[9thGS]ギラティナザシアン軸
構築経緯と基本戦術
ふぉんでゅさんが10月15日のGSルールのcobalt杯でギラティナ(オリジンフォルム;以下ギラティナ)+ディンルーを使っていて,おもしろそうだと思ったのでこの軸を使ってみることにしました.
ふぉんでゅさんはポケモンチェンジをできるだけ用いないように火力と素早さに努力値を重点的に配分し,そのあとで耐久調整を考えるという対面的なパーティを好んで使っているイメージがあります.僕はこういったパーティに過去2回のカルフール杯でふぉんでゅさんにボコボコにされているので強いのは知っているのですが,この手の戦術をメインにするパーティの運用が苦手なのでサイクルができそうな感じに改変する事にしました.
上記の通り基本戦術はギラティナとディンルー,ザシアン(剣の王の姿;以下ザシアン)の攻撃,防御の相性補完を利用してダメージレースに勝利することです.
構築紹介
個別紹介:ギラティナ(オリジンフォルム)
ギラティナ@だいはっきんだま (ふゆう) テラスタイプ ゴースト
いじっぱり H156 A252 B28 D4 S68
245/189/124/*/121/119
技1;ポルターガイスト
技2;ドラゴンテール
技3;おにび
技4;かげうち
テラスタイプ,努力値配分は原案通り.パーティ考察を進めた結果,パーティが物理だらけになってしまったのでギラティナ君にはザマゼンタを完封してもらう必要が出てきました.そのため,原案のシャドーダイブ,ドラゴンクローを鬼火+流し技に変更しました.
個別紹介:ザシアン(剣の王)
ザシアン@くちたけん (ふとうのけん) テラスタイプ じめん
ようき H252 A84 B4 D4 S164
199/181/136/*/136/207
技1;きょじゅうざん
技2;じゃれつく
技3;テラバースト
技4;とおぼえ
交代戦を前提にする以上,原案のようにザシアンを陽気ASで採用するのではなく耐久に振りたいという欲求があります.そこでサイクルをする上で筆者が信用しているH降りザシアンを採用しました.
また,今作からザシアンを交代するとふとうのけんが再発動しなくなってしまったので攻撃ランクを再度上げる手段が欲しいと考えました.そこで,候補となるつるぎのまい,とおぼえのうち,パーティ全体の底上げになるとおぼえを選択しました.
テラスタイプはスカーフミライドンに対してボルトチェンジによるサイクルで不利を取らない+炎タイプへの打点として地面を採用.
採用理由からテラバーストも確定です.
個別紹介:ディンルー
ディンルー@たべのこし (わざわいのうつわ) テラスタイプ 草
いじっぱり H180 A100 D228
253/157/145/*/129/65
技1;まもる
技2;じだんだ
技3;しっぺがえし
技4;ふきとばし
このパーティの軸となるポケモン2匹目です.このパーティにおいてはわざわいのうつわの維持が重要なこと,スカーフイーユイに伝説のポケモン2匹が不利をとることから原案通りではなくまもるを採用した型を採用しました.攻撃はHPに少し振った(H20)イーユイをじだんだで確定1発,残りを特殊耐久にできるだけ厚くしつつグラードンの特化鉢巻ダブルダメージだんがいのつるぎ2回を回復2回で耐えるように振っています.
個別紹介:サンダー(ガラル)
サンダー(ガラルの姿)@こだわりスカーフ (まけんき) テラスタイプ あく
ようき B4 A252 S252
165/161/111/*/110/168
技1;インファイト
技2;ブレイブバード
技3;はたきおとす
技4;ファストガード
伝説のポケモンであるギラティナ,ザシアンの2匹がともにいかくに弱いため,威嚇に対抗する枠.原案では威嚇最王手であるランドロスに対して高い圧力をかけられるパオジアンが採用されていたが,パオジアンはサイクルに向いていない(確信)ので代わりを探しました.
その際,ギラティナと攻撃の相性のよい格闘タイプであり,ザシアンが弱めのねこだまし,いたずらおにびなどに耐性を付与できるファスガ持ちの負けん気として候補に挙がってきたポケモンがこの子です.
ファスガを持っているのにスカーフ持ちなのはいたずらおにびを打ってくるポケモンであるヤミラミは襷持ちが多く一撃で倒すことはできないため,2連続ファスガを押す場面が想像できたこと,バドレックス(黒馬上の姿)に対して先手の取れないポケモンばかりであると虐殺されかねないことが理由です.なぜか都合よく強打点あく技である「はたき落とす」を碧の仮面で習得していました.
個別紹介:グレンアルマ
グレンアルマ@ 防塵ゴーグル(もらいび) テラスタイプ フェアリー
おだやか H244 B60 D196 S4
191/*/128/146/137/96
技1;ねっぷう
技2;めいそう
技3;ワイドガード
技4;サイドチェンジ
基本選出で重めの晴れ軸相手に出す枠です.テラスタルすることでコライドンの炎,竜,格闘をそれぞれ無効,無効,半減にすることで行動回数が稼げます.また,ワイドガードの存在でグラードンやバドレックス(黒馬上の姿)に対して単体技を強要しつつサイドチェンジするという割と極悪な手札もあります.
個別紹介:オーガポン(井戸の仮面)
オーガポン@井戸の仮面 (ちょすい→おもかげやどし) テラスタイプ 水
しんちょう H252 D204 S52
187/140/104/*/156/137
技1;このゆびとまれ
技2;ツタこん棒
技3;ウッドホーン
技4;やどりぎのたね
カイオーガ対策枠.グラードンにもそこそこ戦えることを期待.
カイオーガがバドレックス(白馬上の姿)と組んでいるとギラティナで対抗することが難しくなると想定したので氷抜群でない草タイプとしての採用.
ゴリランダーでもよかったかもしれませんが,ミライドンはザシアンの地面テラスタルで倒すので対策が過剰になると考えました.
結果
6勝5敗で勝ち越し!
今回はプレイングが本当にダメダメで押し間違い,初手選出ミス,選択キャンセルミスなど山ほどプレミをしてしまいました.
あと,負け確切断にしか見えないタイミングで通信エラーが起きたのは本当に不運でしたね.SV,通信エラー多いの気のせいですかね….
そういうわけで対戦実況を書くのがしんどいので,とりあえず戦った伝説のポケモンの組み合わせと勝敗を示します.
こう見ると白馬とコライドンに負けていますね.
このあたりのポケモンに勝てるようにパーティメンバーを調整するといいのかもしれません.