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新卒向け!ガクチカの書き方&話し方マニュアル|失敗例から学ぶ
こんにちは!
今回は新卒向けに「ガクチカの書き方&話し方マニュアル」です。聞いたことあるけど、いまいち理解していない方に向けて、なんとなくわかる!をゴールに説明していきます。
ガクチカについて
企業の採用担当者は、あなたという人物を知るために様々な質問をしてきます。その中でも重要なひとつが「学生時代に力を入れたこと」、通称ガクチカです。
ガクチカは、単なる学生時代の思い出話ではありません。 あなたの行動力、問題解決能力、成長力など、社会人として必要な能力をアピールする絶好のチャンスです。
企業は、なぜガクチカを聞くのでしょうか?
それは、「あなた」という人間を深く理解するためです。
過去の経験から、あなたがどのような価値観を持ち、どのように考え、どのように行動するのかを見極めようとしています。そして、自社に合う人材かどうかを判断する材料として確認していきます。
つまり、ガクチカを制する者は就活を制する!と言っても過言ではありません。
しかし、多くの学生がガクチカで悩んでいます。
「どんなエピソードを選べばいいかわからない・・・」
「うまく伝えられるか不安・・・」
「面接で緊張して頭が真っ白になりそう・・・」
そんな悩みを解決するために、ガクチカの書き方から話し方まで、具体的な例を交えながら徹底解説していきます。 是非少しでも、自信を持ってガクチカを語れるようになり、面接突破の可能性がグッと高めてもらえればです!
効果的なガクチカの選び方
さて、ガクチカで重要なのは、どんなエピソードを選ぶかです。 アルバイト、サークル、ボランティア、留学など、学生時代に経験したことは様々だと思います。
効果的なガクチカを選ぶために、まずは自己分析を行い、自分の経験を棚卸しをすることが必要となります。
どんなことに熱中したのか?
どんな困難を乗り越えたのか?
どんな成果を上げたのか?
その経験から何を学んだのか?
これらの質問に答えることで、あなた自身の強みや能力が見えてきます。
そして、企業の求める人物像と照らし合わせてみましょう。ただ、自分を知るだけではなくて、あなたが企業に入社することでどんな活躍ができるだろう?という視点をもつことが重要です!
企業のホームページや求人情報には「求める人物像」が記載されているはずです。 例えば、「チャレンジ精神旺盛な人」「コミュニケーション能力の高い人」「責任感の強い人」など、曖昧な表現が多いと思いますが、ここから想像力を膨らませて、なぜそのスキルが必要なのか?をもう一段深掘りしていきましょう。
要するに、あなたの経験と企業の求める人物像が合致するエピソードを選ぶことが重要です。
よくある失敗例
エピソードが平凡すぎる:ただ単に「アルバイトを頑張りました」だけでは、面接官の印象に残りにくいです。 「なぜそのアルバイトを選んだのか」「どんな目標を立てて、どのように努力したのか」「その結果、何が得られたのか」など、具体的な内容を盛り込みましょう。
自己PRとの違いが曖昧:ガクチカは、過去の具体的な経験を通して、あなたの能力や人柄を伝えるものです。 一方、自己PRは、あなたの強みや能力を直接的に端的にアピールするものです。 ガクチカでの経験が自己PRに繋がることも多いでしょう。両者の違いは伝え方の順序です。ガクチカではエピソードを通してアピールすることを意識しましょう。
ネガティブな内容を避ける:「人間関係でトラブルになった」「途中で挫折してしまった」など、多くの方がネガティブな内容を避けがちですが、むしろその失敗はアピールポイントです。 ただし、ネガティブな内容を盛り込む場合は、それをどのように乗り越えたのか、そこから何を学んだのかを重点的に語りましょう。
ガクチカの書き方:PREP法で構成する
ガクチカを効果的に伝えるためには、PREP法という構成方法がおすすめです。PREP法とは、
Point(結論):まず結論を述べる
Reason(理由):結論に至った理由を説明する
Example(具体例):具体的なエピソードを交えて説明する
Point(結論):最後に結論を繰り返す
という構成方法です。PREP法を用いることで、簡潔でわかりやすく、説得力のあるガクチカを作成することができます。
よくあるダメなガクチカ例
私は大学時代にカフェでアルバイトをしていました。 そこでは、ホール係として、お客様の注文を聞いたり、料理を運んだり、レジ打ちをしたりしていました。 覚えることが多くて大変でしたが、先輩に教えてもらいながら、一つずつ仕事を覚えていきました。 アルバイトを通して、接客のスキルやコミュニケーション能力を身につけることができました。
Badな点
何を伝えたいのか不透明。結論が最初に示されていないため、何を伝えたいのかわかりにくい。
具体性に欠ける。どのような努力をして、どのような成果を上げたのかが具体的に書かれていない。
話がダラダラと続いてしまい、読みづらい。
PREP法を用いたガクチカの構成例
Point:私は、大学時代のカフェのアルバイトで、お客様満足度向上に力を入れて取り組み、常連客を増やすことに貢献しました。
Reason:常連のお客様から「店員さんの対応が冷たい」というご意見をいただいたことがきっかけです。 お客様に気持ちよく過ごしていただくためには、 笑顔で丁寧な接客 が不可欠だと感じました。
Example:そこで、私は、お客様一人ひとりの顔を覚え、名前を呼んで挨拶することを心がけました。 また、お客様の好みを把握し、おすすめメニューを提案したり、会話のきっかけを作るようにしました。 さらに、新人スタッフへの接客指導も行い、 チーム全体でサービス向上を目指しました。
Point:その結果、お客様から「笑顔が素敵だね」「また来たいと思えるお店」といったお言葉をいただけるようになり、 お客様満足度が向上し、 常連客も増加しました。
改善点
結論を最初に明示することで、伝えたいことが明確になった。
具体的な行動や成果を盛り込むことで、説得力が増した。
PREP法を用いることで、話が具体的になり、わかりやすくなった。
面接でのガクチカの話し方
面接では、PREP法を意識しながら、簡潔でわかりやすく、そして熱意を持ってガクチカを語りましょう。
採用担当の心に響く話し方のコツ
コツは、以下項目にある基礎的な当たり前のことを意識する。難しいことは考えずに、自然体でいることです。
アイコンタクト:採用担当の目を見て話しましょう
笑顔:明るい表情で話しましょう
声のトーン:ハキハキと話しましょう
ジェスチャー:適度に手を使いながら話しましょう
具体性:数字や状況を具体的に説明しましょう
情熱:経験を通して得られた学びや成長を語りましょう
よくある質問への意識するポイント例
以下は、きっと皆さんにとって、既に理解している当たり前の内容だと思います。小難しいことは考えずに、その当たり前を徹底することがポイントです。
「なぜその活動に取り組んだのですか?」 → 「〇〇に興味があり、それを通して〇〇を学びたいと思ったからです。」のように、具体的な理由を説明しましょう。
「その活動で大変だったことは何ですか?」 → 「〇〇に苦労しましたが、〇〇することで乗り越えました。」のように、困難を乗り越えた経験を語りましょう。
「その活動から何を学びましたか?」 → 「〇〇を学び、それは今の自分に〇〇な場面などで活かされています。」のように、経験を通して得られた学びを具体的に説明しましょう。
質疑応答で注意すべき点
あなたの考えを語るのではなくて「事実」を語るようにしましょう。採用担当は状況をイメージできません。できるだけ、シチュエーションを具体的に伝えることも重要です。飲食店であれば「どこで、どんなお店で、客席はどれくらいで、1日どれくらいきて、平均単価はどれくらいで、スタッフは何名体制で、どんな役割があるのか」などです。
他には、以下要素は意識しておくと尚良いでしょう。
質問の意図を理解する
正直に答える
簡潔に答える
結論ファーストで話す
まとめ
ガクチカは、単なる学生時代の思い出話ではなく、あなた自身をアピールする絶好の機会です。ただ、緊張して上手く話せなくても大丈夫です。
上手く話すことよりも、あなたのガクチカ「事実ベースでシチュエーション」を整理して、伝えるように心掛けましょう。採用担当もあなたが置かれた状況をイメージしやすく、かつ、質問もしやすい状態になります。
以上「ガクチカの書き方&話し方マニュアル」でした。
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