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10月のカタロニアはまだ夏のようだった。泳いでいる人もいた。
ワイン畑が続く丘陵、マティスが絵に描いたCollioureに行ってみたいと思いつき、5泊6日の旅の計画を立て、行ってきた。フライトの関係でスペインGironaを起点に、列車でスペインとフランスの国境を越え、Port-Vendresという町に3泊、最後はCollioureに1泊。Barcelona、Figueres,、Cadaquesには以前訪れたことがあったが、今回の旅行でフランス、スペインの国境を跨いで、カタロニアという1つの地方文化が歴然としてあることがよくわかった。
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Collioureを含む海岸地帯は、ニースがあるコートダジュール対してコートヴェルメイユという名前がついていた。海岸沿いにハイキングコースがいくつもあって、青い海を眺めながら歩いた。また山の方へ向かいワイン畑の広がる丘陵沿いの道を辿って歩いた。ハイキングコースは所々急で狭い岩場があって、歩くのが大変だった。汗もたくさんかいた。宿に帰り着きまずはシャワー。一休みして夕食へ。そんな日課だった。
旅行中はテレビも見ず、イスラエルやウクライナの戦争のニュースも、一月後に迫ったオランダの選挙とも一切関係ない毎日。ただ、起きて歩いて疲れて食べて寝た。
カタロニアでは人が親切で食べ物が美味しく10月後半でも晴れると25℃を超えて夏のようだった。
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帰る日、空港行きのバスを待つ間、駅から歩いて1分のところにあるレストランに入り、パエーリャを注文したら、料理ができるまでの間にクロケット2個、イベリコハム、土地の椎茸のおつまみを持ってきてくれた。さらにお勘定を済ませると、(もちろんチップをあげる、喜んで、)デザートにGirona名物のお菓子があるから食べて、と言う。時間がないので持ち帰りにできるかときくと、もちろんです、とアルミのトレーに入れて、さらにBaileysを上からソースのようにふりかけて蓋をして、紙袋までつけてくれた。
通りすがりの客にここまで尽くしてくれるサービス精神、オランダではまずお目にかかれない。
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