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働く教員を増やす手立ては手当増し? しゅこうの教育1

 教員のなり手不足が叫ばれる。その原因が何かを考えずに、更に費用をかけないで何とかしようと国は考えている。
 教員の給料は一定で、好きなだけ働かせる。時間的対価労働(決められた時間だけ働けばいい)はずが、成果的対価労働(決められた仕事が終わるまでやる)も兼ねている。結果決まられた仕事が終わらないと残業をしなくてはならない。その為、7時間45分の勤務時間では終わらず、延々と残業しないと終わりが見えてこない。
 そこで、4%の加算から10%の加算など給料面での対策を検討している。その他にも検討している。以前よりも待遇が良くなってるが、問題はそこではない。これでは、教員になりたいと思う人が増えるわけがない。
 多くの教員は、国に対して抗議をすることが少ない。そのように考える教員は少ない。その為、教員の待遇を変えなくてもいいと思っていたとしか考えられない。その一つとして、8時間労働に戻さない。国の勝手な理由で給料が減らされ、残業が増える形にされた。手当を増やすよりも正常な勤務時間に戻す事からだと考える。
 更に、給料が増えているように思われるが、実際はかつて給料表自体を変えることをして、給料が減らされた上に、更に労働時間を減らして、給料を減らすこともした。加算されたとしても、減らされた給料が以前に戻すことなど考えていない。 
 そのような対応をしていては、教員になりたい人が増えるわけがない。
 それ以上に問題なのは、労働時間に触れていないことだ。労働時間においては、ドイツの取り組みに日本の未来があるような気がする。
 教員の待遇が良くなれば、その分子どもにゆとりを持って取り組める。急に教員よりも、明るい未来を信じられる人を増やした方が良いと思う。

 次回は、教員の希望者が増えない理由には、別の面もある。

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