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いろんなワードで胡散臭いツイートを再現しよう!!!の会


こんにちは。わからん都と申します。


突然ですが、みなさんは「こういう」アカウントを見たことがありますか?


そう、「こういう」アカウント。



そして、「こういう」ツイート。


この記事を読んでいる方々は、こういうツイートを再現したいと思ったことはありませんか?トレンドのワードを無理矢理入れた、胡散臭いツイートを再現したいと思ったことはありませんか?

「思ったことはない」という方へ。将来、何が起こるかわかりません。なので、自分がこういうアカウントの運営者になる可能性も無いとは言い切れないのではないでしょうか。


だから、僕たちはこういうアカウントのツイートを再現する練習をするべきなのです。防災訓練と同じ論理なのだからこの考えが間違ってるはずがないんです。


そして、偶然EPOCALCさんとニャムゴルフさんがこういうツイートの練習をしたそうにしていたので(幻覚)、お二人と共に練習をすることにしました。


やるぞ!

メンバー紹介

わからん都:この記事を書いている人。何の実績もないが、自分のことを無冠の帝王だと信じている。

EPOCALC:変な音楽メディア「Water Walk」の編集長。友人から「音楽方面に行った藤井聡太」、「売れなかった文豪」などと形容される。

ニャムゴルフ:「学級通信ハピネス」、「パウセンタードットコム」などの管理人。交通整理や、警察テロ訓練動画が好き。




わからん都:今日はよろしくお願いします。

EPOCALC,ニャムゴルフ:よろしくお願いしますー。

わ:さてさて、早速ルール説明をします。言葉で説明するのは面倒なので、この画像で理解してください!

E:なるほど。

ニャ:三巡するんですね。了解です。

わ:それでは、キーワードを決める順番を決めましょうか。誰からやりますか?

ニャ:あ、じゃあ最初に私行きます。

わ:じゃあその次が僕にしますかね。

E:ということは、最後が私ですね。

わ:OKです。では早速始めましょうか。


一巡目 キーワードの役:ニャムゴルフ


ニャ:私が最初か……。まあ最初なんで、キーワードは「長芋」でどうでしょう?

わ:長芋。

E:長芋ですか。

わ:長い芋ですよね?

ニャ:長い芋です。

E:長い芋かー。


……誰かがキーワードを決めた後は、それぞれがツイートを作る時間に入ります。ただ、この時間は本当に誰も何も喋らないので、記事に書くべきことが全くありません。なので、みなさんには六行くらい改行してあるところに静寂を感じていただけると幸いです。



ニャ:……あ、できました!こちらです!


わ:あー、「有る」な。

E:いますねーこういう人。

わ:フォロワー三万人くらいの育児系アカウントが目に浮かびますね。

ニャ:引用リツイートで「優しいパパだなあ」とか「理想の夫」と言われている。


E:……できました。僕行きますね。


ニャ:「バズは後ろからついてくる」、なんか怖いな。

わ:「一緒に研鑽しましょう!」のリアルさがすごい。

ニャ:一緒に行こうとする人たち。

わ:こういう科学的に正しいのかどうかよくわからないツイートを見た時、特にそれが「こういう」アカウントのツイートならかなり警戒してしまうな。




ニャ:あ!子供の頃シリーズだ!

E:これはあれですね、トレンドを覗いたときに高確率で出てくる人だ。

ニャ:キーワードを無理やり入れた感じがすごい。

わ:「固定ツイート」で体言止めをしているのも工夫ポイントです。

E:一番最後に「。」がついてないのリアルだなー。

ニャ:こういう系統の胡散臭いツイート、人情噺にしがち。

わ:人情噺はウケますからね。

E:ウケますねー。

ニャ:最悪の会話だ。


わからん都

わ:次のワード何にしましょうかねー。

ニャ:そろそろ下ネタとかいっても……?

わ:まだ二つ目なのでダメです。

ニャ:ダメか~

わ:うーん...…じゃあ「自転車」で!

ニャ:自転車ですか……。なるほど。

わ:まあわりとツイートに入れやすいワードではあると思います……!


E:うーん...…できました!

ニャ:お、早い。



ニャ:あ、ハッシュタグ付きだ!

わ:毎日つけてるハッシュタグだ。

ニャ:これいいっすね~

わ:いいっすね。やじろべえに似た話だから既視感がある。

E:あ、たしかに。



わ:じゃあ僕いきます!


わ:みんな大好きバズ構文。

E:固定ツイートに飛ばそうとしてくる~

ニャ:これが全部できれば苦労しないんだよな。

わ:これ、たぶん当たり前のことを言うのがコツですね。




E:面白い。

わ:自転車を盗んだ少年が、被害者のクラウドファンディングに参加するわけがないんだよな。

わ:あと、なんか星新一のオチにありそう

E:あ、確かにありそうですね。

ニャ:星新一みたいなショートショートを1ツイートで完結させる人、いてほしいなー。

わ:あ、いますよそれ。トレンドのワードを入れてそういうことする人。

E:すごい。

ニャ:いろんなやり口があるんだな。

わ:やり口て。



E:……あ、今気づいたんですけど、Twitterで「オンラインサロン」って調べればこういうアカウントがたくさん出てきて、参考文献になりますね。

ニャ:え、すごい。

わ:こんなに無駄なライフハックは初めてだ。

EPOCALC

E:次は私の番ですね。そうですね、キーワードは「音漏れ」で。

ニャ:音漏れかー。難しいな。

わ:どうつなげたらいいんだろう……。



E:あ、できました。じゃあ私いきますね。


わ:狂ったメンタリストDaigo?

ニャ:音漏れってしようと思ってするものじゃないんだよな。

わ:音漏れしているから成功するという訳が分からない因果関係。

E:もはやそこに因果はないのかもしれません。

わ:「とある海外大学」という謎のソース。

ニャ:でもこれいいですね。最高。




ニャ:知り合いの感想シリーズです。

E:いるなあ~こういうの。

わ:お金に余裕ができたからって、お金持ちダンスを踊りながら独り言を言うのはかなりやばい。



ニャ:「こうならないためにも」のパワーがすごい。

E:この少女が完全に悪役になっちゃうの、かわいそう。

わ:角が立つのでアマゾンのトップページのリンクを貼りましたが、頭の中で有機野菜の商品のページに変換してください。

E:アソシエイトのリンクなんだろうな。

わ:もちろんです。

わ:こういう人に限って、プロフィールに「アソシエイトリンクを使用しています」とか書いていない

ニャ:あるある。



ニャ:……なんか、こういうツイートを書くのが嘘の日記を書いているみたいで嫌ですね。

わ:嫌ですね。ここまで虚無な時間はない。


一巡目が終わりました。全員がこれをするのは初めてなので探り探りですが、少しずつコツを掴めてきたような気がします。生きる上でおそらく必要のないセンスであることに目をつぶれば、とても素晴らしい成長ですね。

二巡目 ニャムゴルフ

ニャ:じゃあ二巡目行きましょうか。

ニャ:キーワードは……「タモリの顔」にしましょう。


E:タモリの顔かあ。難しいなあ。

わ:普通に生きてたらなかなか使わない語彙ですからね。難しい……。



E:おぉー。そうきましたか。

わ:占い師系の人ですね。でもいますねこういう人。

ニャ:科学的根拠はないけど、言ってみるやつ。

わ:鼻が紙飛行機の形になってたら金運高いの、なんでなんだ。



E:あ、じゃあ私も行きます。


ニャ:「タモリの顔を描いてみて」って実際に頼む人いたら怖すぎる。

わ:怖いなあ。少なくとも頼まれた側には意図が一切わからないわけだし。

ニャ:公式LINEに誘導しようとしてるし。

わ:そもそも、タモリの顔である必要が全くないんだよな。



ニャ:この世のどこかに、タモリの顔を毎朝見ない人としか付き合わない人がいる。

わ:その条件をクリアしてるの、タモリ自身しかいないでしょうね。

E:人間関係めっちゃ狭そう。

わ:もしかしたら、そういう界隈があるのかもしれない。

ニャ:毎朝タモリの顔見る界隈。

E:毎朝録画したブラタモリを見る界隈。

わ:それちょっといいかもしれない。


わからん都

わ:次は僕ですね……。そうですね、逆に「詐欺罪」なんてどうでしょう?

E:あー。なるほど、逆ですね。

ニャ:そういうニュースがトレンド入りすることもあるし、いいキーワードですね。




ニャ:「友人が捕まった」から始まるの、かなりセンセーショナル。

E:賠償金を払いきるのが「成功」なの、ちょっと嫌だな。



E:じゃあ私も…..


わ:「詐欺罪に問われやすいから気を付けて!」って、まず見ない文字列だ。

ニャ:たしかに。

わ:「経験を踏まえた著書」ってどういうことなんだろう。

E:この人にも前科があるのかもしれない……。

ニャ:闇が深いなあ。



ニャ:そうだ、ツイートって画像付きでもいいんですか?

わ:あ、大丈夫ですよ。

E:何をするんだろう……。


ニャ:……できました!


E:あー。そう来ましたか。

わ:いるいる。猫を利用して実績を見せびらかす人いる。

E:いますね~。

わ:猫を利用するのめちゃくちゃ嫌だな。

ニャ:こういう系のツイートで、副業とか関係なくただ自分の猫を見てほしいだけの人いますよね。

わ:いますいます。リプ欄にもいる。


EPOCALC

E:私の番か……。じゃあ、「戸締り」で。

ニャ:戸締りか~。

わ:これもまた、実際にトレンドワードになってそうですね。



わ:あ、できました。


E:「財布の戸締まり」て。

ニャ:サロンメンバーがかわいそう。助けてあげたいな。

わ:サロン費を払わせるために助けるの……?



E:私いきます。ちょっと趣向を変えてみました。


E:スピリチュアル系の人です。

ニャ:「心に泥棒が入られて」、いいなここ。

わ:詩的だ。この人が泥棒である、というオチまで見えました。

ニャ:「是非ご参加くださいね。」っていう丁寧な言い方なのが生々しいですね。



わ:命令形なの怖い。

ニャ:監視カメラ、防犯界隈で話題沸騰中です。

E:なんなんだ防犯界隈って。

わ:防犯界隈、実態がわからなさすぎる。どんなのなんですか?

ニャ:鍵かけ完了っていうツイートを毎日します。

わ:え、楽しそう。

E:いいな。



二巡目が終わりました。人によって胡散臭さのタイプが少しだけ違うのが、見ててとても興味深いです。学問にするべきかも。

さて、次が最後の三巡目です。コツを身に着けてきたので、より「ぽい」ツイートができるようになっているかもしれませんね。マジで無駄すぎ。


三巡目 ニャムゴルフ

ニャ:うーん……そうですね、キーワードは「青いおしり」で。

わ:青いおしり……。これまたなかなか聞かないワードですね……。

E:うーん......。

わ:まあでも「若い」って意味もなくはないので、そこをうまく使えるかもしれませんね。



わ:できました。ちょっとズレてるかもですが……


ニャ:「世界おもしろ動画館」て。

E:アフィリエイトのアカウントだ。まあでも、胡散臭くはありますね。

ニャ:いいねは3くらいなのに、動画の再生数が50万くらいあるやつ。

わ:その動画、大体海外のやつ。

ニャ:使い古された動画なので、画質もガビガビになってる。

E:あるあるが止まらない。

わ:……あ、あと、なんとなく今「世界おもしろ動画館」とTwitterで検索してみたところ、全く同じ名前のアカウントが出てきました。

ニャ:同じことを考えてる人がいた。

わ:なんかちょっと、やだな。




わ:ちょっとだけ参考になる。

ニャ:これはちょっとそうかも。

わ:青いおしり=おいしい蕎麦屋には絶対に繋がらないことだけがネックですね。




ニャ:スピリチュアル系の集会に呼ぼうとするやつです。

わ:共産主義のおしりの集いだ。

E:ハードルを下げるために流しそうめんをするんだ。

わ:赤いおしりの集いで青いおしりの絵の悪い気を断ち切ることができるの、本当に意味が分からないな。

E:色しか違わないのに。


わからん都

わ:逆張りオタクなので、さっきみたいに次のキーワードも「逆」にするか…..。

わ:「ケンブリッジ大学」で。

ニャ:おー。たしかに逆だ。

E:逆ですねー。なるほど。



ニャ:お、在籍してる!すげえ!

わ:すごいけど留年しちゃってるな……。

ニャ:留年してるのに「ここで学ぶことは尽きない」っていうのすごくポジティブだ。

E:これは理系大学生あるあるなんですが、二重スリット実験の話をしている人はあまり内容を理解していながち。

わ:そうなんだ。

ニャ:わかる人だけわかるネタがあるのは高評価ですね。

わ:何の評価?




E:サクセス今井。

わ:サクセス今井だ。

E:予備校講師にいそう。

ニャ:本を出してる人あるある「カタカナ+苗字にしがち」。

E:多いかも……。

わ:多くないかも……?

E:でもなんかお笑い芸人みたいな名付け方ですよね。




わ:どんな文脈からも、休みを増やして労働時間を増やす言論に持っていく奴がいる。

E:いるなあ〜。

ニャ:この顔文字を使うだけでそれっぽくなるの、ズルい。

わ:禁止カードにすべきかもしれない。


わ:……なんか、みんなもっと「ケンブリッジ大学の研究によると〜」みたいなツイートを作ると思ってたんですけど、全員が逆張りしたせいでそういうのが1つも生まれなかったですね。

ニャ:言われてみればたしかに。

E:全員が誰かがやると思っちゃった。


EPOCALC

E:私ので最後ですね。そうですね、「墓暴き」でお願いします。

ニャ:急に怖い言葉になった。

わ:「墓暴き」をナチュラルにツイートに入れるの、ムズいな……。




E:「新しい考え方」、たぶん一部の内容だけ無料でほとんど有料のやつだ。

ニャ:送料だけめっちゃ高いやつ。

わ:普段の会話の中で「墓暴き」という語彙がぱっと出てくる友人、一体何者なんだ。




ニャ:活動費のぼんやりとした感じ、いいな~。

わ:どこが墓暴きと同列なのか全然見えないの、すごく良い。

ニャ:これあれだ、そのDMを絶対に晒さない人だ。

わ:DMを開放していない場合もあるんだよな。

E:もしかしたら、そんなDMなんて一件も届いていないのかもしれない……。

わ:シュレディンガーの誹謗中傷DM。



わ:じゃあ最後僕行きます!


ニャ:「墓暴きをしたが」。

E:波瀾万丈すぎる。

ニャ:この人の人生でちゃんとした伝記が書けそう。

E:「私が墓暴きのshoと呼ばれていた頃」のパワーがすごいですね。

ニャ:そのころどんな気持ちだったんだろう。

わ:これ書いた後に気づいたんですけど、墓暴きのshoと呼ばれているということは身元が割れているということなので、shoくんは意外と無能なのかもしれません。

ニャ:ほんとだ。おっちょこちょいだなあ。


感想

わ:……という感じで、一通り終わりました。みなさん、やってみてどうでした?

E:なんか……こう……ちょっと嫌な気分になりました。

ニャ:(笑)なりました。でもやろうと思えばけっこうできそうかなとも思いましたね。

E:そうですね。本当に苦しくなったらするかもしれない。

ニャ:ある程度まではいけそう、っていう自信がついてしまった。

E:同時に、「こうはなりたくないな」って思いましたね。

わ:生きていきましょうよ。こうならないように。頑張りましょうよ。

E:頑張ろう。

ニャ:もしお金に困ったら私のサイトを見に来てね。

わ:宣伝が露骨だ。




ということで、「そういう」ツイートを作成する練習をしてみました。

やってみると、意外と「ぽい」ツイートを作ることはそこまで難しくなかったです。ただ、本当に虚無な時間を過ごしたので、皆さんはこんなことをせずにもっと人のためになること(魔王の討伐など)をしてください。

それでは。


Sho@FIREを達成して自由に生きるのアカウントはこちら


後日談


この企画用に上記のアカウントを作成してから3日ほど経った頃。こんなDMが届きました(なお、実際に届いたDMを掲載するのはあまり良くないので、ここで掲載する画像はあくまで届いたDMを再現したものです。)


EPOCALC:本物は一流だ

ニャムゴルフ:凄っー!

わからん都:「マジ」の人には勝てない


ちなみに、実際にDMを送ってきたアカウントは今見たら凍結されてました。シュールすぎ。


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