「変わらないね」という言葉
この間高校の友達に3年ぶりにあった。
高校時代はよく喧嘩もしたが、とても気が合い、
彼女無しでは私の高校生活は語れないほど仲良しだった。
私は高校を卒業後東京の大学へ行き、彼女は地元の企業に就職した。
卒業後はお互いマメな方ではなかったため、
疎遠になってしまっていたが、
偶然彼女が東京へ来る用事があり、
彼女の方から会わないかと連絡をくれた。
ショッピングや東京観光をしながら、
近況報告や思い出話に花を咲かせたのだが、
彼女は私をみるなり
「変わらないね」
という言葉をかけた。
彼女は私の外見を見て変わらないねと言ったのであろうが、
私はその言葉に違和感を覚えた。
「変わらない=何も成長してない」
それは私が卒業後に
学んだこと、挑戦したこと、失敗したこと、培ったもの、
全てを否定された気持ちになった。
おそらく彼女はそんな意図で言ったのではないと思う。
「あの頃と変わらない私たち」という意味で言ったのかもしれない。
しかし私は高校を卒業してから変わったと自負している。
外見的に成長してなくても、内面的に成長した。
久しぶりに会った彼女の言葉に少し傷ついたが、
誰になんと言われても、なんと思われようと構わない。
大丈夫。
自分の成長は、自分が一番よくわかってるのだから。