PRSMINに沖縄につれていってもらった話 2024/11/15-17
BGMにどうぞ
0.まえがき
今回はね、ライブレポというか、ぼくが後で見返して思い出にひたるための日記。あんまり人に読ませることを意識してない雑文。
沖縄はいつか行きたいとずっと思ってたんだけど、きっかけがないと中々、実際に行動に移すまでにはいかなかった。
でも、PRSMINが3日間続けての沖縄遠征をするってことで、「ここしかない」と、告知が出た30分後には飛行機のチケットを取っていた。
PRSMIN、ぼくを沖縄に連れて行ってくれてありがとう。
3日連続で推しに会えたのも、沖縄の景色や、そこで出会えた人も、本当に最高だった。
すべてに感謝(?)
1.いちにちめ
朝。沖縄遠征に向けて新調したスーツケースをごろごろと鳴らしながら、9時発の飛行機へ。
福岡に住んでいると、飛行機の姿や、飛行機が鳴らす轟音をしょっちゅう聞くんだけれど、そういえば乗るのは久しぶりだな、なんて思う。
保安検査場で止められたりしながら(初めて止められてテンションあがった。なんかカバンにライター2個あった)、ラウンジでビールを飲みながらその時を待つ。
機内では村上隆の芸術起業論を流し読みしながら、ビールを飲んで過ごした。朝から飲みすぎ。
(てか初日の特典会会場が謎のスペースで、村上隆の花のキャラとかいた。どういう偶然なの)
沖縄に着いたのは昼前。とりあえず腹ごしらえをしようと、肉を食いに。
沖縄といえばステーキだし、ステーキといえばジャッキーだよねということで。
そんなわけでステーキに舌鼓を打ちつつ、オリオンビールを流し込む。
まだ昼だけど、お酒何杯目?
国際通り沿いのホテルに荷物を預け、特に目的地もなく沖縄の街を散策。
アーケードをうろうろしていたら見つけた三線の店で、体験会をやってたので声をかけてお願いしてみる。
三線は「ドレミ」じゃなく、それどころか「いろは」でもなく、「合・乙・老・四・上・中・尺・工」で音階を区別するんだってね。
おじいちゃんにいろいろ教えてもらいながら話を聞いて「三線おもろ~」をやってた。
ホテルに戻ってシャワーで汗を流してから(11月の沖縄まじであつい)、ふたたび腹ごしらえへ。普段あんまり食べないのに、沖縄の気になるご飯を食べつくそうとしている。
ルートビア大好き芸人としては絶対に見逃せないA&W。ドクターペッパーのさらにクセの強いやつというか「飲む湿布」とさえ言われるこの飲み物が大好きなんや…。
店舗で飲むと無限におかわりさせてもらえるので、5回くらいお替わりした。
ルートビアのためだけに言ったつもりが、ハンバーガーもめっちゃ美味しくて幸せ。
そんなわけで初日から沖縄を堪能しつつ、PRSMINのライブへ。
(といいつつ、ライブ向かいながら「ちんすこうアイス」とやらを食べてた。
あと街ぶらついてた間も当然お酒を飲んでる。ファミマの泡盛コーヒーとか)
初日、cyber boxでのセトリがこちら。
happy dance partyからのmelt up summerで、開幕からフルスロットルぶちあげ。
かと思ったらカラフルが続いて、情緒が迷子。
PRSMINはぼくをどうしたいの!?になってた
最後はスカイラインで締め、沖縄3日間、やっていくぞ!を感じさせてくれながら、大満足の内容で終了。
最近いろんなアイドルを見に行くようになって、知見が広がってきたからこそ、PRSMINがやっぱり僕にとって「特別」なのを再認識した。
特典会でみんなとチェキを撮ってから、ひとりで夜の那覇へ。
google mapで「ショットバー」とだけ調べ、ピンと来たバーへ行ってみる。
雑居ビルの地下にある、木製の重い扉をあけて店内へ。
ゆっくりお酒を楽しみながら、沖縄のお酒とか、おすすめのお店とかをいろいろ教えてもらう。
知らない土地で、感覚で決めた知らないバーに、ひとりで行くの大好き。
ぶっちゃけ、そこそこのお酒を楽しく飲む感じが沖縄と思ってたけど、ちゃんと美味い酒がいろいろあった。
泡盛ベースのクラフトジンを熟成させたやつが特に好みだったけど、限定品でどうやらもうボトルは手に入らなさそう。
バーを引き上げてから、近くの店を適当に調べてソーキそば。
酔った身体に出汁が染みわたり、甘く煮付けたソーキがまたお酒にあう。
ビールが売り切れてたので、ここではレモンサワー。まじで一生飲んでる。
初日から楽しみ尽くしたところで、2時くらいにホテルで就寝。
めっちゃ疲れたので、明日は昼くらいまで寝てようかな。
2.ふつかめ
嘘でした。ふつうに朝から活動してた。
朝9時、ビザールギターが充実しているという評判のマンガ倉庫へ。
(開店を待ちながらお酒を飲んでた話は、もうそろそろいいですか?)
店内を散策し、なんやかんやあり、気付いたらウクレレを買っていた。
沖縄パワー、おそるべし……。
近くの公園を探し、よくわからない路地に迷い込みながら、さっそく弾いてみる。
沖縄だから、とりあえずBEGINだよね。
ぜんぜん声出ししてない朝イチだと呼吸がぜんぶ肩。
買ったばっかでウクレレの音の出し方なんもわかってない記録。
そんなこんなでホテルに戻り、ウクレレを置いてから、海へ。
PRSMINのみんながムームードレスを来た砂浜チェキ会のために。
昼。砂浜につくとキッチンカーが並んでいたので、チキンを食べながらまたオリオンビール。
店員さんと談笑しつつ、肉にかぶりつく。ジャークチキンとかいったっけ。大ぶりなチキンに、気の赴くままに。
この頃ちょうど、オタク友達が「迷子になってるって言ってたけど大丈夫かな?」と心配してたらしいけど、
ほんとにすまん、君たちを眺めながらのんびり優勝してたわ。
ビーチでのムームーチェキ会は、天気予報を裏切って晴天。じりじりと照り付ける太陽光が白い砂浜と青い海に反射して、いつも通りに目も開けていられないほどの眩しさ。
途中買ってきた、千年の響という泡盛200mlをビンをままちびちびやりつつ、チェキ会を回っていく。
ムームー姿の皆ほんとにかわいすぎたし、自然光に照らされてのチェキ盛れて最高。
気付いたら泡盛がなくなってたので、ビールを補充しつつまたチェキへ。
ぼくの推しのNiRに2周目いった瞬間、さっきまでどうにか持ちこたえていた天気が急に崩れ、雨。
にるとの相合傘イベントが発生して、たぶん一生分の運を使い切った。
ぼくの番が終わるころには、局所的な雨はまた落ち着き。
チェキ会が終わってからは、まるで終わりを待っていたかのように、いよいよ本格的に降り出してきた。
同じ福岡に住むPRSMINオタクと合流し「タコス食べたいんですよね」と、とりあえず近場の店に入る。
近くだったからとりあえずで選んだ店だったけど、ここもめっちゃ美味しくて幸。
オタクと分かれてからは、また別のバーにいってお酒。
ハブ酒(エキスタイプ)とか、泡盛を感じさせる米原料のウイスキーとかを飲みつつ、海ぶどうとか食べつつ。
一番印象に残ってるのがこれ。
確か、台湾のお酒。現地の人が薦める割には、彼らは自分では飲みたがらないとかなんとか。
言ってたバーでちょうど入荷したところだったので「飲んでみていいですか?」と封を開けさせてもらい、ストレートで。
ぶっちゃけそこまで味はちゃんと覚えてないけど、美味しかったのは覚えてる。58度くらいあるので、ちょっと喉がヒリヒリしつつ、それもそれで楽しい。
そんなこんなで沖縄2日目も楽しみつつ、メインイベントであるPRSMINのライブへ。
2日目、Outputでのセトリがこちら。
1曲目はがーりんらぶで「かわいい~!!!」をやってくれつつ、2曲目はworld with mineのエモさ。
ライブの定番で、「これがPRSMINだよね」を示してくるいいセトリだった。
この曲をここでやる意味についての妄想を各曲ごとに語れるけど、さすがに長くなりすぎるので自重します。
とにかく、2日目も最高だったとだけ。
昨日はひとり行動がしたかったのだけれど、今日はオタクといっしょにご飯。
やぎ刺し、血イリチー、ゴーヤーチャンプルなど。
この店が調理丁寧だからなのか、山羊だけどぜんぜん臭みはなく。
こりこりしたお肉で、馬刺しに近い感じでめっちゃ美味しかった。
ゴーヤーチャンプルは苦みがしっかり料理として生かされてて、「これが本来のゴーヤーチャンプルなのか!」と腑に落ちたしうますぎ。
宮崎でチキン南蛮食べた時も、「チキンあげたやつのタルタルソースと南蛮ダレかけ」じゃなくて「これがチキン南蛮という料理!!」になったけど、まさにそれを沖縄でも感じた。
3日間のうち一番しっかりお酒が回ってたので、大人しくホテルに帰り就寝。酔いすぎだし、さすがに明日は昼までゆっくりしてよう。
3.みっかめ
朝、10時くらい。既にぼくは空港にきてた。
3日目の特典会は途中で切り上げなきゃいけないので、ひとまず荷物を預けに。
空港で、少しお土産屋を見る。
沖縄限定の博多とおりもん。シークワーサー味の沖縄限定めんべい。
福岡のNTRを感じつつ、再び市街地へ。
ちゅらチャリとかいうレンタサイクル(沖縄のチャリチャリ)にのって、やはりあてもなく那覇を散策する。
海沿いの気持ちいい風を浴びながら走っていると、何やらマグロ市場が見えてきた。
なんもわからないまま、とりあえず行ってみる。
市場を物色し、500円の那覇マグロ海鮮丼をテラス席で海を眺めながら食べる。
これも初日に食べたステーキと同じく締まった感じのマグロというか、肉を食ってる感のある新鮮なマグロ。
500円という破格なのに、比喩でもなんでもなく、刺身の量が米の量の2倍あった。
なんとなくでぶらついていると、こういう出会いがあって面白い。
市街地に戻ってからは雪塩ソフトクリームを食べたり、アーケードの知らない景色をのんびり楽しんだり、また知らないバーに入って飲ませてもらったり。
エキスじゃなくてちゃんとハブを漬け込んだハブ酒を飲めたのも、この時だった。店員さんに沖縄のもずくについて教えてもらったり、外国人観光客に頼まれて写真をとったり。
それから市街地に戻り、時間調整がてら昨日もいったバーに立ち寄る。
昨日が初日だったスペインとのクォーターの男の子と二日連続で会って談笑しつつ、グラスを傾ける。
そうして、PRSMIN最終日のライブ。
3日目のセトリが、これだ。
トリガーリフレイン、ネガイトラベラーとかを聴けて良かったし、何よりsail awayは最高だった。
「沖縄の風を感じて」というMCとともに始まったこの曲は、3日間の沖縄遠征を象徴する曲といっていいのかもしれない。
そして最後は、やはりplatina。
最近はスカイラインもライブの最後の曲として名乗りをあげてきているけれど、やはり連続した日程の最後はこの曲だ。
初めてPRSMINを見た2年前から、ぼくはずっとplatinaという曲に「呪われている」。
初めて見たあの景色の、最後の曲。「君とまたここで逢えますように」というフレーズに、僕は呪われ続けている。
もちろんこの「呪い」とはネガティブなものではなくて、約束とか、誓いとか、そういう言葉に置き換えたほうがいいのかもしれない。
とにかくぼくは「君とまたここで逢える日」をずっと待ち続けている。今も、明日も。
最高のライブを味わい、飛行機の時間に切り上げて、楽しかった沖縄の時間が終わりを告げる。
同じく遠征にきたオタクはこれを「現実に帰る」と形容していたが、ぼくの捉え方は少しだけ違う。
これもまた、現実で。
ぼくにとってPRSMINは空想ではなくて、ぼくの生活と地続きにある、やっぱり現実だ。
ぼくの現実に作用してきて、PRSMINがあればこそ、ぼくは「現実」をこれまで以上にがんばっていける。
だからやっぱり、これは現実で、これも現実で。