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拙著・禍話リライトまとめ 51~ +α

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無料&著作権フリーの怖い話ツイキャス「禍話」から、私がリライトしたものをガーッと総まとめにしたマガジン。前の50話+αはこちら↓↓↓ https://note.com/dontb…
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#怖い話

【怖い話】 いた、いなかった 【「禍話」リライト115】

 飲酒運転はよくない。  法律違反だし、酔っての運転は注意力や判断力が落ちて大変に危険で…

ドント
9日前
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【怖い話】 うしろをよぎる 【「禍話」リライト掌編⑪】

 投稿者が信用を失くす可能性があるため、詳細は伏せる。  ユニットバスのある部屋に住んで…

ドント
2週間前
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【怖い話】 ガリバーすべり台 【「禍話」リライト114】

 退屈だからと言って窓から外を見ると、妙なモノを見てしまうかもしれない。  Aさんが小学…

ドント
1か月前
92

【怖い話】 赤いランドセル 【「禍話」リライト 掌編⑩】

 本当によくない話だと、話す前から「ヤバい」とわかるらしい。  そんな短いお話。  仲間…

ドント
1か月前
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【怖い話】 あれ見える? 【「禍話」リライト 掌編⑨】

 とても不確かな話なので、変なウワサだと思ってお読みいただければ幸いである。  Cさんの…

ドント
1か月前
89

【怖い話】 名前を言うな 【「禍話」リライト113】

 この話に出てくる名前は、すべて仮名である。  杉井さんのいた小学校では昔、こっくりさん…

ドント
2か月前
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【怖い話】 あさって 【「禍話」リライト 掌編⑧】

 高校で、「こっくりさんのようなもの」が流行っていたそうだ。 「こっくりさんのようなもの」は、やたらと難しい漢字と読みだったので、正式な名称は覚えていないという。  ある日やってみたら、スムーズに十円玉が動いた。  おっ、来た来た──と思って、みんなで尋ねた。 「えっ、えーっと。明日は晴れますか?」 「天気聞いてどうすんだよ。あの、明日の数学のテスト、教科書の何ページが出ますか?」 「来週、隣の市の高校とバスケの試合があるんです。けっこう強い相手なんですが、秘策とかないで

【怖い話】 法事怪人 【「禍話」リライト 掌編⑦】

 祖母の法事の日の出来事だという。  仏間での読経は滞りなく終わり、親類知人一同は座敷へ…

ドント
3か月前
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【怖い話】 いんちょうの話 【「禍話」リライト112】

「うまく選んだつもりだったんです」  と新条さんは語る。  大学一年生の時の体験だという。…

ドント
3か月前
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【怖い話】 五回家族 【「禍話」リライト111】

 昔は変な習慣があったよねぇ、という話題になった。  田舎の村の話ではなく、小学校の話で…

ドント
4か月前
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【怖い話】 待っていた女 【「禍話」リライト110.5】

「怖い話を聞いた話、でもいいですか?」  小野さんはそう切り出した。  直後に、「いや、…

ドント
5か月前
248

【怖い話】 寒い家 【「禍話」リライト110】

 その建物は、今はもうない。 「ドライブインみたいな、道の駅みたいな……。それにしては広…

ドント
6か月前
177

【怖い話】 冷たかった 【「禍話」リライト 掌編⑥】

 夏の初めに運動会をやる学校だった。  暖かい日だったので、みんな汗をかきながら走り、応…

ドント
6か月前
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【怖い話】 帰って来る女 【「禍話」リライト109】

 Tくんの、お父さんの体験である。 「俺のオヤジ、いわゆる転勤族ってやつだったんですよ」  長くても1年半、短くて1年弱で職場を移る。 「今じゃそういうのって嫌われますけど、まぁ昔の話ですからねぇ──」  その頃にはもう、Tくんは生まれていた。  度重なる引っ越しに妻子を連れて歩くのは忍びなかったので、お父さんは単身赴任という形をとっていた。  2年と居住しない土地の独り暮らしだから、住まい選びにも独特のこだわりがあった。 「えっと、職場に近くて、スーパーにも近くて、