生まれて初めての妊婦生活を振り返って
この度、第一子を授かりました。
もうすぐ臨月。ここまで順調に成長してくれている我が子に感謝。
人生に一度あるかないか、何度もあるかないか、わからないこの貴重で有難い経験。
初めてのその経験を記録しておこうと思います。(未来の自分のためにも)
sec.01 妊娠に気づく
なんだが微熱っぽい日が続く。風邪…みたいだけどそれ以外の症状は一向に出てこない。
そして異常に眠い。理性で制御できるレベルではなく、気が狂いそうになるほどに眠い日々が続く。
それに加えて、いつもの生理前なら、頭痛・下半身のだるさ・腰痛がやってくるが、それもない。
確信があり、なぜか早朝に検査してみる。
(一度 夜中にやってみたが失敗、意外と難しい。)
くっきりと線が浮き出てくる。
寝ぼけ眼で歯磨き中の旦那に報告。2人で喜びを噛みしめる。
sec.02 「いつもと違う」の辛さ
陽性からしばらくして病院に行き、無事に妊娠が確定。
心音が確認できたときは、人並みだが感動。エコー写真はまだ点みたい。
妊娠初期に恐れるものといえば「つわり」
わたしは嘔吐恐怖症ということもあり、これが何よりも恐怖だった。
が、幸い つわりの症状はとても軽いほうだったようで、水分も食事も摂れていたし、入院や寝たきりになることもなかった。
とはいえ、身体は初めての経験に混乱しているのだろう。
異常な眠たさは継続。空腹がどうしても気持ち悪い。何を食べても味が薄い。こってりしたものはNG。お米を受けつけない。などの状態になった。
何よりも辛く感じたのは、大好きな服にも化粧にもヘアメイクにも興味がなくなったこと。
「興味がない」というよりは、それ以外に必死。という感じ。
なんとか起きて出勤するものの、少しの締め付けも気持ち悪く感じるので、ゆったりワンピース(黒)のルーティーン。ノーメイク、ノーヘアセットで出勤する日が続く。
『あぁ、わたし、このまま身なりを気にしない女になっていくのかな…』
なんだか悲しかったことをよく覚えている。
あと、歯磨きができなくなったのもかなりキツかった。
歯磨き粉がNGなのか、歯ブラシがNGなのかわからないけどとにかく受け付けない。(具体的な表現は自粛)
クリニカの液体ハミガキで口の中を洗い流し、一瞬でブラシをかける。
毎朝が戦場。
以下、つわりの時期を乗り越える tips(今回ver)
トマトとパイナップルがとにかく美味しい。
キウイが食べられるようになった。めっちゃ美味しい。(アレルギー治った?)
パンが美味しい。そうめんなどの麺類は食べれる。(夏でよかった)
冷たい白米ならいける。
アボカド食べた。(栄養豊富そう。体が欲していたのか?)
空腹になるとしんどいので、仕事中にもトイレで飴やグミを摂取。
冷えピタを貼ると若干スッキリして活動できる。
sec.03 ついにやってきた安定期!
友人が『いけると思ったら13週くらいからトイレとお友達になった』と言っていたのでだいぶビビっていたが、無事に安定期突入。
ちょうど16週に入った頃、急に歯磨きができるようになった。(当時かなり感動)
これが、つわり終了の合図だったように思う。
徐々にごはんの味が戻ってきて(それまではずっと高熱時みたいな味。甘い・苦い、とかはわかるけど深みがゼロ、みたいな状態だった。)食事が楽しくなった。
そして、可愛い服も着たくなってきた。これが何より嬉しかった。
妊娠5ヶ月くらいになってくると、仰向けになるとなんとなくお腹にポコっとしたものがあるような気もしてきた。(10ヶ月手前の今から思うとほんとに気持ち程度笑)
sec.04 性別判明、名前も決定
性別が確定したのは、7ヶ月くらいのことだったと思う。
が、わたしは妊娠したと思った瞬間から「女の子だ」と思っていた。
結婚や妊娠をする前は『カホは男の子生みそう!』とよく言われたし、自分でもそう思っていたけれど、これがなんとも不思議なもので、
何か根拠がある訳ではなかったが、自分の体内にいる生体は女の子だと直感で感じていた。
もし女の子だったら、ずっと付けたかった名前があった。
旦那とも話していたのでその名前で決定。
「たくさんの幸せが来ますように」
「たくさんの素敵な人に囲まれる人生でありますように」
そんな願いを込めたあなたの名前。
まだ姿の見えないうちから、家族も親戚も友人たちも職場の人も、
「かわいい」と言ってお腹を撫でてくれています。
生まれる前から、名前に込めた願いが叶っているようでとても嬉しい。
sec.05 もうすぐ生まれるあなたに想うこと
ありがたいことにここまで順調に成長し、我が子に会える日が近づく今日この頃。
5ヶ月くらいの頃からは想像もつかないほど、お腹は急激に大きくなり、毎日元気すぎるほどの胎動を感じる。
(食事中によく動く我が子。わたしたち両親に似て、食べるのが好きな子になるのかもしれない。)
お腹が大きくなるにつれ、旦那も実感が湧いてくるようで、お腹に手を当ててコミュニケーションをとったり話しかけたりしていて、その姿もまた愛おしい。(5ヶ月になる前から、安産祈願でいただいたお札に毎日手を合わせてくれていた(!) 旦那。わたしが神なら絶対に安産にする。)
不思議なことに、出産に対しての恐怖は妊娠初期から全くない。(つわりへの恐怖はあったが笑)
「育児」や「子育て」という言葉もあまりしっくり来ていなくて、
一番ピッタリだなと思う表現は「もう1人新しい友だちができる」
実際生まれてみたらそんな悠長なことは言っていられないほど 育児育児育児ってなるのかもしれないけど、現状はそんな感じ。
寝て泣いてを繰り返すだけのあなたもきっと可愛いけど、一緒にピクニックしたり、料理を作ったり買い物に行ったり、そういうことができる日もとっても楽しみ。
家族でライブやフェスにも行きたいし、国内国外問わず旅行にも行って、たくさんの「本物」に触れさせてあげたい。
そうやって、一緒に体験・経験する中で共に学び、成長できる関係が理想だなと思う。今は。
旦那とわたしの子どもではあるけど、わたしたち2人とはまったく別の人間でまったく別の人格。
そのことは忘れないように、我が子であっても1人の人として尊重していたい。
予定日まで、あと1ヶ月。
あなたに会える日を、心から楽しみにしているよ。
P.S.
どんどん、ずんぐりむっくりになっていくカラダ。
新しい命を宿してまあるくなっていく様子は、むしろ美しいと感じ、その姿を残しておきたいなと思って、友人のカメラマンに撮影をお願いしました。
記録として少しだけ。
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