見出し画像

【pauper】第8期パウパー神挑戦者決定戦に真面目に取り組んだレポート(前半)

四半期に一度の祭りが終わりました。
久々にお酒を飲んで内臓が歓喜の舞いを続けております(二日酔い)

先日は自分自身にプレッシャーをかける記事をUPしてしまいましたが、想像以上に反響を頂き大変嬉しく思います。
せっかく文章を書き記す場を作ったので、今回は自分も大会参加レポートを書き記しておきたいと思いました。

(神決定戦をweb観戦しながら執筆していました。もーりー君惜しかった!)

第8期パウパー神挑戦者決定戦に参加!

結果から言うと5勝2敗(11位/110人)
最後の1戦勝てればSE進出という所まではたどり着けました。

当日のパフォーマンスは悔いのある部分もありつつ
準備段階においては納得のいくものが出来ました。

今回は前半(自己満足編)になります。
後半はマッチ振り返り(大反省編)になるので、対戦レポートはそちらをご覧ください。

どのデッキで出場するか

前回の記事でもXでもちらっと書きましたが、しばらく競技イベントからは遠のく事になり、真剣に向き合える環境はこれが最後だと思って真剣に取り組みました。

新弾発売前の環境

日頃からよく観ていて大好きなpauper mtgさんの動画に、大好きなゆーき君が出ている回。詳しくはこちらをご覧ください(丸投げ)

ここから少し進んで「親和対策が厚くなった青単テラー」が増えた。あとは変わらず親和、Gleeコンボ、カルドーサあたりが順当に強かった。
コンボに干渉できないグルール続唱が減ったのと、対策がされ始めた(というよりは戦い方が洗練されてきた?)Gleeコンボの勢いが少し落ちついた印象。

ダスクモーンから出てきた強そうなやつ

今回は赤いカードがやたら強い。

序盤の速攻クロックが増えたのと
追放領域から「次の終了ステップまで使える」のがなかなかやばかった。
これをデザインした人はマッドネス大好き芸人すぎる。
今までの構築を歪める必要が無いので非常に使いやすい。

それらを踏まえて、当日のメタゲーム予想

・全体的にはカルドーサ、青単テラー、グリクシス親和、ブラッドバーンの順に多い
★上位卓についてはカルドーサ、グリクシス親和、青黒テラー繁殖鱗コンボが残る

まず全体像としては
・カルドーサ新戦力モンキーについては実際に使ってみて相当強かった(MOのパウパーリーグも真っ赤に染まっていた)
・テラーは生物としてシンプルに強いし、デルバーが好きな下環境プレイヤーが多いので、神決では毎回青が多い。親和にもカルドーサにも強く出られる。
・親和は言うまでもなくオールラウンダー。カードパワー最強。前環境からも引き続き使えるので参入障壁的な部分でもデッキ母数は多い。
・ブラッドバーンは未知数ながらも既存より強化はされていて、母数が多そうな上記のデッキ対面では相性悪くはなさそう

でも上位卓は違う想定。
・ブラッドバーンもタップイン土地増えたりでゲームレンジがそこまで早くないので、全力で展開してくる青単や猿入りカルドーサに食われる可能性がある。お互い食い合って、母数が多いカルドーサの方がそれなりに残る予想。
・親和はなんだかんだ勝つ。ど安定。
・Gleeコンボについては普段から使っていない人には扱いにくいので母数は少ない読みだが、デッキ的には環境屈指のパワーがある。
特に角とうふさん(前回の神挑戦者)の愛機ジャンドGleeは蛹で盤面固めたりクラークで全体除去も出来る万能対応型。簡単に負ける想像はつかない。
・青黒テラーについてはフェアデッキにもコンボデッキにも対応力があって、感電破で焼けず殺しが当たらない『グルマグのアンコウ』が最強生物すぎる。飛行を止められるクリーチャーが環境に多くなく、こそこそサクサクも比較的自由に殴れる。
もし自分に豊富な知識と経験があるなら、青黒を握りたい。

最終的に選んだデッキは愛機BG Glee

結論から言うと、直近で使っていたゴルガリ繁殖鱗コンボの特別仕様をチョイス。
候補に挙がっていたのはグリクシス親和、カルドーサレッド、ゴルガリ繁殖鱗コンボの3つ。

・親和
デッキパワーは間違いなく高いし、今後もずっとTier1にいるはず。
ただ、タップイン土地のせいで初速が遅く、カルドーサ相手につまづく可能性がある。
とにかく1-2ラウンドまでは負けたくないので、今の自分は赤い波を乗り越える力量が無いと感じてパス。

・カルドーサレッド
前日までこれで出るつもりだった。
猿の使用感があまりにも良かったのと、デッキ理解が1番できているから。
横浜晴れる屋パウパー杯で優勝したのもカルドーサなので思い入れもある。

今回見送ったのはミラーマッチ対策について明確な答えに辿り着けなかったから。
メインから祭典壊しを入れているリストを見てこれが正解なのかと思った反面、本体に3点あたるはずの枠を1点にした事での後悔もありそうだし、なによりソーサリー。
カルドーサのミラーは本当に戦績が安定しない。せっかくの大きな大会で見せ場もなく運量で負けたりしたら悔いが残ると思い、それならもっと赤に対応できるデッキを使うべく候補から外しました。

・ゴルガリ繁殖鱗コンボ
最終的には直近で使い慣れているこいつにしました。
青単には割と強く出られて、直前の練習で対赤単の感触がなぜか悪くなく、戦法がシンプルなのでメタ外のデッキに対しても戦える。(フェアリーだけは本気でつらい)
また、このデッキをテーブルトップで使っていると『デッキの全容を案外わかっていない人が多い』です。
特にサイドボーディングで、「進化の証人」「腸抜きの洞察」あたりを見て墓地対策をしてきたり、ジャンド型と勘違いして「火の中へ投げ捨てる」を入れてきたり。余計なモノを追加してくれる人はけっこういました。
付け入る隙があるなら活用していこう、という邪な気持ちも少しあります。

★繁殖鱗コンボと言っても、ジャンドとゴルガリは全くの別物
ジャンド型については私も角とうふさんリストでMOリーグ潜っていました。

「浄化の野火」で土地を伸ばしてから「のたうつ蛹」などで盤面を固めて、コンボが走れなくても殴り勝てる。墓地利用手段も豊富で、中盤~終盤までとにかくできることが多い。
ジャンドは『コンボも使えるミッドレンジ』です。

一方で、私が使い始めたBGは、横浜晴れる屋提督戦で見たもーりー君の優勝リスト。こちらは勝ち筋が少ない『超高速コンボ依存型』デッキです。

無限無色マナからでも勝ち筋まで繋ぐ事ができ、3ターンキルの道筋が豊富。
このリストはクリーチャー保護のために「蛇皮のヴェール」を採用する事でより高速展開が可能になっています。
強迫4枚とクリーチャー保護を駆使して一撃かますタイプなので、イメージはモグワーツが近いかもしれない。

正直言うと、正攻法でいくならジャンド型の方が強いと思っています。
正攻法なら。

ここから『魔改造』の時間です

折角の強いデッキですが、以前の記事で書いたように、私は生粋のJohnnyです。自分の色を出して勝ち切りたい。

最終的に今回のデッキは【ソウルシスターズ】になりました。

既存リストからの主な変更点
①「本質の管理人」をメイン4枚体制
②クリーチャー保護を「タミヨウの保管」に変更
③サイドボードを赤対策に寄せる

本質の管理人は『デコイ』であり『コンボパーツ』
デッキが分からない時点でこの子が盤面に出たら除去したくなりませんか?
こちらとしては相手の除去が1枚削れればOKです。
繁殖鱗の無限コンボ起動するまで場に残った場合は、無限ライフゲインに突入。
今までコンボからの勝ち手段はデッキに2枚しかない「ネイディアの夜刃」を引いて無限ドレインのみ。本質の管理人は、相手も無限コンボが搭載されていない限り負けなくなり相手の心を折って投了させるという陰湿な方法で勝ちをもぎ取りにいけます。
※MOでこのデッキを使うのは非推奨となります。

キーカードを探すための時間稼ぎ
従来型だと「邪悪鳴らし」で出てくる落とし子以外にクリーチャーが並ばず、しかもそのトークンが無いと最速コンボに走れないため、実質かなりの無防備状態です。
本質の管理人を1ターン目に置けて除去を食らわなかった場合、フェアデッキ相手ならかなりのライフを稼いでくれるので、その間に無限コンボのパーツを探して盤石の状態で走れるようになります。よほどの事が無い限り続唱デッキには負けません。
青単テラーに対しても、パワー5×4回の戦闘で済むところが2回増える(1点回復&1回のチャンプブロック)ので、良質な時間稼ぎ役になっています。

速さよりも全体除去耐性の「タミヨウの保管」
クリーチャー保護呪文は3つの選択肢があって
①+1/+1カウンター乗せて繁殖鱗/進化の証人の誘発を起こす「蛇皮のヴェール」
②相手クリーチャーにも打てて妨害にも使える「巨森の蔦」
③パーマネントに破壊不能付与できる「タミヨウの保管」
それぞれ特色がある中で今回は「クラーク族のシャーマン」先置きを重く見ての「タミヨウの保管」を採用。
単体除去のケアは強迫4枚でも可能なので、主に親和対面で自陣を守るために重宝する。おまけの2点ゲインが赤対面では非常にありがたい。

・徹底的な赤マーク
ひたすらにカルドーサとブラッドバーンに負けるのを嫌がった構築にしています。サイドボードは半数が赤対策。
神決定戦はとにかく1回戦が大事で、その後のマッチアップがメタ中心になるかならないかは大きな違い。確実に取りこぼさないよう仮想敵は徹底的に対策をする事にしました。
結局ここが最後まで悩んだ枠ではありますが、ブロッカー兼ライフゲイン役の「林間の癒し手」が最終的にピットイン。1/2は偉い。

・好きなカードで勝ちたい
第6期の神決?の時もソウルシスターズで出るくらいライフゲインが好き。
EDHも統率者トレラッサーラで、ソウルシスターズのギミックを軸に据えるほどに好き。

・(おまけ)「侵入者への呪い」への謎の耐性
コンボ対策として注目されたが、結局1枚だけではあまり意味が無い事が認知されて採用率が上がらなかったカード。
実際は貼られると嫌なことは嫌なんです。BGは無限達成した後もフィニッシャーである「ネイディアの夜刃」を探すためにマナとサクり元が必要なため、ひたすらに動きにくい。
本質の管理人は、意図せずその点をカバー。相手にライフゲインさせてしまうが無限に入っても死ななくなる。ネイディアを探せたら誘発の上から重ねて起動すれば勝ちなので、相手に大量のライフを与えてやりましょう。

※何度も言いますが、このデッキはMO非推奨です。

当日のメタゲームの答え合わせ

晴れる屋さんが毎回その日のうちに出してくれるメタゲーム、毎回かなり楽しみにしております。いつもありがとうございます。

上から順に、
ブラッドバーン 15人 グリクシス親和 15人
青単テラー 11人 繁殖鱗コンボ 11人 カルドーサレッド 11人
 

大枠は捉えていたが、カルドーサそんなに多くなかった。
繁殖鱗コンボ多いのは意外。

ベスト16まで絞ると
繁殖鱗コンボ 5人 (ジャンド2人 BG2人 ゲート型(!?)1人 )
カルドーサレッド4人
グリクシス親和3人
ブラッドバーン 青単テラー 呪禁オーラ サイクリングストーム 各1人

上位卓にずっとカルドーサがいた。1-9位に4人。勝ち組だった模様。
青単テラーとブラバは1人だけ(もーりー君、praeさん)。
青黒テラーは道中見かけたがベスト16には残っていない。あれれ。

優勝はもーりー君の青単テラー
準優勝はけいがさんのジャンドGlee
ベスト4が共にカルドーサ
ベスト8が親和2人、ブラッドバーン、カルドーサ

でした。

おわりに

カルドーサレッドを使っていた未来も気になりはしますが
結果的にデッキ選択の方向性は間違っていなかったと思います。

あと、mtg復帰した直後から本当によく一緒に遊んでいた板前さん(パウパーいしかじ杯優勝者)が呪禁オーラで15位。
本人に直接言うと調子乗りそうなので決して言いませんが、一緒にやっていた仲間が良い結果を出せていると凄く嬉しいし、ここまで続けてきて良かったなって思っています。ありがとう。

後編はマッチの振り返りをしますが
今週は転職活動の面接が5件入っているため、時間が余った時になるべく早く書きます。急かさないで下さい。笑



いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集