「大人っぽい」ってなんだろう
巷では「大人の〜」「大人のための」っていう冠付きの商品・サービスが、至る所で売られてる。
交友関係では、「大人っぽい格好だね」とか、他者のルックスを"大人"という形容詞で表現することがある。
大人って何だろう?
▼大人とは
おとなとは、 十分に成長した人。成人。 考え方や態度が十分に成熟していること。思慮分別があること。 一般に「子供」という表現と対比されている。
※参照元:Wikipedia
大人という表現は、"子供の対比"として使われるよう。たしかに腑に落ちる。
・自分は大人だけど、理想の大人に成りきれない
・自分はまだ子供で、少しでも大人に近づきたい
・子供っぽいままな事は、世間体的に良くない
・大人な雰囲気が、人として好まれやすい
こんな心情を持つ人が、一定数いるのかも。
"大人"が名称に使われる商品・サービスが人気なのは、良くも悪くも「現実逃避したい」という大人たちの潜在意識が要因かもしれない。
それは悪いことじゃない。誰だって、幼少期や過去の思い出に浸ることはある。
でも、商品・サービスを提供する企業側が"大人"を形容詞に含める点は、立ち止まって考えたい。
これはもはや、社会学の領域だ。
僕個人は、違和感を覚えている。別に子供っぽくても良いやんって。
とは言え、子供っぽいままだとモテにくいかもしれん。"大人っぽい"ことは、情緒・経済面の安定性、を無意識に植え付けることが出来るから。
「大人という言葉の蔓延」は、多くの日本人が、大人の社会に疲弊していたり、現時点や将来の自分に不安を覚えている、ためかもしれない。
ミクロな視点では、浪費に繋がるリスクがある。"大人の"が付いた商品を無意識に買いたくなるから。
マクロな視点では、経済成長の鈍化に繋がるリスクがある。「大人像への不安視」とは、「不安だ」という"感情"。そして経済指標は、けっきょく消費者や投資家の気分次第でコロッと変わる。
つまり、(経済)不安という感情こそ、不況の最大要因だ。
過度な「大人像」は、人々に不安を煽るようなもの。そんな偶像・マーケティングなんて気にせず、ありのままの自分で生きれたら幸せだな。
と思った。
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