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“誰に”伝えるのか?

 こんにちは。東京藝術大学 Diversity on the Arts Project(通称:DOOR)受講生の細尾です。受講生有志とトリーチャー・コリンズ症候群の当事者である石田祐貴さんと一緒に、実習を進めています(詳細をこちらにまとめています)。

 10月26日に、私達が参加している「ケア実践場面分析演習」の中間発表がありました。同実習では、DOORの受講生たちでいくつかのグループに分かれ、福祉施設を訪問したり、マイノリティと感じている人々と交流する中で、学んだことを「制作物」として何らかの形にまとめていきます。実習に参加している各チームが一同に揃い、実習の途中経過について発表しました。

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<上記のように様々な施設や当事者のご協力を得て実習を進めています>

 私達のチームは、「障害の伝え方」をテーマにしています。石田さん個人に焦点を当て、トリーチャー・コリンズ症候群について様々なメディアを用いて伝え方を模索します。具体的には、ワークショップの開催、Youtubeでの動画配信、ポスターの掲示、noteの連載を行い、その発信の経過と結果をまとめて、2020年2月の最終発表会で発表する予定です。

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 中間発表会では、上記の内容を説明しました。発表後、講師で建築家の金野千恵先生から、「伝えるための手段はわかりましたが、誰に伝えるのか、対象を絞っていますか?」という質問をいただきました。対象は各媒体ごとに変わると思いますが、本当はトリチャー・コリンズ症候群について知らない方にこそ伝えたいと答えました。今後の課題として、どうすればその層に届くのか模索しなければいけません。

 11月以降、ワークショップ、Youtubeの動画、ポスターの内容を話し合って決め、実施にむけて日時など具体的な内容を詰めていきます。

【石田さんチームのメンバー紹介】
● 工藤さん:療育施設で子供と歌って踊る元音大生。
● 小出さん:元は医療ソーシャルワーカー、今は障害者B型支援施設理事。
● 藤田さん:福祉に関わりがないままDOORを受講した会社員。
● 細尾:中華料理が好きな医者兼ライター(この記事の筆者)。


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