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キャリアについて

この先の人生において、
ある時点の自分がどうなっていたいか。
答えはこうだ。
「その時やりたいことを仕事にしてること」
5年後だろうが10年後だろうが、
はたまた定年退職間近でも同じだ。
その時したいことをできることが
最も幸せな生き方だし、
したい事がなんなのかは
その時になってみないと分からない。
だからどうなっていたいかと聞かれたら
それだけフットワーク軽く柔軟性のある
そして対応力のある人間でいたい、
というのが別な表現かもしれない。

翻って現状を鑑みるに、
今の仕事はやりたいことではないと感じている。
元々、日本の農業を成長させることを目標に
掲げ農水省に入ったのだが、
その目標に近づけるような仕事は 
出来ていないし、この先一生できないだろう。
農水省と言っても僕の仕事は農業インフラ周りで、
仕事の3割は金勘定、また3割は工事の知識、
更に3割が農学の知識で残りの1割が
行政マンとしてのあれこれだ。
はっきり言って大学で学んだような知識は3割くらいしか出番がない。
就活時代の僕の望みは、
「大学で学んだ農学の知識を社会に役立て還元する体験をしたい!」だった。(そしてそのゴールが日本の農業の成長だったのだ)
したがって非常にコレジャナイ感があるのだ。
メーカーの研究開発職なら技術面に
時間や労力を全ベットして評価されるのだろうが
行政の世界ではそうはいかない。
なんでもござれだ。
大学院までいって専門性を高める悦びを
知ってしまったためか、
こういうなんでもごされ系の仕事は
自分は得意じゃないなと思う。

いまのやりたいのことは
「農学の知識を仕事内容の7割以上で
活かせて、技術面知識面にコストを全ベットすること姿勢を評価される仕事」だ。

収入なんて最低限の今ぐらいありゃいい。
どうせアカデミアに残ったとしても
現職を続けたとしても
研究者になったとしても
結局 転勤が付いて回るんだ。
移動なんかどうだっていい。
俺は自分の業績を評価してほしい。
他より優れていたい。
成果や業績で他を圧倒し悦に浸りたい。
若手は1歩引いてなければならない
なんて業界こっちから願い下げだ。

仕事が悪いわけじゃない。
俺には合わなかった。
やってみてそれが分かった。

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