株式会社Donutsのタイ支社「Donuts Bangkok」とはどんな会社なのか。代表荒金弘明へインタビュー
今回は株式会社Donutsのタイ支社「Donuts Bangkok」とはどのような会社なのかご紹介します。
紹介するにあたって弊社代表の荒金弘明にインタビューをお願いしました。
弊社に関心がある方、タイで働くことに興味がある方に読んでいただけると幸いです(^^♪
----こんな方におすすめ----
・Donuts Bangkokに関心がある方
・Donuts Bangokインターンに興味がある方
・経営者がどのようなことを考えているのか気になる方
----会社概要----
Donuts Bangkok Co.,Ltd
2012年設立
日本人3名タイ人約90名
Donuts Bangkokは株式会社Donutsのタイ支社でタイ人向けWebサービスやタイ国内日系企業様向けに開発、運用を行っています。
----平均年齢----
26-27歳
現地の社員はチュラロンコン大学「タイの東大」、キングモンクット大学「タイの東工大」出身者が在籍しており新卒中心の優秀なタイ人チームです。
----社風----
役職に関係なく自由に発言ができ正しい意見が採用されます。
弊社はインターンシップの受け入れもしています。
当然インターンシップでも自由に発言することができ正しい意見は採用されます。
意思決定、実行のスピードを重視します。
----サービス紹介----
株式会社Donutsではmixchannelやジョブカンシリーズ、暴走列伝単車の虎、Tokyo7thシスターズなど様々なサービスを開発、運用しています。
Donuts Bangkokも日本の本社同様複数のサービスを提供しています。
タイ国内No.1ライブストリーミングサービス
「Vibie」
タイ国内No.1ライブストリーミングサービス。
タイのライブストリーミングの文化を変え新たなエンターテインメントを提供しているサービスです。
タイのインフルエンサー3000人以上が配信。
タイ女性向けNo.1Webメディア
「Sista Cafe」
月間450万人以上が利用するタイでNo.1の女性向けメディアサービスです。
実際にタイ人女性に聞いてみましたが私が聞いた人で知らない人はいませんでした。
バンコクの高級コンドミニアム紹介、検索サイト「Estopolis」
バンコクの高級コンドミニアム「分譲マンション」を紹介、レビューしているメディアです。
記事だけでなく動画でも紹介しています。
タイNo.1の不動産メディアを目指しています。
日本国内No.1クラウド型勤怠管理システム
「ジョブカン」
日本本社で提供しているクラウド型の勤怠管理システムです。
日本ではシリーズで累計8万社以上の企業様にご利用いただいております。
そんなジョブカンの出勤管理、シフト管理、休暇申請管理、ワークフローをタイ語対応しタイ国内でもサービスを提供しております。
現在給与管理システムも開発中。
タイ企業様、日系企業様問わず多数お問い合わせいただいております。
タイ国内でもシェアNo.1を目指しています。
「Donuts Bangkok代表荒金弘明にインタビュー」
「なぜタイに来ることになったのでしょうか?」
元々は私がタイに来る予定ではなかったです。
会社が東南アジアに進出しようと考えその時の担当は私ではありませんでした。
ですが、担当者がエンジニアではなかったため「ゲームや技術的なことをやるのなら誰かエンジニア行った方がいいんじゃないですか?」と社長に言っていたら「じゃあ、荒金君行く?」といったようなやり取りがありました。
0から会社を作ることに惹かれ英語もタイ語も話せないそもそもタイに行ったことないそんな状態でしたがタイに行くことに決めました。
「では、最初はエンジニアとして来ていましたがその後CEOになったということでしょうか?」
CEOになろうとは思ってなかったですけどね。
基本的にCEOになりたいとか出世したいなど考えていなかったですし人に対してもわざわざCEOだと言うこともないです。
高校時代には社長になりたい、起業したいと考えていたのですが成長していくにつれ自分がやりたいことは社長ではなくWebサービスの開発だと気づいたためポジションにこだわりはないです。
「Donuts Bangkokを作るにあたってどのようにメンバーを集めましたか?」
最初は紹介会社です。
そして1番初めに通訳の方を紹介していただきました。
でも、その彼女はすぐにやめてしまいました(笑)
タイ支社を作る際に超豪華なオフィスを作ろうと計画していたのですが有名なIT企業も最初はガレージなどから始まっている。
いきなりそんなオフィスにする必要はないと話し合い最初の物件は寮になりました。
寮を住むところ件オフィスにしようと話をしたところやめてしまいました。
まあ、今思えば「おじさん二人の住むアパートに若い女の子が来るわけないよね」と今は思います(笑)
そして別の紹介会社で紹介していただいたのが今も働いてくれている通訳の方です。
「その他の社員は通訳の方を挟んで面接で集めたのですか?」
いえ、最初のうちはやはり紹介会社頼りでした。
ですが、当時本社が採用に力を入れ大成功していたため採用が重要だと気づき紹介会社に頼ることをやめ自分たちから積極的に採用をするために動き始めました。
そこからは優秀な人材の採用に力を入れました。
具体的にはいい大学の学生なら雇うのではなくいい大学の中でも一握りの人だけを採用するなどです。
そのような学生を採用するにはどのようなことをしたらいいかなどを考え直接会いにも行きました。
各大学でのビラ配りやポスティング。
インターン生を雇いインターン生経由で口コミを広げていくなど普通の会社がやらないことを何でもやっていこうという方針で進めて行きました。
今はゲームサービスは停止していますが当時はゲームも作っていたのでゲーム学部がある大学の学部全員「20人くらい」と飲み会を行い社員に学生と話しをさせていい人はいないかなど探したりもしました。
そんなことをやってたら学生ではなくその大学の学部長がうちでパートタイムをしたいと言ってきたこともありました(笑)
このように様々な手段でコネクションを作り採用を強化しました。
「日本人のインターンを積極的に募集しているイメージがあるのですがタイ人の方のインターンも募集していますか?」
タイ人のインターンも多く採用しています。
タイの大学ではカリキュラムとしてインターンを行う大学が多いのでカリキュラムとしてくる人が多いですね。
その時期になるとインターン生が20人前後いたりします。
中にはインターン後も働きたいと言ってくれる人もいます。
インターンとして働いてもらいこの会社とはカルチャーが合うな、この会社いいなと感じていただきそのまま正社員になることも多いです。
今働いている社員も半数はインターンから正社員になった人達です。
「IT企業なのでエンジニアの採用に力を入れているのではと思うのですが採用基準はありますか?」
実はタイ人はコンピューターサイエンスやプログラミングをやるような学部の人でもほとんどの人がプログラミングができません。
基本的なプログラミングだけでも40人クラスで10人くらいしかできないイメージです。
仕事に使えるレベルだとその中の上位3人程度しかできません。
あくまで私の印象なので実際は違うかもしれませんが。
また優秀な人はそのまま大学院に行き卒業後エンジニアにはならずにマネージャー職についたりします。
プログラミングを仕事にしようと考える人がそもそも少ないのでそこが難しいところですね。
採用基準でいうとタイ人の中ですごくプログラミングをできる人です。
ですが、プログラミングがあまりできずとも成績優秀だったり真面目で何か秀でたものがある人は採用します。
決して成績だけではないです。
「エンジニアの採用試験などはありますか?」
現在は社員のエンジニアが確認しています。
技術や大学の卒業制作を見て判断します。
主体的に動いてなかった場合そのシステムがどういうものなのか説明ができないのでしっかりと説明できるかどうか。
他にも基礎知識の確認もします。
その分野の勉強をしていたのならこれくらいわかるだろうなという基本的な部分を聞きます。
ソースコードを持ってきてそれを説明してもらいます。
アルゴリズム系のテストをやってもらう場合もあります。
「採用したエンジニアに荒金さんが直接指導することはありますか?」
基本的にはないです。
トラブルが起き解決できない時に助ける感じですね。
Webサービスは大規模になってからでないとわからないこともありますのでそういったときにどう対応したらいいか、どういう設定にしたらいいかなどを教えることはあります。
「荒金さんから見てタイで働くメリットはありますか?」
私はシングルファーザーなので子供を一人で見なくてはいけません。
その状態でIT企業の代表をすることは日本では難しいと思います。
タイでは家政婦さんを雇うことや自分の職場に子供を連れてくることができます。
それを受け入れてくれる環境にあるので私にとってタイで働くメリットだと思います。
デメリットとしては最新の情報から遅れてしまうことですね。
日本のビジネスやトレンドに対して日本にいた頃よりも鈍感になってしまったと思います。
フリマアプリも触ったことがないです。
最近ではマッチングアプリと呼ばれるものも私が日本にいた頃は出会い系と呼ばれていました。
日本にいれば暮らしているうちに自然と情報が入りますがタイにいると自分の気になるニュースしか確認しなくなるので得られる情報が減ります。
「日本よりも自分にあった働き方がしやすいという感覚はありますか?」
合うか合わないかによると思います。
タイ人とうまくやっていけるか、タイの文化・習慣を受け入れられるかその辺りで向いている、向いていないかによりますね。
日本とのギャップを楽しめるか、楽しめないかが大切だと思います。
こちらで生活をしていると日本に住んでいる日本人では絶対に怒るだろうなということが多々あります。
それを笑うことができるのかそれとも怒ってしまうのかで変わります。
私はそれを楽しむことができるので自分はタイに向いていると思います。
もし自分が何かミスをした際には「そっちはいつもミスばかりだよね?文句言うなよ?」みたいに気楽にやれる部分もありますね(笑)
「タイに順応できるかどうかというところでしょうか?」
いえ、順応はできなくてもいいです。
順応できるかではなく笑えるかどうか、ネタにできるかどうかですね。
それを面白いと思えるか、ポジティブな方向にもっていくことができるかどうかということです。
ネガティブにとらえストレスになったり怒ったりしてしまう人は向いてないですよね。
「実際にタイ人と付き合っていく・マネジメントしていく上でDonuts Bangkokで行っていること、気を付けていることはありますか?」
タイ人だからとか日本人だからとかは実は私はわからないです。
日本で働いていた頃は部下がいるという概念がありませんでした。
チームリーダーで6人くらいメンバーがいましたが部下という感じではなかったですね。
自分自身がエンジニアなので一緒に戦っている仲間という感じでした。
なので、彼らをマネジメントしているという感じではなかったです。
彼らのモチベーションを管理しようとか彼らのタスクを管理しようとは思っていませんでした。
しかし、タイにきてそれらを行わなくてはならない立場になりそこから勉強しました。
そのため日本人との違いですとかタイ人だから気を付けないといけないことなどの違いはわからないです。
意識している点は細かいことは言わないようにしています。
これは他の日系企業では難しいと思います。
私達は採用を厳しくすることで自分で工夫するマインドを持っている人や自主的に動ける人を集めているので任せていても自分たちで様々なことに興味を持ち問題点の改善に向けて動いてくれます。
だからこそ上手く成り立っているんだと思います。
言われたことだけをやる人を採用していたらできないことだと思います。
これにはタイだから日本だからは関係ないと思います。
自分で考えて動こうという会社か上司のいうことをしっかりとやりなさいという会社かの違いだと思います。
何か意見を言う際にも社長としてではなく、あくまで同じプロジェクトの仲間としてこうした方がいいんじゃないかなどの意見を言っているつもりです。
「こういった方針は荒金さんがタイ向けに考えたのですか?」
いえ、基本的には日本の本社の文化に基づいています。
そこからタイにマッチするように多少手を加えました。
あえて、言わなくてもいいところをタイ人にわかりやすいように標語にしていたりします。
日本では何事にも基礎が大切だと考える文化が根付いていますがタイにはその文化はありません。
基礎ができていないと応用が効かないので違うバージョンが出たらその度に勉強しなくてはいけなくなります。
基礎ができていれば新しいバージョンが出てもすんなりと対応できることもあるのでしっかりと基礎から勉強しようと考えさせるためにカルチャーとして書いてます。
----Culture----
①全員リーダー
一人一人自分に後ろがないと思い責任もって取り組む。
これは本社でも使われている言葉です。
②PDCA
新卒だからかPDCAの概念がなかったので加えました。
「計画、実行、評価、改善」
③ 間違いをしよう。但し1度きり。
今までWebサービスをやってきてなぜ成功できたかというとたくさんの失敗があったからです。
そして1度した失敗を繰り返さなかったからです。
失敗をしてノウハウとして身に着け次に活かしましょうということですね。
④権威よりもアイディア
上下関係なしでフラットで行きましょう。
誰でもアイディアを言えるそんな環境を作れています。
⑤ 基礎からしっかりと学ぶ
日本語で最初に提案した際には「守破離」でした。
誰かのやり方を守ってやりましょう。
そこから少し破ってやりましょう。
そしてそこを離れて自分の道を作りましょう。
タイ人は最初に自分の道を作るところから始めてしまいます。
もちろん全員ではないと思いますが非常に多いです。
日本人はその辺りはきちんと基礎からやりますがタイ人にはその文化がなかったので加えました。
タイの発展にとって非常に重要なことだと私は考えました。
外側だけ綺麗のような感じにはしたくないので。
----Project----
①Win-Win-Win
社会、自分、顧客すべて良くする。
② 常に変わり常に成功
常に成長して常に成功しよう。
「Change the game」にも含まれますが変わらないと絶対に成長しません。
成長しないでいいと思ってしまえばそのまま廃れていくだけです。
なので、常に変わり常に成長し常に成功する。
これを意識しましょう。
③楽しみましょう。
そのままの意味ですが楽しめない仕事に成功はないということです。
本社から全く同じものを持ってくるのではなくタイにカルチャライズしたものを原案として出し話し合って絞りこんで決めたのがこれらです。
「タイで働く魅力は何ですか?」
私にとっては魅力が大きくてもう日本に帰れないですね(笑)
まず先程の話ですが日本でシングルファーザーで今のように仕事をするのは厳しいと思います。
次にWebサービスで世の中にインパクトを与えるにはある程度ルールが緩いところではないといけないと思ってます。
日本で新しいことをやろうとしても法律に触れてしまったりコンプライアンスなどの理由でできないことも多いです。
そのため折角面白いサービスを考えても実行に移せないこともあります。
新しい技術、新しいアイディア、新しい概念はどんどん出てきますがそれもまた規制されていってしまいます。
私はそれをつまらないと感じています。
タイはその辺りが緩いので面白いものが浮かんだらとりあえずスタートはできちゃうんですよね。
政府などに確認を取ることもありますがその回答も人によって違ったりします(笑)
後から違法だとなって停止になることもあるとは思いますがスタートして世間に評価され世の中のためになっているものなら広がっていくんですよ。
今ではみんなが当たり前のように使ってるgrabも違法だと言われながらタイでサービスが配信されていましたが今ではすっかり浸透してます。
ですが日本ではその機会を奪ってしまうことも起こりえます。
なので、面白いサービスが作れなくなってしまうんですよ。
そういったところから私はWebサービスで世の中にインパクトを与えるには日本ではいろいろなしがらみが有り煩わしいと考えています。
なので私にとってタイで働くことは魅力が大きいです。
「生活面でのメリットは何かありますか?」
正直美味しいものを食べようと思えば日本のが美味しいし住みやすさも日本の方が住みやすいですね(笑)
電車でどこにでも行けますし、車がなくても生活できるし、タクシーにも乗らなくていいですよね。
安全だし、環境はいいですし。
一年中暖かいことや花粉がないことはいいことですね。
バンコクで言うなら昔と違って食べたいものは何でも食べられるし困ることはないです。
後は住む場所だけで言えばタイはいいところに住めます。「例バンコク中心エリアの高層マンションでプール&ジム&サウナ&ラウンジ付き1LDK5万円等」
けど、やはり人間として発展するのは日本だと思います。
頭を使わないと生きていけない世界なので。
日本では何もなく冬になったら死んでしまいますがタイは死なないですからね(笑)
それに1個人としての幸せを考えるとタイだけど人類への発展的な意味では日本の方が貢献できると思います。
ですが、タイに来たからこそ気づいたこともあります。
日本から一切出ないと日本での常識が外国でも同じだと思ってしまうのでタイに来てそうじゃないと実感しましたね。
正しいことなんてものはないんだなと気づけましたそこはいい点だと思います。
「そういった固定観念的な話で言うのなら日本でブラック企業で身も心もすり減らしながら働いている人は外に目を向けたりしないですよね、そういう人は海外に出て外を見るようにした方がいいと私は思うのですがどう思いますか?」
海外にまで出なくても日本国内でその考えや風習はその会社だけの物だと気づくために違う会社を見るだけでもいいと思いますね。
何が正しいかはわからないですけど外に目を向けるだけで根底の部分が覆ることもあると思います。
日本だと銀行の手続きなんて簡単で書類を出せばすんなりと通ると日本人は思ってると思いますがタイでは全然終わらないこともありますからね。
オフィスを引っ越した際住所変更が完了するのに1年かかりました(笑)
こんなこと日本じゃ考えられないですよね。
日本人なら愛想笑いするだろうという場面もタイ人はしませんし(笑)
あとは、私はただ質問しているつもりだったのですが反対意見を言っていると思われ諦められてしまうとかよくありました。
その時に自分が正しいと思って質問したらダメなんですよ。
自分が正しくないかもしれないと考えた上で気を付けながら質問をします。
結果自分の中で正しかったものが正しくないんだなとさらに気づくことができることもありますね。
これはタイに来てから大きな体験です。
「最近のDonuts Bangkokの変化についてお願いします。」
正直最近は変化が少ないです。
ある程度大きくなってしまうと小さいころと比べると変化しにくくなってしまう部分はありますね。
変化を起こさせることは私の役割だと思います。
プロジェクトを変化させること。
今やっていることを止めること、止めて他のことをやること。
こういったものは私の役割ですね。
「Donuts Bangkokの現在の目標を教えてください。」
基本的には各サービスの安定化を図り延ばしていくことですね。
売上やユーザー数を増やして延ばしていき何か面白いビジネスがあればチャレンジもします。
そこは何年たっても常に変わりません。
そういう組織にしたいので。
私がいなくてもそういう組織として回り続けるような仕組みにしたいです。
常に上を目指す。
新しいサービスがあれば社員が自主的にやってくれる。
それが理想ですね。
「今興味を持っているビジネスはありますか?」
今はないですね。
Webサービスには流れがあるのですが私たちの前でいうとIモードの波があってその課金で大きくなった会社があります。
次はSNSの波がありここでもまた大きくなった会社がありました。
その次はソーシャルゲームの波が来ました。
そして今はライブストリーミングかなというところでライブストリーミングをやってますね。
そういったWeb業界のトレンドは5年に1回くらいの頻度で来ていてそのトレンドに乗れるように常にアンテナを張り人を採用していつでも乗り出すことができる状態を作っておくことが大切だと思っています。
また中には偽物の波もありますね。
例えば3Dテレビです。
これからは3Dの時代だと言って一時期すごい勢いになりましたが全然利用されてないですよね。
ああいったものは偽物の波です。
私はARやVRも偽物の波だと思ってます。
そういった偽物の波に乗らずに本物の波に如何に乗るかですね。
正直ライブストリーミングは少し怪しくなってるなと思ってます(笑)
コストがかかっているので日本のソーシャルゲーム並みには儲からないです。
ですがおそらく一社独占状態なんですよ。
細分化されることはあると思いますが基本的には一社独占だと思います。
それも国ごとになると思うので1国1プラットフォームに集約されていくと思うのでそこになれれば大きな利益になると思います。
ソーシャルゲームにはユーザー1人が1時間利用すればこのくらい収益になりますというグラフがあるのですがライブストリーミングはその倍ありました。
なので、より多くの人に使ってもらえばもっと大きな利益になります。
今ユーチューバーが増えていると思いますが今後ライブ配信を仕事にする人ももっと増えると思ってます。
現在別の職に就いている人がユーチューバーよりも参入しやすく次の職にも繋がるかなというところで意味のあるビジネスだと思います。
一般の人に需要があるかどうかが大事ですね。
そこが私の中での社会に対するインパクトなので多くの人に使ってもらうサービスを作りたいですね。
「Donuts Bangkokの他の会社に対する優位性はどの部分だと思いますか?」
1つは高確率で成功できている点です。
100点を与えられるかと言われれば怪しいですがここまでの規模のサービスをいくつも作れるのはDonutsならではだと思います。
そこが強みかなって感じですね。
各プロジェクトごとに違うので競合が出ていた際にはどう行くかなど常に考え常に先手を打つようにはしてます。
チームがそれについてこれるかは怪しいですが(笑)
例としてはSista caféは元々Facebookからの流入が8割だったのですがそれでは危険なためSEOを向上させGoogle経由のアクセスを増やした結果8-9割がGoogle経由のアクセスになりました。
その後Facebookのアルゴリズムの変更がありFacebookからの流入が非常に入りにくくなりました。
競合が出てきていたりもするのでどうするべきなのかと話し合ったりはよくしています。
現在Sista caféはタイ国内でシェアNo1ですが一位には一位のそれ以外にはそれ以外の戦い方があります。
新しいプロジェクトを立ち上げる際にはランチェスター戦略で行くことが多いですね。
タイ人はここも行けます、あれも行けますといって手を広げたがりますがそれでは絶対に勝てません。
未知の領域な上にお金があるとはいえ無限にあるわけではないのでうちよりも資金が潤沢な会社が乗り込んできたら負けるに決まってるので。
この部分だけは絶対に勝てる、そんなこと誰も思いつかない、バカバカしくて他は手を出さない。
そういったところからまずは攻めます。
「Donuts Bangkokはインターンシップを積極的に受け入れていますがどんな人材を求めていますか?」
自分で動ける人ですね。
正直インターン生は3か月くらいで帰ってしまうのがほとんどなので最悪別に働かなくてもいいと思ってます(笑)
そこで一生懸命働く人、自分で動く人は将来もそういう人になるだろうし生き残っていけると思います。
ですが、3か月とはいえ自分が関わった人にはでそういう風になってもらいたいという気持ちはあります。
なのでインターンシップ終了後も何十年後も幸せになってほしいと思うので必要な話はします。
ですが、極端に圧力をかけてまでは行動を変えさせようとは思わないので最後には自分がやるかどうかですね。
----最後に----
以上が株式会社Donutsのタイ支社「Donuts Bangkok」の会社紹介及び代表荒金弘明へのインタビューです。
これを読んで弊社に興味を持っていただけた方、もっと話を聞いてみたいという方はお気軽にTwitterまでご連絡ください^^