解説動画を授業に導入
2020年度中に、全ての小中学生が自分のコンピュータを使えることを目指している「GIGAスクール構想」ですが、文科省の調査によると、2020年8月までに端末の納品が済んでいる自治体は全体の2%にとどまっています。
一方で公立高校では、生徒の私用スマートフォンの授業での使用を解禁する学校が増えているようです。
記事の中で紹介されている学校では、生物の授業でプリントの問題を解き終えた生徒から解説動画を視聴するといった形でスマホを使用しています。
「挙手しての発言が少ない生徒も参加し、学級全体で対話ができる」
と担当教諭は振り返っています。
【最後に】
授業を聞く→問題演習→解説動画の流れは生徒にとっても教師にとってもメリットが多いように思います。
授業内での一回きりの解説では、理解しきれなかったり途中で集中を欠いてしまったりするとわからないままになってしまいます。「ちょっと今の説明もう一回聞きたい」と思ったら立ち止まれるのが授業動画のいいところだと思います。
教師にとっても、一度動画にしておくことでそれを見るように指示できる方が、
生徒の同じ質問に何回も答えるよりも効率がいいのではないでしょうか。
ただ、動画を量産すればいいというわけではなく、
その後に問題がきちんと解けるようになることにつながること、
質問や考えを書かせるなどの意欲的に動画を見ようと思わせることなどの工夫は、より必要になってくると思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?