塾や習い事「学校外教育費」過去最高 しゅこうの家庭の家庭の教育(for parent) 9
「塾や習い事の費用が過去最高」との記事が朝日新聞に載っていた。
始めに塾と習い事は違うものだと考えている。
塾は、進学のために必要と考え通うもの
習い事は、子どもがやりたいものや親がやらせたいもの
塾については、本来学校教育で習ったものをしっかり身につけるために通っていたが、今は受験対策のために通うことが多い。
受験は、学校の勉強とは別に慣れや傾向を知ることも必要。その情報を得たいために塾に通う人も多い。
公共の教育では、試験の対策はあまり考えない。実際、学校の勉強をしっかりやっていても、試験に対する対策をしていないと困ることがある。
何のためにその学校に行きたいのか、どんな目標のために受験するのかを考えてもいいかも知れない。
それは、努力して入学してもその学校に馴染めずに辞めるケースやあまりにも学校のレベルが違ってついて行けなくて辞めるケースがあるからだ。無理して入学しても、授業料等以外にも費用がかかり、更に勉強について行けなくて家庭教師を雇うなど、更に費用がかかるケースを見てきた。
そこで、何のために塾に通うのかを考えてみてもいいかも。就職を考えて行かせるのであれば、今の経済情報を考えると日本以外の企業を考えることも選択肢の一つとして考えてもいいかもしれない。
そのため、目標を考えてお金を使ってほしい。無理をして教育にお金をかけて、子どもに気持ちの面で負担をかけていないだろうか。
私などは塾に行かされても嫌でサボってばかりいたので、本当に無駄なお金を使っていたと思う。
学校教育でもかなりの費用がかかる。授業料の免除や医療費無料など自治体ごとに色々補助があるが、それでもやはり費用はかかる。こちらも自治体をあげて考えてほしい。
習い事は、何のためにやってるのだろう。好きで始めても飽きてくることもある。音楽や芸術やスポーツなど様々な習い事があるが、道具をそろえるのに費用がかかる。音楽などは楽器を購入すると信じられない金額のものもある。レッスン料も桁違いの分野もある。
家族全員で取り組んでいるケースもあるが、本当に色々費用がかかる。少しレベルが上がると出費も上がる。軽い気持ちで始めても続けられない場合もある。私自身もレベルが上がると本当に費用がかかり諦めた事は沢山ある。無理のない範囲でやれる習い事でないと大変だと思う。
凄いケースでは、年収のほとんどが習い事に回され、生活がきつい家庭があった。家庭の問題であり、教員の立場からは言えないが、本当にそれが楽しいいのかどうかによって考えて欲しい。無理して続けている感じの家庭もあったが、何も言えない。
何がいいかは結果から考える事が多いが、スポーツや芸術で成功している例がTVやSNSで紹介されているが、実際はその逆のケースの方が多い。
スポーツのインストラクターもやっていた経験から、誰が将来伸びするかは分からない。どこがその人のピークなのかは分からない。小さい内は目立たなくても大きくなると伸びるケースもあるが、小さい頃に目立ったがその後伸びないケースもある。悲しいケースでは、ケガで断念しなくてはならない時だ。その後の目標を改めて考えればいいが、自分を責める場合や無気力になる場合がある。
言えることは、経済的にも精神的にも負担が少ないようにして欲しい。メンタル面での不調で生活が変わってしまう事もあるため。
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