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【Shake it off. vol.073】 _ _ makes me who I am./住と花と緑

いつからだろう、私の“住”に花と緑が欠かせなくなっていた。家に遊びに来る友人達は“いつも花を飾るなんてすごいね”とか“緑が多くていいね、私にはできない”と言うが、何もすごいことはないし、私にできるから誰もができるんじゃないかと思う。

以前上記の記事でも書かせてもらったことがあったっけ。私は植物を育てることが得意であるらしい。確かに切り花でも数ヶ月ピンピンとさせたまま飾ることができたりする。(どの花もって訳にはいかないけれど)またお手入れを面倒だと思ったことはない。それよりも今日も綺麗に咲いてくれてありがとうとか、今日も緑が濃くなって綺麗だよ、なんて声をかけながら水やりをしたり水替えをしたりする時間が私は好きだ。そうやって毎日お世話していると、植物達の個性が分かってきたりする。と書くと、とってもマニアックな話に聞こえてしまいそうだが。




植物にも個性があるのだ!


インターネットで検索をかければすぐに情報がゲットできる現代。本当に素晴らしい時代に我々は生きていると思う。植物に関してもそうで“植物の名前”と“育て方”、とか入力すれば、瞬時に膨大な数の情報が親切に出てくる。(そこで初めて植物の名前を知ることもあるくらいだ)そして大体みんなのお悩みと言えば“どのくらい水をあげたらよいのだろうか?”ということだと思う。初めて育てる植物って水やりが本当に本当に難しい。

“この植物は日の当たる場所に置き、水をたっぷりあげましょう”
“この植物は直射日光に当てず、1週間に一度の水やりで十分です”
などと水やりの頻度や光の調整まで細かく書かれていて素晴らしいな、と思うばかりだ。

ただ私はネットで検索し育て方を調べてという手順を踏んだことが無い。購入するとき植物のプロに情報を少しもらったりはするが、あとは毎日観察をして水やりの頻度も日光に当てる当てないも見極めるのだ。そうやって意識して観察してあげると、ビックリするくらい同じ種類の植物であったとしてもそれぞれ個性があることに気がつく。だから水をやる頻度もバラバラ。この子は乾いているけど、この子は明日で良いな、なんてことは毎日。そんな発見が私をワクワクさせてくれて、“住”の基礎になってくれているかも知れない。




“住まう”は人間の基本で本質


昔、社会人なりたての私に憧れの直属の先輩がホームパーティーにおいで!と誘ってくれたことがあった。そこに飛び込んできた先輩の暮らしぶりがイケイケすぎて(という表現は適切だろうか?それでも当時の私にはイケイケでキラキラして見えたのだ)なんて素敵な暮らし方をしているんだろう…!!!と一発で射止められた。先輩の暮らすマンションも、照明に家具や絵、そして小さなカトラリーさえも20歳の私の目に飛び込んできた全部が素敵すぎて素晴らしすぎて、私もいつかこんな暮らしをするぞと心に決めたのだった。そう思わせた大部分は見た目の美しさだけじゃない。

好きなモノに囲まれて心地良く暮らしているように、私には見えたのだ。

それが何よりも美しく、そしてなんて豊かな人なんだろうと思えた。この出来事が“住まう”ということの意味を良い意味で大きく変えてくれたし、今後も私の土台にあり続けるんだろうと思う。

だから私は好きな花や緑に囲まれて、心地良く暮らすことに決めた。




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あなたの好きなものは何で、何があなたにとって心地良いと感じるのだろうか?“住まう”を見ればきっとあなたの、そして私の基本や本質が良くも悪くも分かってしまう。そんな気さえするのだ。

だからこそ“住まう”を今こそ大切に、そして丁寧に整えていきたい。




今日も丁寧に過ごせますように…^^



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