会い辛い家族に会ってきた
会うと心底笑い合える、楽しい人たちなのは分かってるけれど、実家に行く時は毎回、戦争に向かう兵隊のような気持ちになり、足も腰も重くなる。心もずんと重くなる。
今回はそんなこともほぼ無くなってきたけれど。
会うのが辛いのは、父が開口一番に私に悪態をついてくるからだ。
「そんな牛みたいなピアスして!外して来いよ。おかしいよ。」と怒ったり、「またそんな格好して。」など言ったりする。
私は怒られるのを知っていて自粛しない。だってこれが私なのだ。大事な人たちにありのままの自分を認めて、受け入れて欲しいから、頑なに自分のスタイルを曲げない。
意地でもあるね。いや、殆どが意地かも。「これが私なんだ!!ちゃんと見ろ!!!」と。でもさ、受け入れて欲しいんだよ。普通に接して欲しいの、これが私なんだもん。
今日は父、何か言いかけたけど、飲み込んだのを見た。
ギターをずっとやっていて、バンドをしていた父に曲を披露した。そしたら俺より上手だよ、と言ってくれた。
空手をやってる父とパンチやキックをした。キックがバシンと決まった時は、良い音だね〜と一言くれた。
義母は沢山の品数のご飯とスパークリングを用意して待っていてくれた。
妹や義母に化粧を施して、きゃいきゃいわいわいと心から楽しい時間を過ごした。
帰りにはパパが駅まで送ってくれて、その道中の5分もない距離で「もうお前ならやってるかもしれないけどさ、進んでいきたい道がお前にもあるなら、こうするんだよ」「おばあちゃんに会いに行けよ、いつでも。」と強く伝えられた。
そうだよね、おばあちゃんに会いに行かなきゃな。。
一つ一つが、今回は全てが、心地良かった。
こうやって仲を縮めていきたい。
今日はやはり、大きなステップだったと思う。
最近は会うのが難しい家族に、弟に、疎遠だった友に、元彼に、と遣り残してきたものに自ら動き出していて、それは確実に正しいタイミングなのだと感じる。
全ての道を、岩ボコだらけの道も、ちゃんとならして行きたい。clearにしていくの。なんの重りも残していきたくない。
私はそれらにしっかり向き合っていくぞ。
頑張らなくて良い、自然とその時はやってくるから。
今日みたいに。
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