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水の事故 しゅこうの教育3

 水の事故は起こる。自分自身もプールで溺れそうになったことや溺れたこともある。本当に急に起こる。助けてもらったので今生きている。
私の体験からでは、
 ①プールの息継ぎの時に、波で水を飲んで息が出来なくでなった。
  足が付いたので助かった。
 ②プールで足がつった。けいれんした。これは、何も出来なかった。何度かあった。
  たまたま、痛みをこらえてルールサイドに行けた。
  声を出して助けを呼べた。
 ③足が側溝にはまった。潜って取れたが、息が続かなければどうなっていたか分からない。
 ④水流に巻き込まれた。偶然横にずれることが出来たが、かなりの力で引き込まれどうなるか分からなかった。
 これは管理されたプールでのことだ。
 
 あまり川で泳いだ経験のある人は少ないため、危険な場面は色々ある。
 ①急に深くなり沈む。
 ②石に足を取られ転んで、痛みで動けなく、そのまま流される。
 ③流れが場所によって違う。少し岸から離れると急に流れが速くなることもある。更に、表面と水の中で流れが違うこともある。
 ④水温が場所や深さによって違う。
 これ以外にもたくさんあるが、川はプールとは違うことを認識していないと、浅いところでも簡単に溺れる。 
 海はまた違った危険もある。

 水泳指導は必要だが、水の恐ろしさを感じたことがない人が多いのかも知れない。私は偶然助かっただけのことで、学校のプールでも危険なことは何度もあった。
 事故があったとしたら、救急救命の資格講習を受けてもしばらくやらないと忘れてしまう。更新の研修を受けても、日々訓練していないといざという時に出来ない。
 水泳指導を専門にやっていた立場から考えても、目が届かない場面はたくさんある。近くでも上からでも見えない場所が出来る。慣れていない教員やボランティアでは、急な変化があることに気づかないかも知れない。安全面や責任面など考えないといけない。更に、プールの設置費用や維持管理、水質管理など様々な問題もある。水質管理は専門的な技術が必要な施設もある。また、時間によって変化するので、常に管理していないと悪化することもある。
 
 水泳指導をやめる自治体が増えてきた。各家庭に任せ、スイミングスクールに通う人や親が教える事になるのか。 


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