喜多方前編:ただの旅日記②
どうもこんにちは、どんこめです。今回はただの旅日記です。
喜多方市があるのは福島県北西部。周辺には五色沼、猪苗代湖、そして磐梯山といった景勝地があります。
しかし喜多方でもっとも有名なのは、喜多方ラーメンでしょう。
喜多方ラーメンの特徴はもちもちとした太縮れ麺で、スープはあっさりとした醤油系を扱う所が多いです。市内には30軒以上ものラーメン店が軒を並べています。
その中には全国チェーン展開も果たした坂内食堂の本店が現在も市内で営業しています。
余裕があれば2店以上回ってみようと思っていたのですが、うっかり昼に郡山駅でそばを食べてしまい体的な余裕が・・・また次回来る楽しみにしたいと思います。
喜多方・会津若松~郡山の交通事情
さて、訪問したのは5月。ちょうど運転開始したばかりのリゾート列車がありました。
「あいづSATONO号」です。
2024年4月にリニューアルされた車両で、季節ごとに各地を転々と運行される車両で、まず最初に磐越西線で運行されました。
磐越西線自体は電化されていますが、このSATONOはディーゼルハイブリッド車両で、非電化区間へも直通運転ができます。
会津若松~喜多方間では、電化解除による設備管理負担の軽減が議論されていますが、仮に電化解除されてもこの車両であれば引き続き直通運転を実施することができます。(前年まで運転されていた観光列車フルーティアは電車だったため、電化解除されると直通運転できなくなる問題があった)
自分が予約した際にはほぼ満席状態で、普通車で2席、グリーン車で残り1席という状態で、結構な人気のようでした。
最初はグリーン車に乗ろうと思ったのですが、よくよく番号を確かめると4人掛けボックス席、しかも3席予約済み!。
おそらく3人グループの所に1人割り込む形になるでしょうから、それはさすがに…ということで予約を躊躇いました。(しかし後で確かめたらその座席も埋まっていました)
ところで、喜多方へのアクセスは新幹線と在来線を乗り継ぐのが一般的かと思いますが、実は東京と結ぶ高速バスも毎日運行されてます。
(注:1日1往復。大半は手前の会津若松駅発着)
所要時間は約5時間。乗車時間は長いですが、新宿から乗換なし1本なのはありがたいですね。繁忙期でも片道6000円ほど。席数限定となる「とく得割」はお早目の予約をどうぞ。
また、会津若松~郡山間はJRが毎時1本程度運転(普通or快速で66~75分ほど)されていますが、同区間は高速バスも毎時2本運転(85~90分)運転されており、激しい競争が行われています。
乗換案内によってはなかなかJRの検索結果が出てないこともあります。
磐越西線は新潟と郡山を結ぶ長距離輸送に主眼に建設されたこともあり、郡山市街での駅数が少なく線路自体もやや中心街から離れています。
その一方、高速バスは市役所や主要な学校等を経由するルートを取っていることもあり、地元の普段利用的にはそちらの方が便利なのかもしれません。
JRの方はかつては特急あいづ号が上野発着の直通列車が運転されていましたが、現在はその流れを汲む快速あいづ号が運転を継続。一部の快速に限り半室指定席も設定されています。
所要時間ではもちろん新幹線利用が最速ではありますが、運賃、乗換の手間、そして着席保障などを考えると高速バスは手強いライバルであり続けるでしょう。
こういった対抗のためにも、SATONOのような観光列車を投じることはJRにとっては必要なアプローチだと言えます。(欲を言えば、2両では短すぎて取りこぼしてる感がある。3両運転できないものか)
また、今回のように目的地が喜多方であるにもかかわらず、列車の大半は会津若松止まりなのでここでも乗り継ぎが必要となります。(駅の構造上、喜多方へ直通運転するには会津若松で方向転換・スイッチバックする必要があるのです)
たしかに会津若松~喜多方間の区間列車もいくつか設定されていますが、それでも全列車と接続しているわけではありません。2時間ほど列車が無い時間帯もある上、路線バスも鉄道よりかなり時間がかかるため、悩み所です。
どうしても乗継の都合が悪い場合はタクシーやレンタカーを使いましょう。お土産屋等は会津若松駅周辺の方が充実しているため、そちらで時間を使うのも一手です。
喜多方と題打ちつつ、到着前に長々と語ってしまいました。
後編では喜多方市内での話を中心に書きたいと思います。