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お台場感がすごい観光地オブザワールド【2022年ふつうの旅 #4ドバイ】

仕事も、観光も、ふつうにやりながら、旅していく#2022年ふつうの旅
#4はドバイ

まず驚いたのは、道が整備されていること。

これまで訪れた国は、いわゆる「途上国」にあたる土地で、国としての基本的なインフラ整備がまだまだ途上である、という場面が多かった。道は基本的に割れたり崩れたりしていて、歩きスマホがめちゃ危ない。インドに至っては牛の糞にも注意しなければいけない。

そんな環境から、一気に観光地として整備されたドバイに来て、空港からホテルまでのタクシーでめちゃくちゃほっとした。100km/hオーバーでレクサスが巨大ビル群の間を滑るように走る。例えるなら、レインボーブリッジを渡る瞬間のような、圧倒的な都市感。

そこに「ふるさと」を感じたのだ。

自分にとっての故郷のイメージは、夏の田んぼや虫取りやスイカやおばあちゃんや花火、ではなく、ふつうの都会だった。そこに安らぎを覚えるということに、あらためて気づいた。この時点で、ドバイに来てよかった、と思っていた。

夜にチェックインして、次の日はいきなりMTGが2本入っていて、昼過ぎまで仕事をする。その忙しなさもまた、都会の時間感覚に近くて、むしろ安らぎを感じた。少し忙しいくらいが、もっとも精神が安定する、ということにも気づく。ワークライフバランス少し崩すくらいというか。

そして、デザートサファリへ。
砂漠の上を4WDで爆走し、ラクダに触れ、サンセットを眺め、サンドボードで遊び、アラビアンBBQとショーを楽しむという、何万回も繰り返されてきたであろうパッケージだ。

砂漠の写真が撮れたことと、いっしょに参加したスウェーデン人親子スペイン人カップルと話せたことが楽しかった。
ヨーロッパの空港はストライキでヤバいんじゃないの?って聞いたら、そんなのはルフトハンザとか一部のとこだけだから!と怒られるなどして、コミュニケーションって素敵やん、と思った。

ラウラとエンリケ

次の日は、モールに行き、壊れてた電源ケーブル買ったり、ブルジュ・ハリファに登ったり、水族館に行ってみたり、フードコートでシナボン見つけて興奮したり、そこらへんのソファで台湾と日本のメンバーとMTGしたり、ちょっと外に出て暑さにやられたりした。

有名なファウンテン(噴水)は、なんか見なくてもいいか〜とか思って、ホテルに戻ってきた。

観光地感に、飽きてきたのだ。

やっぱり不自然に砂漠を埋め立てまくってつくったお台場感が、どうも嘘臭く感じて、少しげんなりしてきている。もちろん、今までにない快適なホテルやタクシーの移動や謎のアラビア料理に、ある程度の好奇心は刺激されるんだけど、どうもマニュアルに沿った体験を順次味わってる感が否めない。

あとは外がふつうに40℃超えるので、散歩とかできない。死ぬ。基本すべてタクシーで移動して、人工物から人工物へ入っていく。夜もずっと暑いし。

それで、そろそろ涼しくて自然が多いところに行こう!と思い立ち、カザフスタン行きのチケットをとった。

で、今夜が最後の宿泊なので、お金を使い切ろうと、ディナークルーズの予約をとった。アトランティスなんちゃらという、でかいホテルの写真とか撮りたくて。ビーチ沿いのクラブも少し見学したりしようと。

船はパリピっぽい音楽がかかっている
ホテルアトランティスの正面は船からしか見えない
観覧車も世界一だったっけ

それにしても、つくづくパリピっぽいことにまったく興味がないということもよくわかった。都市と自然を3日ずつくらい交互に体験していくのが、一番刺激的でいいのかもしれない。

ちなみに、なぜドバイがここまで発展したのか、という本を読んだりしたけど、王族が政治的判断をして、めっちゃそれを進めた、という国のトップのリーダーシップによるものでしかないということが分かって、民主主義体制の限界と、リスクをとれる冒険心が大切であると、改めて思う。

自分の飽きっぽさにも、改めて気付かされた滞在でした。

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ドバイモールの水族館でいちばんキレイだった


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