喜多方後編:ただの旅日記③
どうもこんにちは、どんこめです。今回もただの旅日記、前回の続きです。
蔵の町、喜多方
さて、喜多方駅に到着すると早速中華そばの文字が。年季の入った坂内食堂の看板もありました。
喜多方はラーメンの町として人気ですが、蔵の町ということでお酒や醤油、味噌造りも盛んなようです。
訪問した日は日本酒巡りイベントが行われていて、駅前には「酔道」と銘打たれた蛇口が設置されていました。
喜多方駅正面からは大通りが伸び、蔵造りの建物が多数軒を連ねているのですが、市の政策として無電柱化が行われています。青空が広く見え、これは嬉しいですね。
喜多方市には老麺会という有志団体があり、加盟店舗にはのぼりが立っています。市内にたくさんあるラーメン店の食べ歩きマップを提供しています。
本当は2店ぐらい回りたかったのですが、お腹の余裕が(笑)なかったもので、結局1店だけしか入ることができませんでした。
人気店はお昼前から行列になっていますし、自分が入った店も最後の一席状態。食後に店外へ出ると結構な人数が入口で待っていて驚いたりもしました。
その後、数店の前を歩いたりもしてみたのですが、やはりお昼時は上の写真のように行列となっていました。特に日帰り旅行を検討されている方は、まず最初にお目当ての店を決めてから訪問すると良いかもしれません。
喜多方では朝から営業しているお店もありますので、是非宿泊での訪問をお勧めいたします。
日中線跡
さて、満腹になったどんこめは腹ごなしにと少し足を伸ばしてしてみました。
行先は日中線の跡地。かつて喜多方駅から北側へ伸びていた旧国鉄の路線です。
日中線は山形県の米沢まで結ぶ計画で建設され始めましたが、実際に開通したのは福島県内の約11kmのみで、その先の区間については建設中止に。1984年にJR化される前に廃止となりました。
名前こそ日中線ですが、基本的に朝夕の通勤通学時にしか運転されておらず、日中には運転していなかったそうです。(名前の由来は、終点付近にある日中温泉に由来するそうです)
調べたところによると、日中線は開通から廃線まで旅客輸送については客車列車のみだったようで、ディーゼルカーによる運行が一切無かったそうです。(晩年はディーゼル機関車による牽引の客車列車だったようです)
このほか、当時の終点の熱塩駅は現在日中線記念館となっており、駅舎が保存されているほか、除雪車と客車が保存されているそうです。今回の旅程では訪問できませんでしたが、興味のある方はそちらもどうぞ。
(喜多方駅から車で約20分ほどです)
SLばんえつ物語
さて、喜多方では現在も走っているSLがあります。
ばんえつ物語号です。
今年は運転開始25周年で、記念のヘッドマークが付けられていました。
週末を中心に比較的運転本数の多い列車です。快速列車なので比較的安価に乗車することができます。グリーン席料金も特急に比べれば安価です。
ただし7号車グリーン席は人気なので、発売開始後すぐの予約をお勧めします。グリーン車は会津若松行きの時に最後部となり展望が楽しめますが、新津行きの時には機関車の後ろ側になる点にもご注意ください。
反対側1号車はオコジョ展望車両フリースペースとなっており、誰でも楽しむことができます。また、4号車も側面展望車となっています。