「真面目系の奥手男子は一緒にいてつまらない」という意見について思うこと
インターネット上の女性の投稿を見ているとよく目にするのが
「結婚するなら真面目な男性がいいと思うんだけど、一緒にいてもつまらないんだよね😭」という悩み。
草食系男子
絶食系男子
オタク系男子
奥手系男子
チー牛(🆕!)
手を変え品を変え、時代を超えて
さまざまな呼称を与えられてきたこの属性の男たち。
ポジティブに「結婚向きの男」とも呼ばれることも多いが、
ときめかない、キスやセックスは無理
などと女性陣から邪険にされることもある可哀想な人々である。
これも非常に考えがいのあるテーマだと思ったので、
記事にすることにした。
個人的には、結婚するならこういう人って思ってる。
ひねりのない結論だと笑うだろうか?
だがまぁ待て、結論を急ぐのは君の悪い癖だよ。
もう少し俺の話を聞け。
確かにいます、つまらない男!
まず、冒頭の悩みを再掲する。
気持ちはとてもわかる。真面目すぎてつまらない人は確かに存在するからだ。
でもちょっと考えてみてほしい。
何が「つまらなさ」を感じさせるのだろう?
このまま待っていても誰も答えないので、
率先して筆者が考えてみる。
質問できない
自分語りが多すぎる
話題が少ない
正論しか言わない
冗談が通じない
質問できない
まず挙げられるのは、「質問できない」だろうか。
どういうことか具体例を挙げる。
婚活での初デートを想像してほしい。
ちょっと雰囲気のいいイタリアンレストランにきた。
あなたと男は向かい合っている。食事が到着。
あなた「美味しそうなパスタですね!」
男「そうですね!」
あなた「男さん、一人暮らしで言ってましたよね。普段はどんな食事をしてるんですか?」
男「自炊嫌いなので、外食が多いですね。」
あなた「楽ですよねぇ。外食ってたとえばどんなとこに行くんですか?」
男「ラーメンです。」
あなた「いいですね〜!どういう系統のラーメン食べるんです?」
男「家系ですね。」
あなた「家系美味しいですよね。実は私も行ったりしますよ。」
男「そうなんですね。女性では珍しいですね。...…」
あなた「はい...…」
男「...…...…...…(目が泳ぐ。パスタプレートに顔を向け、咀嚼)」
とにかく会話が一方通行。
こちらの進行が悪い部分もあるかもしれないが、
それにしても質問してくれなさすぎでは?
私に興味があってここにきてるのか?
誰かに騙されて召集されたのか?????
と疑いたくなる男はいると思う。
当然、初対面の緊張もあると思うが、
2回目、3回目もこんな感じであれば
フェードアウトしたくなる。
自分語りが多すぎる
「自分語りが多すぎる」のも
つまらなさを感じさせるポイント。
あなた「美味しそうなパスタですね!」
男「そうですね!」
あなた「男さん、一人暮らしで言ってましたよね。普段はどんな食事をしてるんですか?」
男「自炊嫌いなので、外食が多いですね。」
あなた「楽ですよねぇ。私もよく大戸屋とか行っちゃうなぁ。男さんはどんなとこに行くんですか?」
男「(大戸屋には触れずに)ラーメンです。家系が多いですね。」
あなた「いいですね〜!実は私も行ったりしますよ。近所に〇〇という店舗があってよく利用してます。」
男「僕は〇〇よりは△△派だなぁ。△△は麺がいいんですよ。あと外食では牛丼も多いですね。うちの会社のビルの下に吉野家が入ってるので同僚と行ったりもします」
あなた「同僚とご飯行けるのいいですね。私は在宅勤務だからそういうの憧れるなぁ」
男「(在宅には触れずに)そうですね。同期が多いので、週末も一緒に飲みに行ったりしますね。僕にはワイン好きの仲間たちがいるんですよ。」
あなた「ワインですか!私実はワインソムリエの資格勉強してて...…」
男「(話を遮って)ワインソムリエの資格ね!うちの同僚も持ってたなぁ。でもあれって実際どうなんですかね。資格だけあって使えないのもあるじゃないですか。僕は〇〇の資格を勉強してるんですけど、それは実務にも使えて役立ってますよ〜」
的な。
どんな話題も自分がメイン。
会話泥棒とも呼ばれる。
会話を使った自慰行為とも言える。
相手の話は適当に相槌を打って、
聞いてるのか聞いてないのかわからない。
これでは、いくら誠実で真面目そうで丁寧な話し方だったとしても、
聞いているほうは「つまらない」と感じるだろう。
なお、話してる方は最高に楽しい。いっぱい自分の話ができるので。
話題が少ない
話題が少ないのも、つまらなさを感じる一因になる。
最近流行りの場所、人、ものを知らない
趣味がない
日常:家と会社の往復
特に勉強や読書をしていない
友達もいない
といった感じで、話題がなく
また先に挙げたように、
こちらの話を引き出せるような質問力を持っているわけでもなく
沈黙になりやすい。
浮気も暴力もないから危険性はないが、
ほんとうに何も話すことがない。
共通点も見出せず、絶望するようなタイプだ。
正論しか言わない
「〇〇は△△すべき」と正論しか言わないタイプ。
ちょっと上司の愚痴を言いたくて相談したのに、
「弱音を吐くのは時間の無駄。その時間があるなら、上司に文句を言わせないくらい仕事の精度を高めるべきでしょ。」などと返してくる。
冗談が通じないし、愚痴も言えない。
「常に自分を律して、清く正しく生きなくちゃいけない」と言われてる気分。
私は先生と交際したのだろうか?
一緒にいて息が詰まる。
これらは完全に無理なのか、改善できるのか
考えてほしいのは、
これらの「つまらなさ」は改善できないのか?
という話だ。
あるものは、無理である。
たとえば自分語りマンは、経験上改善が難しい。
自覚していないからだ。
「おい、会話を奪うな、話をさせろ」と言えば自覚するかもしれないが
婚活相手にそこまで労力を割くか?は考えが分かれる。
しかしたとえば正論しか言わないマンは、
愚痴を言う前に「今から愚痴を言う。これにはアドバイスはいらない。
ただ聞いて欲しい」と言えば、もしかしたらわかってくれるかもしれない。
質問できないマンや話題が少ないマンは、
ただ人見知りがすごくて、会話に慣れていない可能性があるので、
ちょっと待ってみてもいいと思う。
何回か会うと、自分を出せるようになるタイプの人もいる。
「一緒にいて楽しい」をもっと考えてみよう
「つまらない」にも色々な種類があることがわかったと思う。
では反対に、「一緒にいて楽しい」とはどういうことなのだろうか?
これも人により定義が異なるフレーズだ。
芸人のように、とっておきの滑らない話を1時間おきに披露する男
物理的に脇腹をくすぐって笑わせてくる男
男自身ではなく、彼女の楽しさを引き出してくれるプロデューサーのような男
歩くウィキペディアのような博識な男
さまざまなデートプランを熟知している男
気遣いが5つ星ホテル級のおもてなし男
夜になると七色に光り、腹部を押すと音が鳴る男
あなたが一緒にいて楽しいのはどの男だろうか?
どれも該当しないだろうか?
そしてどれは「必須」でどれは「あると嬉しいけどなくてもいい」レベルなのか。
じっくり考えてほしい。
そうしないと、婚活の男選びで一生迷う。
たびたび引き合いに出される「会話の上手いモテ男」について
さて、婚活女子が嘆くときにたびたび登場するのが、
「会話の上手いモテ男」である。
つまらない男を考える上で、彼らの生態も見ていきたい。
真面目系の奥手男子とは真逆の人種
彼らは真面目系の奥手男子の反意語。
光と影の光のほうの人種である。
女性が喜ぶ褒め言葉を知っている
彼らは、女性が喜ぶ褒め言葉を熟知している。
👨「上司ムカつくよね〜わかるわかる(共感たっぷり)。女ちゃんはいつも頑張ってるのにね。俺は知ってるよ。」
👨「ネイル変えた?この色は秋っぽくてかわいいね(細かい変化に秒速で反応)」
褒められて嬉しくない女性はいない。
質問が上手い
それから彼らは質問も上手い。
「それ聞いてほしかった」「もっと突っ込んでほしかった」
という発言に的確に反応してくる。
気づいたら、私が話したいことを、スラスラ話せていた。
よっこの引き出し上手!マジシャン!!!大統領(年代がバレそう)!!!!!
そりゃあ一緒にいて楽しいと思う。
細かい気遣いができる
👨「今日おしゃれしてきてくれたから足疲れたんじゃない?カフェで休憩しよう」
👨「(気がついたら会計が済んでいる)じゃ、行こっか。ん?お金??いいのいいの、じゃあ次会ったときに奢って😀」
👨「(サッ)(自ら車道側に回る)」
多分、目が100個くらいある。
女性がときめくデートプランがある
最近話題の小洒落たバー
動物と触れ合えるカフェ
都内でサクッとできるクルージングデート
夜景100選
なぜか全部知っている。
この男に「東京デートナイト2024」みたいな特集の記事を書かせたい。
すごく人気が高く婚活で出会う可能性は低い
残念ながら、こういった光の男たちは、人気がある。
おモテになる。
逆にモテない理由がない。
なので、婚活で出会うことはほぼない。
奇跡的にあっても、ネットワークビジネスの勧誘だ。
モテすぎて、女をぞんざいに扱ったり、浮気をするタイプもいる。
だから私は、モテ男ではなく
一緒にいてものすごく気が遣えたりするタイプではないが
真面目ないい人を探すことを推奨している。
何より母数が多いし、
みんながみんな、絶望的なつまらなさを持っているわけではない、
改善可能な問題だからだ。
【重要】注目したほうがいいのは「どう頑張っても楽しめない」瞬間である
私が言いたいことはこのセクションに詰まっている。
ツイートまでした。
「長い文章が読めません」という
ショートコンテンツに慣れきった現代のキッズたちは、
ここだけ読んでほしい。
パートナーを選ぶにあたり
「一緒にいて楽しい人がいい」のは至極当然のことなのである。
夜になったら寝ます。
掛け布団は体の上に掛けて使います。
くらい当たり前の話。
誰も、つまらない男とはいたくない。
だからできるだけ、一緒にいて楽しい男を選ぶ。
でもそこに落とし穴もある。
人生には、誰といても、どんなに頑張っても楽しめない瞬間があるのだ。
そこを見過ごしたまま、「楽しさ」に全振りして男を選ぶと、失敗する可能性がある。
結婚生活では楽しくおしゃべりできないこともある
たとえば人生ではこんなことがある。
なんとなく調子が悪い日
デートに行く場所でお互いの意見が合わない日
上司に理不尽に怒られた日
同僚に営業成績で負けた日
絶え間ない残業で寝てない日
辛いものを食べすぎてお腹を下している日
一時停止無視で警察に捕まる日
入院する日
身内の不幸
最悪の1日。100%ハッピーな私でいられない1日。
そんなときに人の本性が出る。
追い詰められると出る本性
余裕があるときに「いい人」「楽しい人」なのは当たり前。
だって心に余裕があるから。
でもそうじゃないときは?
不機嫌な顔をする
無視をする
ドアを乱暴に閉める
攻撃的な言い方をする
暴力
お酒に逃げる
運転が荒くなる
嘘をつく
さまざまな本性が出てくる。
相手は「ただ一緒にいて楽しい人」なのか。
病めるときも健やかなるときも
一緒にいられる人なのか。
真面目なタイプであろうと、モテるタイプであろうと
この点は関係ない。
時間をかけて、さまざまな関わり方をとおして
相手を見極めていく必要がある。
不平等でも助ける・支えると決める「覚悟」の話
それから大事なのは、時には不平等を受け入れるということだ。
これらはいつ起こるかわからない。
たとえば結婚して、あなたの仕事が忙しいとき
金銭的に余裕がないときに
パートナーが働けなくなる可能性だってある。
そのときに、たとえ楽しくなくても
自分ばっかり働かなくちゃいけなくなっても
全力で相手を支えなくちゃいけない瞬間が訪れる。
それは労働量や精神的負担で言えば、平等じゃないかもしれない。
いや、平等なんて不可能だ。
それでもパートナーになるって決めたんだから
楽しくない状況を我慢して
状況が改善されるまで一緒に頑張るって決める。
そういう覚悟も大事だ。
真面目とか、モテとか、
おしゃれディナーとか
ときめくデートや花束や高級リングとか
そういう次元でなく、
すげー苦労するであろう状況でも
踏ん張って支えたい、幸せにしたいと思える相手を選んだほうがいい。
他人だけでなく自分も変わったほうがいい
ここまで「つまらない男」の話「モテ男」の話など
相手側の話ばかりしてきたが、
自分も変わったほうがより楽しい人生が送れるので、言及しておきたい。
つまらない相手を避け、楽しい相手を選ぶのではなく
あなた自身が一緒にいて楽しい相手になるということだ。
あなたが出会いたい理想の人間を目指す
あなたが出会いたい男性はどんな人だろうか?
ちょっと紙に書き出してみてほしい。
スマートなデートができること?
豊富な知識を持っていること?
なんでもいい。
そしてそんな相手を探しつつも
自分もそんな人間になれるように
デートプランを研究したり
図書館にこもって勉強してみたらいい。
たとえすぐに理想の結婚相手が見つからなくても
あなたの人生は間違いなく豊かになるし
男性に限らず、出会う人も似たような面白い人々が集まる。
楽しい人間になりたいなら「楽しくない人間」を観察せよ
楽しい人間を目指すなら、楽しくない人間を観察するのがおすすめだ。
先に挙げた例のように、あなたが誰かとデートをしていて
「この人といてもつまらない」と感じたら、
なんでつまらないと思ったかを分析するのだ。
そうしたら、自ずとあなたが誰かと一緒にいてやるべきこと、やるべきでないことが見えてくる。
まとめ
今回は、「真面目系の奥手男子は一緒にいてつまらない」という意見について思うことをまとめた。
つまらない男は、たしかに存在するが、
それをジャッジするあなたがつまらない人間になっていないか?
つまらない男が嫌だから、
逆バリで会話が上手い男を探すというのは安易な考えである。
母数が少ないし、
その男が病めるときも一緒にいて楽しいのかは別問題だ。
(仮にいたら全力で捕獲したほうがいいと思うが)
だから母数が多い、婚活市場で多い、真面目系の奥手男子(奥手だからこそ結婚せず残っている)をおすすめするが
そこでも病めるときも一緒にいて楽しいのかを考えてほしい。
今回はそんな話で終わります。
このアカウントでは、
結婚やパートナーシップについて普段から色々考えてます。
この考えが面白いなって思ったら、ぜひ「スキ❤️」で教えてくださいね。
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