11.一番辛かったできごと

１０月末に式を挙げ年越してすぐの成人式は
末妹C子の成人式でした
その日は関東でもあまりない大雪
成人式にこんなに積もるのは２０年ぶりとTVで報じられていました

スーツで行ったら？と妖怪ニヘラほか
ワタシもみなそう行ったんですが
C子は
私絶対着物着る！と言い張り
当日の朝早くワタシが着付けの場所まで車で送ることになりました

妖怪センゴクが車にチェーンをつけてくれ

「モラオはなにしてるんだ」

と聞いてきました
「寝てるんじゃない」とワタシ

はあ？寝てる？！

もうこれ今考えたら相当おかしいです

すでにこの時には

「雪道不安だから運転して」

と頼めるような感じではなかったってこと

この時確かに
ワタシは躊躇った

センゴクは
何かあったら電話してきなさいよと送り出した

ワタシはC子を乗せて着付けの場所まで行き
終わってから会場まで送り届けかえってきた

帰ってくるとモラオは上機嫌で
サンドイッチなどを作っていた
わけわからん
イラっとしたのを覚えているけど何も言わなかった

そのあといつ頃だっただろう、、、
結婚後１年たたない頃だったと記憶しているけど正確な日にちは覚えていない
ある朝それは突然やってきた

おはようと言っても話しかけても返事がない
あからさまに無視をされた
前日何かしたのだろうか
記憶を辿っても思い当たることはない

結婚後も派遣として仕事を９時から１８時までフルでしていて
慌ただしく家事をして仕事にでかけ夕食を作り待っていたが
帰ってからの反応も同じものだった

思い出しながら書くのも辛いけど
頑張って思い出します🥲

すぐに話しかけるのを諦めてしまった

こんなことは初めてでもうどうしたらいいのかわからなかった

週末がやってきた
相変わらず不機嫌で２階から不機嫌を顔にぶら下げ降りてきて
何も言わず用意してあった食事をとり
ずっと不機嫌のだまったままリビングに居続けている

これはたまらなかった

用もなくスーパーに行ったりこちらが外に出てみた
帰るのが辛かった

夕食もだまって食べる
お互い一言も話さず
砂を食べているようだった

でもそのうち話してくれるだろう
まさか一生このままではないだろう

と思って地獄のような一日一日をただただやり過ごしていた

ちょうどそのころ生理のタイミングだったのだけど
生理が毎日待っていてもこなくて
こちらも不安材料だった
生理がこないどうしよう
ただ生理前の体調の悪さはずっと続いていて
明日には
明日にはと思っていた

１週間経っても２週間経っても
ずっとこの状態が続いた

そのうち吐き気がしてきた
吐くことはなかったけどずっと吐きたい感じ

頭がおかしくなりそうだった

今ならこのまま家にいてはいけない
いなくていいんだよって言えるのだけど
ワタシには帰る場所もお金もなかった

　妖怪の住処だけど実家に帰ることも考えた
　実家には自分の部屋も残ってる
　ただ祖父母や妖怪にこんな酷い状態説明するのが本当に苦痛だった
　恥ずかしかった情けなかった苦しかった
　でも苦しいって誰にも言えなかった
　実家は３０ｍしか離れてないのでモラオが押しかけてくるかも
　それもまた面倒だった

　ビジネスホテルに逃げる
　当時自由になるお金がもっとあればなああ、、、、
　
親にも誰にも相談できない
八方ふさがりだった

これがなんと２か月続いた
それまで順調だった生理が２か月止まってしまい
毎日吐き気がして苦しくて苦しくて一番の地獄をみた
ただただ一日一日をモラオの顔色だけを見て過ごしていた

２か月たったある日
突然モラオが話しかけてきてそれはやっと終わった
翌日生理がきた泣

体調も落ち着いてきたころ
何を怒っていたのか
ワタシが悪かったのなら謝るし
直すところがあったら直したいと言った

でもモラオは理由を言わなかった

今ならばわかる
理由なんてないんだから
口に出せる正当な理由などないのだから

お茶を濁してごまかして終わり

これ
今後も続くモラオの常とう手段だった！

とにかくワタシはこれに懲りてしまった
何より生理が止まってしまったのが本当に体調的に辛く
この日以降
毎朝モラオが今日はご機嫌なのか機嫌が悪いのか
顔色を窺うようになってしまった

おはよう

も言えなくなった

辛い辛い日々の単なる幕開け

最近色々調べてやっとわかった
相手を無視するという行為
何より不思議だった
不機嫌なのに週末ずっと家にいて不機嫌をまき散らす行為

ワタシだったら
もし相手に何か腹が立つことがあって
自分がイライラしていると感じたら
距離をとって少し気持ちを落ち着かせたりする
例えば実家に帰ったり買い物に出たりして気分を変え
相手に直してほしいとか言わないでほしいというところがあるなら
相手と話す
そうすると思う
モラオに当てはめると
土日に実家に泊まってくるとかどこか出かけるとか
ワタシがそんなに無視するほど気に入らないのなら
顔をみないようにしたらいいんじゃないかと思う

でもそれをせず
土曜日も日曜日もずーーーーっとソファで寝転んで
TVを見て昼寝をして夜になる

ワタシは居場所がなく
勝手口の外に座り込んでいたり
キッチンの床に座ったり
無駄に掃除をしてみたりして長い一日を不機嫌なモラオと過ごした

この不機嫌なままずっと家にいるということが
理解に苦しんでいたのだけど
やっとやっと
何年か前に見たインスタでその謎が解けたんです！

不機嫌をまき散らしたまま家にいるのは

ぼくちゃんのことをちゃんと見て～
ぼくちゃんのことかまって～
ぼくちゃんのことを嫌いにならないでぇ～

こわ！

このひどいかまってちゃん精神の一環だったらしい

こわ！きも！です

これを知ったときのワタシの衝撃

でも理由がちゃんとわかって腑に落ちたんです

今まで
なんで？どうして？
ずっと問いかけてきても
モラオ本人は納得する答えは持ち合わせていなかったし
何よりモラオは無意識でやっている可能性もある
（それもこわ＾＾；）

過去に戻れるのならワタシは迷わず
お金をありったけ持ってこの時に行きます
これを持ってどこか遠くに逃げろと
謝っても許すんじゃないと

いやもし本当に過去に行けるのなら
モラオと結婚したら不幸になる
怒鳴られ続けた挙句に精神病院行きだと
ささやきに行きます＾＾；

でも残念ながらもう過去には戻れない
せめて当時もう少し気軽にいろいろなことを検索できていればなあ
ネット上ででも誰かに相談することができていれば
と悔やまれます

殴られなければDVだとは思わず
モラハラ、フキハラなんてもっと後になってでてきた言葉
実際殴られてはいないのですが
自分の思うとおりにならないと
足でけり上げる動作をしたり手で押してきたり
でも冗談ぽく口では言っても目は笑ってない
そうやって空気で圧力をかける
こういうのは証拠がないから立証はもう難しい
そういうヤツだったんです