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魅惑のナゲキバト

 アメリカではMourning Doveと呼ばれるこの鳩(サムネ写真)は、アメリカのこの辺りでみられる鳥類のなかでも一番うつくしい鳥だと思う。薄いブルーのアイリング、控えめで品のいいグレー~ベージュの胸からお腹のあたちの羽。鳴き声はちょっと弱弱しいのでそれが英語でも日本語でもナゲキバトと呼ばれる理由らしい。人間の生活圏に出没する鳥類のなかでも最も警戒心が強いように思う。ほとんど見かけることがない。先週わが家の餌台にきてくれた時は思わず叫んでしまった。ただ猫につかまっているのを見たこともあるので・・・地面で虫をついばむときは割と無心になってしまうタイプなのかもしれない。
 アメリカに引っ越してきた年の春、リビングの窓の外の樹上で営巣し立派に巣立ちを迎えた親子を見守ったのはとてもよい思い出だ。
 地方に住んでいるので毎日タカ類を目撃するし、アパートの裏手の高い木々が伐採されてしまうまでは頻繁にフクロウも来て「ほーほー」と夜中に声が聞こえたときは興奮して夫を起こしたものだ。また朝4時に家をでて星を見に行ったときは車道でなにかをしていたフクロウを危うくひきかけたこともある。急いで飛び立とうとするフクロウの力強い大きな翼とふっさふさの肢はまだ鮮明に思い出せる。その後20分間はフクロウをみた興奮で星空観察どころではなかったのも覚えている。日本でも地方に住めばフクロウをみられる・・・のだろうか。

巣とヒナを守る父もしくは母のナゲキバト
ナゲキバドは雌雄で見た目はかわらない
しょっちゅう首をかしげるカケス(はやすぎてピントがあわせられなかった)
見た目は美しいがダミ声というギャップの持ち主
ポーズをきめるアメリカムシクイ
地面でいろいろ探すのも大好きな様子
羽づくろいのハチドリ
喉の濃い色の羽毛は角度によっては黒く見えるが実際は光があたると輝く真っ赤な羽毛だ
いつも頭の羽がふっくらしているBlack phoebe 
声がいかにも”かわいい鳥の声”というイメージ