悲しいか
悲しいか
それはお前が招いたことだ
二度と繰り返さないよう
幼い子どもたちは何度も何度も刷り込まれた
嫌だった
辛かった
しかし、大きくなり
親族が目の当たりした話を聞いた
その一瞬で醜い戦いが身近なものになった
人が
焼け焦げた栗のように顔を腫らし
橋の上で木のように立ったまま死んでいる
その横を幼子を連れて走り抜ける
命からがら焼け野原を駆け抜ける
お前の家族にも同じ思いをさせるとしたら?
人は考える
考えて伝えることができる
君の一言が
君の一声が
君の思いが
悲しいか
それは私たちが招いたことかもしれない
ひとりひとりが考えて伝える
そうあるべきだ
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