YouTuberが授業??
先日、教育系ユーチューバーの葉一(はいち)さんの動画チャンネル
「とある男が授業をしてみた」のチャンネル登録者数が100万人を突破しました。
小学生の算数、中学生は5教科、高校生は数学(数Ⅲまで)
の授業動画があり、特に中学生は学校で習う全範囲が授業動画になっています。
板書の字の大きさや構成は、スマホで見ることを前提に作られているため、
かなり見やすいです。
【授業動画のこだわり】
こちらは、葉一さんが高校の先生に向けて講演をしたときの動画になります。
この中で、自身の授業動画の特徴として2点をあげています。
①編集はしない
②概念形成は話さない
「編集はしない」というのは、「授業を血の通ったものにしたい」という思いからそのようにしているとのことですが、見やすさとしては、編集した方がいいのかも・・という葛藤を抱えているとも語っていました。
続いて「概念形成は話さない」という点についてですが、
小学生で習う分数の割り算を例にあげて
「掛け算に直して逆数を○○にしようね。」
の説明の後に
「なんで逆数にするの?」
というような「なんで??」の部分は極力話さないとのことです。
勉強に対して苦手意識の強い子どもをイメージして作っているため、
まずは自分が覚えたやり方がちゃんとできたという成功体験を積ませたいと
いう意図があるようです。
【最後に】
・要点がまとまっていて、テスト前の確認に適している(特に理社)
・一回の動画の時間が短いので、わからないところをピンポイントで確認できる
・数学などは、初めに問題を解いてその後に解説をしていくので、わかる問題は自分のペースで飛ばせる。難しかった問題は繰り返し見ることができる
というのが、葉一さんの動画の魅力だと感じています。
塾に行っている方でも、
「理社も教えて欲しいけど、塾の授業をこれ以上増やすのは厳しい」
というような思いを抱えている人もいるように思います。
塾では、日々の学習管理をするなどのサポートができたり、
授業の中で生まれた疑問をその場で解消することもできます。
この点は動画の一方通行の授業ではできないことです。
塾では勉強しきれていない部分を無料のサービスで補完することもありだと思っています。