がん治療認定医 学習資料 2024年版(2024年10月20日実施分)
0.はじめに
2025年のがん治療認定医試験に先立ち、勉強の際に参考となる学習資料を公開いたします。なお本記事は試験での記憶を元に筆者が独自に書き起こしたものであり、JBCT 日本がん治療認定医機構は関係ありません。記事の内容について機構に連絡・問い合わせを行うことはお控えください。また本記事の内容につきましてはnoteの規約通り、購入者以外への公開・頒布等を禁止いたします。
1.がん治療認定医試験について
詳細な日程・手続きは試験運営者からの通知をご参照ください。流れとしては試験申し込み→テキスト・講義による学習→試験本番となります。ただ長く・漫然と学習をしては合格が難しい試験であり、過去に出題されたトピックに絞って直前に集中して学習することが得点アップに寄与します。
2.筆者の勉強法
講義は1周だけ視聴しました。その後は過去問を4年分解き、重複して出題されたトピックをテキストに付箋でマークしました。試験直前に付箋の内容を手元の小さいノートに転記して一覧性をたかめ、一気に暗記しました。
試験本番は付箋でマークしていたトピックは殆ど正答できました。勘違いによる失点やマーク外のトピックでの失点が重なり、最終的な得点は8割ほどの見込みです。合格点は毎年変動していると考えられ、8割あったとして必ず合格するのかは不明です。あとは結果を待つのみです。
2.学習資料
それでは当日の試験内容について思い出し、内容を書き起こしましたのでご参照ください。ひとまず手元で確認したものを出しましたが、後から誤植等が見つかったら適宜修正します。
【がんの生物学・分子生物学】
Q1.がん遺伝子について 誤っているものを1つ選ぶ
a.EGFR阻害薬は自立増殖を阻害する
b.VEGF阻害薬は腫瘍血管新生を阻害する
c.BCL2阻害薬はアポトーシス抵抗因子を阻害する
d.CDK阻害薬は細胞周期を正に制御する分子を阻害する
e.PARP阻害薬はBCR-ABL1を発現する細胞で合成致死をもたらす(×)
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