて通ればスピリットを出すカードも含めれば、34枚!
眠れずに何度も蘇ってくるミレシントのところにまた一人、また一人とスピリットが集まってきて、最後には対戦相手を倒してスピリットみんなで楽しくパーリナイできる、そんなデッキを目指しています。
各カードの役割分担
複数の役割を担っているカードは、より重視している役割の方に分類し、カッコ内にもうひとつの役割を記載しています。
除去/打ち消し/墓地追放(15枚)
《剣を鋤に》
《頑固な否認》
《狼狽の嵐》
《霊廟の放浪者》
《白蘭の幻影》
《悔恨する僧侶》
《対抗呪文》
《呪文捕らえ》
《スカイクレイブの亡霊》
《時空からの退去》
《両生類の豪雨》
《魔女の結界師》
《絞首された処刑人》
《過大な贈り物》
《天界の麒麟》
ドロー/ルーティング/ハンド補充(16枚)
《幽体の船乗り》
《密教の天啓》
《悪戯な猫霊》
《幽体のこそ泥》
《妖術師の外套》
《印の角笛》
《語り部の杖》
《墓所の照光者》
《見張り番》
《トカシアの歓待》
《世話人の才能》(クリーチャー強化)
《遠くの旋律》
《偵察任務》
《タッサの二叉槍》
《同族の発見》
《リトヤラのタイタン》
サーチ(1枚)
マナ加速(9枚)
《バネ葉の太鼓》
《太陽の指輪》
《アゾリウスの印鑑》
《秘儀の印鑑》
《発展のタリスマン》
《友なる石》
《失われしものの砂時計》
《世界魂の杖》
《ストリクスヘイヴンの競技場》
クリーチャー強化(11枚)
《金属ミミック》
《ゴバカーンへの侵攻》
《至高の幻影》
《天穹の鷲》
《上流階級の霊》
《ドラグスコルの隊長》
《縫い合わせの旗》(マナ加速)
《ドラグスコルの援軍》
《アクローマの意志》
《旗印》
《月揺らしの騎兵隊》
コンボパーツ(2枚)
その他(13枚)
《偽りの希望の神》
《倒し霊》
《復讐に燃えた犠牲者、ドロテア》
《不確定な船乗り》
《無私の霊魂》
《鎖鳴らし》
《クラリオンのスピリット》
《双刃の霊》
《ドーンハルトの殉教者、カティルダ》
《水力発電の検体》
《うろつく玉座》
《群れ追いの幻影》
《絢爛たる劇場 // 小道具部屋》
土地は割愛します!
勝ち筋
このデッキでどのように勝利を目指すのかを解説します。
①スピリットをとにかくいっぱい並べて強化しパーリナイ!
スピリットは元々飛行を持っていることが多く、対戦相手にダメージを通すことは得意です。
飛行を持つスピリットをたくさんならべて、空からコンバットを仕掛けビードダウンしましょう!
統率者であるミレシントをなるべく早く唱えて、彼女の能力「あなたがコントロールしていてこれでもトークンでもないスピリット1体が死亡するかプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、飛行を持つ白の1/1のスピリット・クリーチャー・トークン1体を生成する。」を活かし、主にコンバットでダメージを通すことで対戦相手のライフを減らしつつ、どんどん飛行を持つスピリットを場に増やしていきましょう。
ただ、スピリットは線が細いものが多く、ミレシントの能力で出るトークンも1/1ですし、打点はあまり高くありません。
ですが、スピリットロードなどクリーチャー強化の役割を担うカードが出れば、コンバットで対戦相手に与えられるダメージが一気に伸びます。
強化したたくさんのスピリットで空を制して一気にダメージを出し、対戦相手を倒してスピリット・パーリナイしましょう!
②無限スピリットコンボ
積極的に狙うわけではありませんが、一発逆転を狙える勝ち筋として、スピリットトークンが無限湧きするコンボを入れています。
コンボに必要なのは《眠れぬ亡霊、ミレシント》、《ウギンの召喚体》、《永劫の輪廻》の3枚。
コンボの手順は以下の通りです。
トークンは召喚酔いがあるため、このコンボで勝つには基本1周手番が回ってくるのを待たないといけないことに注意しましょう。
また、自分の場にスピリットのタフネスを強化するものがあると、《ウギンの召喚体》が死亡せずコンボが成立しないことにも注意が必要です。
一応《ウギンの召喚体》をサーチできるように、0マナのカードをサーチできる土地《トレイリア西部》をデッキに採用しています。
③《ストリクスヘイヴンの競技場》で相手を負かす
このデッキは、飛行持ちのスピリット複数体でコンバットにおいてダメージを通すのが得意なので、ストリクスヘイヴンの競技場のカウンターを一気に増やせます。
さらに、ミレシントの効果でトークン以外のスピリットが戦闘ダメージを通せばトークンが出てきて、ブロッカーとして働いてくれるため、対戦相手から戦闘ダメージを通されてカウンターが減る心配も少ないです。
たくさんのスピリットで戦闘ダメージを通し、競技場を盛り上げて対戦相手を敗北させましょう!
デッキの回し方
基本的に目指したいのは、以下の流れです。
①については、ミレシントのキャストにかかるマナは「あなたがコントロールしているスピリット1体につき{1}少なくなる」ことを利用して、このデッキは4ターン目にミレシント着地を目指し、遅くとも5ターン目には着地させる方向で構築しています。
ミレシントが戦場にいれば、後述の「デッキの強み」の②で詳しく述べていますが、クリーチャー全体除去に対して耐性をもてますし、コンバットのたびにスピリットトークンを増やしていける可能性が高いです。
マリガンするかしないかも、たいていは4ターン目にミレシント着地を目指せそうかどうかを基準に考えています。
4ターン目着地を目指すにあたっては、このデッキにいる1マナで出せるスピリット5体、コストが2マナ以下のマナ加速、3マナでスピリットを2体出せる《密教の天啓》《首絞された処刑人》が特に大きく貢献してくれます。
初手に《太陽の指輪》があり、運が良い時は3ターン目着地をすることもあります。
ちなみに、マリガン〜妨害がないと想定してミレシント着地までの流れを私がこのデッキで100回試行した結果、ミレシント着地まで平均4.44ターンでした。
ミレシントが4ターン目に着地できる可能性を増やすため、スピリットは3マナ以下の軽めのクリーチャーを中心にし、土地は私の他の統率者デッキに比べるとアンタップインのものを多く採用しています。
②については、ミレシントが着地した時点で、ミレシント以外にも飛行を持つトークンでないスピリットがいる状態がたいていだと思うので、飛行を活かして対戦相手にコンバットでダメージを与えにいきましょう。
そうすれば、ミレシントの能力でスピリットトークンが出ますし、返しに攻撃されてもブロッカーになってくれます。
③については、上にまとめたクリーチャー強化の役割のあるカードを使って打点を伸ばしていきましょう。
スピリットは全体的にあまりパワーは高くありませんが、複数体並んだところにパワー修正が入れば一気に打点が伸びます。
ドローの役割のカードやサーチ《英雄たちの送り火》を使って、クリーチャー強化の役割のあるカードを持ってきましょう。
④は最後の仕上げ。
強化されたスピリットたちの大群で空を制し、コンバットダメージで勝利をつかみましょう!
デッキの強み
①難しくなく回しやすい
MTGは相手ターンに動けることが多いのもあり、自分だけじゃなく相手の盤面や動きを見ながら判断していかないといけないゲームですよね。
そしてEDHとなると、対戦相手の数は3人で、なんせ処理しないといけない情報量が多いです。それゆえに生まれる駆け引きが醍醐味ではあるのですが、自分のデッキと盤面を考えつつ、対戦相手3人のことも見ていると、正直私の頭では処理しきれずパンクすることもしょっちゅうです笑
そんな中、ミレシントは勝ち筋がわかりやすい上に、本人含め基本的にスピリットには飛行がある分、コンバットトリックをあまり考える必要がなく、デッキを回す要となるコンバットダメージを通すこともしやすいです。
ダメージを通したことで、ミレシントの能力によりトークンが出るので、ブロッカーも確保できます。
そのため、思考への負荷が少なく、動かしやすいデッキです。
そういった点では、EDH初心者の方にもミレシントはおすすめの統率者です。
②横並べの割には除去耐性あり
クリーチャがたくさん戦場に並ぶ横並べデッキの弱点といえば、全体除去。せっかくクリーチャーを並べてこれから戦闘ダメージを与えていこうというときに、全部流されてしまうときついですよね。
ですが、ミレシントには「眠れぬ亡霊、ミレシントかあなたがコントロールしていてこれでもトークンでもないスピリット1体が死亡するかプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、飛行を持つ白の1/1のスピリット・クリーチャー・トークン1体を生成する」という能力があります。
そのため、自分の場にミレシントがいれば、クリーチャー全体破壊を打たれても、トークン以外の場のスピリットの数だけスピリットトークンが場に残ります。
そして、ミレシントを唱えるマナは自分の場にいるスピリットの数だけ少なくなるので、クリーチャー全体破壊後に残ったスピリットトークンはミレシントリキャストのマナ軽減もしてくれます!
そのため、クリーチャー横並べデッキながら、比較的除去耐性が高いのも嬉しいところです。
デッキの弱点
①ミレシントの死亡誘発を活かせない状況にされる
《太陽降下》《告別》など、クリーチャー破壊ではなく追放除去ではスピリットが死亡しないため、ミレシントの効果が誘発せずトークンが出ません。
スピリット死亡時のトークンは、ミレシントリキャストに一役買ってくれ、早い段階での盤面の立て直しや全体が流れた後の打点になってくれるので大事です。
ですが、全体除去された際にスピリットトークンが出ないとなると、ミレシントは素で7マナと重いため、盤面の立て直しが一気に大変になります。
他にも、クリーチャーが死亡しなくなる《安らかなる眠り》のようなカードには注意しましょう。
また、ミレシントに単体除去を当てられた後に全体除去を打たれる、ミレシント着地前に全体除去を打たれる、といったことにも警戒が必要です。
②戦闘を封じられる
「勝ち筋」で紹介した勝利への道は、いずれも結局は複数体のスピリットでコンバットダメージを通すことがキーになってきます。
そのため、複数体でのコンバットを封じられるとつらいです。
攻撃しているクリーチャー1体につき{2}を支払わないと攻撃できない《プロパガンダ》のようなカードや、《罠の橋》のようなコンバットメタカードには気を付けましょう。
おわりに
MTGを始めて以来、ずっとそばにいてくれた《眠れぬ亡霊、ミレシント》は、私にとって相棒のような存在なので、紹介できてよかったです!
普段はミレシントのことを愛を込めて「ミーちゃん」と呼んでいます笑
ミーちゃんは元々イニストラードの小さな村の村長兼護衛隊隊長で、彼女の下には人が集まり中規模の村になったものの、大患期で壊滅。でもミーちゃんと村の人々はスピリットとなって立ち上がり、ミーちゃんに率いられている……という背景の物語も含め彼女のことが大好きです。
背景がいかにもなヨーロッパの幽霊物語らしくていいですよね。
これからもいっぱいミーちゃんとEDH楽しみます!
※こちらの記事執筆時の最新セットは『ダスクモーン︰戦慄の館』です。
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