素晴らしいアスリート、シファン・ハッサン
先週土曜日からブダペストで世界陸上選手権2023が開催中だ。陸上競技、特に走る種目を見るのが好きなのでテレビ中継を見ている。
土曜日のこと、女子10,000メートルの決勝、ラストスパートで先頭を走っていたシファン・ハッサン選手は、彼女を追い抜きにかかった選手と接触してゴールの数メートル手前でバランスを崩し転倒、惜しくもメダルを逃してしまった。
その後のインタビューで彼女が語った内容を翌日の報道で読み感銘を受けた。「(転倒は)起こっても仕方がないし、(自分が転倒したのは)ぶつかった相手のせいではない。いつも勝てると思ってはいけない。負けることもある。メダルを逃したのはもちろん残念だけど、これがオリンピックのメダルだったらもっとひどかった。これからまだまだ参加できるすばらしい競技会がたくさんあるから今日転倒したことはそれでよしとします。」
転んでもすぐに立ち直り、誰も責めたりしない。素晴らしアスリートだ。