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フリーランスのプログラマーはきつい?エンジニア社長に意見を聞いてみた
昨今注目されているプログラミング。
本業にしたい方、副業にしたい方まで多くの方に注目されていると思います。
会社に所属するのか、それともフリーランスとして活動するのかを考えている人もいると思います。
そこで私は今回Donuts Bangkok代表且つ現役エンジニアの荒金さんの意見を聞いてみました。
荒金さんはどのようにエンジニアになったかやプログラミングについての話、フリーランスという働き方についてどう思うかなどお話いただきました。
プログラミングで仕事をしたい人必見!
----こんな方におすすめ----
・プログラミングに興味がある方
・フリーランスに興味がある方
・どのようにエンジニアになるのか参考にしたい方
「エンジニア社長荒金弘明に聞くエンジニアの話」
「荒金さんがエンジニアになったきっかけはなんですか?」
元々コンピューターが好きだったことが大きいです。
高校時代から秋葉原に行き壊れたコンピューターを買い修理したりしていました。
当時堀江貴文さんがWebサービスで非常に活躍しておりそれを見てWebサービスを面白いと感じ自分でもそれを作ってみたいと考えたのが発端です。
いいサービスを作ることで従来のスタイルの経営陣に抵抗するような働き方にも面白さを感じ惹かれました。
正直当時高校生だったので堀江さんのようにIT系の人たちはすごい簡単にお金持ちになれるなどとも考えていました(笑)
「どのようにエンジニアの道に進み始め学んでいきましたか?」
最初は大学でLinuxの使い方や基本のC言語、Javaのプログラミングを学びました。
その後自分が所属していたインターネットラジオサークルで配信サイト「ポッドキャスト」を作ろうと考えPHPを学びました。
自分の作りたい物を作るためにその都度必要なものを勉強しました。
ポッドキャストを行いながら大学2年次Donutsにアルバイトとして入社しそこから本格的にエンジニアとして仕事をスタートしました。
当時行っていた勉強法で本屋の技術書の棚を見に行き自分が知らない物があればそれを調べ勉強するということをやっていました。
主要物をリサーチする、キャッチアップすることが面白く勉強というよりも趣味としてやっていました。
ただ、今は本も大量にあるのでそんなことをしていたら時間がいくらあっても足りないですけどね(笑)
ですが、当時は可能でした。
「やはり大学で学んだことが1番大きいですか?」
きっかけはそうですね。
最初にプログラミングの勉強を始めたのは中学の時でした。
当時は全く理解することができず「初めてのC言語」のような本を読んでも代入ってなに?というレベルで全然わからなかったです。
ですが、大学で学び理解できるようになりそこから自分で勉強ができるようになりました。
正直プログラミングについて人に教えてもらったことはほとんどないです。
自分で勉強できるようになってからは独学で学んでいました。
大学の授業も自分で先取りして学んでいましたね。
実際にどのようなものを作りましたか?
先程のラジオのサイトが最初でその後デコメを作りました。
当時月額数百円でデコメ取り放題のサービスが流行っていました。
それを自分で作ってダウンロードすればお金がかからないと考え作りました。
デコブログにクロールしていきデコメの画像ファイルを取ってくるといったシステムを作りその取ってきたものを自分のガラケーから見てダウンロードできる仕組みを作りました。
そして、当時付き合っていた彼女にあげました(笑)
他にも彼女のためにお小遣い帳を作ったりしましたね。
「最初は趣味としてやっていたわけですね、Donutsで仕事として始めた際にはどのようなことをやりましたか?」
1番最初に作ったのは旅館の予約サービスです。
複数の旅館の予約を1つの場所で可能になる今でいうところのSaaSですね。
当時ナンバーワンだったそのサービスの受託開発をしました。
正直この頃に書いていたコードは滅茶苦茶で私が書いたコードを副社長が直していました。
その後は大手家電量販店などの受託を受けてモバイルサイト「Eコマース」を開発しながら自社サービスの開発を行いました。
現在はサービスが停止していますが受験体験記が読めるサービス、結婚式の二次会の写真をみんなで共有できるようにするサービス、Wikipediaをガラケーで見られるようにするなど幅広く活動し技術を磨いていきました。
「今後さらに科学が発展しエンジニアは増々注目される仕事だと思うのですがその点はどうお考えでしょうか?」
エンジニアというよりもプログラマーですが頭を使わずに仕事をする人はやっていけなくなると思います。
プログラムの仕事は増々注目され無くならないと思われているかもしれませんが私はむしろ無くなると思っています。
10年前にあった技術的な仕事は現在ほとんど無くなっています。
当時は開発環境を設定するのに1日2日かかるような状態でした。
なので、それを整える仕事などもありましたが今はダブルクリックするだけで終わります。
今は手作業で行っている仕事も今後さらに自動化が進みやる仕事の中身はどんどん無くなっていきます。
言われたものを作るだけで特に考えないで働くようなものは無くなっていくと考えています。
逆に考えて工夫するような仕事は残ると思います。
自分の仕事を無くすことができるのがプログラマーです。
プログラマーは楽をするために動くのが好きなので今まで手作業で行っていたものを「このスクリプトを書いたら全部自動でできるようになったぜ!」と喜びます。
そういった形でどんどん作ってどんどん楽にしていくと最終的にやることがなくなります。
なので、プログラミングの仕事はいつか無くなると私は思いますね。
「フリーランスになる方、憧れる方が増えてきたと思うのですがその働き方についてはどう思いますか?荒金さん自身は興味がありますか?」
私自身はフリーランスとしての働き方には興味はないです。
時間に縛られず働き自分の好きなところに行くといった人も多いですが私自身は別に旅行も好きじゃないので(笑)
それに私は様々なサービスを作りたいと考えています。
一人でWebサービスを作るのも有りだとは思いますが一人だと限界があります。
会社だからこそできることがあり一人じゃできないことはたくさんあります。
自分に足りないものを補うために人を採用しチームを増やしより大きなものを成し遂げる。
Webサービスを通して世の中にインパクトを与えたいと考えそこに興味を持ってやっているので自分自身がフリーランスになるつもりはないですね。
「エンジニア志望の方に何か一言お願いいたします。」
私が考えるエンジニア志望は2種類あります。
単純に技術に興味があるパターンとフリーランスで自由にお金を稼げるからというパターンです。
後者で考えている人は危ないと感じますね。
先日聞いた話ですが2007年に生まれた人の半分が107歳まで生きるそうです。
今12歳の子たちがあと90年生きることになります。
ですが、90年後プログラミングの仕事はないと思います。
むしろ30年後も怪しいと思ってます。
彼らの30年後は40-50歳で1番お金がないといけないのかな思う時期なのでその時に仕事がないなんてこともあると思います。
その時おそらくこの仕事は無くなっているので。
30年前にはあった仕事が現在は無くなっているなんてことは多いです。
昔は書類の場所を把握している人がいてお願いするとそこから持ってきてくれるなんて仕事がありましたが今はパソコンで検索すれば見つかりますよね。
それと同じで単純にお金を稼ぐだけのプログラミングの仕事はそのうち無くなると思います。
本当にコンピューターが好きでそれを突き詰めてやっていく人は新しい時代でもやっていけると思います。
私は会社として考えているので100年後のことも見据えています。
社員が50年後も働けるかどうかを考え私は単純作業だけをひたすらやるといったような働き方はさせません。
頭を使わずただ作業としてやる人には注意しますし儲かるからといってこれだけをやれというような仕事の割り振りもしません。
過去にそれぞれの得意分野のみ行わせることでプロセスを最適化できるんじゃないかという話もありました。
そうするとその仕事しかできなくなってしまい全体の最適化を考える頭にならない、全部の仕事ができ全体を通して最適化できるように一人一人が考えるよう頭を使わせるべきだと意見しました。
意見はしますが最終的にどっちにするかはスタッフが決めることなのでそれ以上は口出ししません。
「技術的に興味がある人に対してDonuts Bangkokのアピールポイントはありますか?」
タイの日系企業で大規模なWebサービスを複数行い成功させているという会社は他にはないです。
日系企業にこだわらないのなら他の会社でいいと思いますが日系企業という安心感を持ちながらタイで働き大規模なビジネスにかかわりたいと考える人には最高の環境だと思います。
----最後に----
以上が現役エンジニア社長に聞いたフリーランスのプログラマーへの意見でした。
これを読んで弊社にご興味いただけた方、エンジニアインターンをやってみたいという方はお気軽にTwitterまでご連絡ください^^
https://twitter.com/Hiro_JobcanTH
PS,弊社では現在Ruby on Railsができる方を渇望しておりますw